昨年の米国市場で、不振にあえぐGM、フォードを押さえて快進撃を続け、年間の個人向け販売台数でも初の首位に立った、と報じられたばかりのトヨタが、品質問題で思わぬ窮地に立たされている。
「カローラ」など8車種の販売停止に続き、今度は、新時代の看板車「プリウス」に関し、安全を重んじる自動車メーカーにとっては致命的な箇所、ともいえるブレーキに、不具合が発生していることが報じられた。
“米国市場でのシェアNo.1”という聖域に足を踏み入れてしまったことで、必要以上に風当たりが強くなっている、という事情はあるのだろうが、これだけいろいろと出てきてしまうと、単なる“やっかみ”として片付けるわけにはいかなくなる。
頂点に立てば、後は没落するだけ。
それは、昔からいろんなところで言われていることだし、“トヨタの春”が長く続くわけではない、ということは、冷静な人間なら、皆予感していたことだと思うのだが*1、それにしても、こんなに早く没落のときが訪れるとは・・・*2。
これまで散々“トヨタモデル”を称賛してきた某紙が今後どのような論調に転回するのか(苦笑)、という点も含めて、今後の、三河のなんたら・・・の行く末を見守りたいと思う。