日本郵政グループが需要喚起のために必死になって流している小栗旬のCMのせいか、今年の年末は、
「住所教えて下さい」
と聞いてくる人が多い。
自分が新入社員の頃は、まだローテク時代、かつ個人情報鈍感時代だったから、住所の入った「緊急連絡網」などの紙が普通に職場に出回っていて、いちいち人の住所を確認する必要もなかったのだが、最近ではあえて聞かなければ隣の席の社員の住所も分からない。
ゆえに、こういったCMと、それを受けた「住所教えて」コールが流行することになるんだろうけど・・・
正直、これを聞かれると教えないわけにはいかないし、ついでに相手が住所を教えてくれたら聞かないわけにはいかない。
で、教えた以上は、当然年賀状が来ることを予想しないといけないので、元々出す予定がなくても用意しないといけない・・・(というのが筋なはず)。
年賀状は「遠くにいる人」に出すもので*1、大晦日の数日前まで顔を合わせていて、三が日明ければ顔を合わせるような相手にわざわざ出すようなものじゃない*2、というポリシーの筆者にとっては、これはいささか難儀な事態である。
「虚礼廃止」運動と、「個人情報保護厳格化」の流れのおかげで、最近では年賀状を出さない口実もいろいろとひねり出せるから、ここ数年は、印刷に回す枚数も“現状維持”のままで推移していたのだが、うーん、どうしたものか。
とりあえず、去年までやり取りをしていないほとんどの方に対してはメールでの返礼になってしまうと思うが、それでよければ聞いてくれ、ってところだろうか(面と向かってはなかなか言いにくいけど(苦笑))。
ドコモあたりでJPに対抗してCM打ってくれればいいのに・・・*3。