必要なのは先見の明。

今年も日経紙の広告版で公表された「2010年就職人気ランキング」。


総合ランキングは、

1→東京海上日動火災保険
2→三菱東京UFJ銀行
3↑三井住友銀行
4↑日本生命保険
5↓全日本空輸
6↓JTBグループ
7↑三菱UFJ信託銀行
8↑東海旅客鉄道
9↑三菱商事
10↑三井物産

となっている。


全般的には、昨年の傾向(http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20090223/1235432805)と同じく、相変わらず金融志向が根強い上に、生保や商社までトップ10内に復権してきた。


これってまさに、バブル時代のランキングを彷彿させる旧態依然とした並びなんじゃないか・・・と思ってしまうのは自分だけだろうか。


「規模」とか「一流」とか「安定」を求めるのは大いに結構なのだが、そういった志向と↑に出てきている企業がマッチングしているとも思えない*1


ちなみに、同じような志向を持つ学生が多かった昨年のランキングで、「日本航空JAL)」が16位にランクインしていた、というのはなかなか興味深いデータなわけで・・・*2


前記ベスト10に入っていない企業(ヘタをするとベスト100にも入っていない企業)の中にも、5年や10年では揺るがないくらいの安定した基盤と、将来性豊かな事業を抱えている会社はたくさんある。


これからの時代を担う就活生の方々には、時代の一歩先を読む、冷静な視点を持つことをお勧めしたい。

*1:ベスト10に入っている企業の中には、見かけによらず、吹けば飛ぶような状況に陥っている会社も混じっている・・・。

*2:今年はさすがに順位を下げたが、それでも昨年11月から今年1月にかけて行った調査だったゆえに、未だに75位にランクインしている。

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