前市長が不祥事で退いたにもかかわらず後継と目されていた候補がそのまま出馬すれば、こうなることは薄々分かっていたのだが、それにしても衝撃的な結果である。
市議を2年ちょっとやったばかりの31歳の新人が、市長の座に就く時代が来るなんて、かの市の市長ポストが自治省出身者の指定席のようになっていた数年前には想像もできなかったことだ。
何かとしがらみの多いこの国では、“若さ”が生きるのは当選するまでで、ここから先はむしろ若さに足を引っ張られることの方が多いような気がするから、自分としては「同情」の念を禁じ得ないのだけれど、誰しもができるわけではない経験をあの若さで味わえる、という点に関しては、ちょっと羨ましく思ったり。
ま、凡人は、今自分にできることをやるしかないんだけれども・・・。