BLJ渾身の特集

発売からしばらく立っているので、多くの方はもうご覧になっているのではないかと思うのだが、『Business Law Journal』の最新号(4月号)の特集がなかなか魅力的なものになっている。


題して、「弁護士との関係はどう変わったか」。


BUSINESS LAW JOURNAL ( ビジネスロー・ジャーナル ) 2010年 04月号 [雑誌]

BUSINESS LAW JOURNAL ( ビジネスロー・ジャーナル ) 2010年 04月号 [雑誌]


法務部長の覆面座談会に始まり、アンケートに基づく「実態調査」、メーカー法務部長氏による「ベテランが教える「困った弁護士」との付き合い方」など、企業サイドの実務者にとっては有難い記事が続いており、その内容もなかなか示唆に富んでいる。


特に最後の「付き合い方」の記事は、「高齢の顧問弁護士の切り方」にしても、「コストパフォーマンスの悪い事務所への対応方」にしても、企業サイドの担当者の安易さに警鐘を鳴らしつつ、ためになるテクニックを披露されていて、かなりの好記事だと思う*1


「研修を知名度だけで依頼するのは危険」といったあたりのくだりなんかも、かつては身に染みて思い知らされたものだ*2


こういう思い切った特集を組めるのも「BLJ」ならでは。


あの「NBL」が不祥事疑惑で揺れている今は*3、読者層拡大の絶好のチャンスだけに、編集部の方々がますます奮闘されることを願っている。


なお、4月号の目次は↓
http://www.businesslaw.jp/contents/201004.html


奥邨弘司准教授のインタビュー記事や、福井健策弁護士の「Author's Voice」などもあって、上記特集以外の記事も、引き続き充実しているところである。

*1:これくらいの話は、長く法務をやって弁護士と付き合っていれば、誰でも何となくわかっている話なのだが、それが“活字”になったことに、大きな意味があると個人的には思っている。

*2:「研修に多忙な弁護士」が「資料を使い回したり、十分な準備もせずに本に書いてあることをつぎはぎしただけで終わらせてしまう」ことはとっても多い。心ある会社の担当者であれば、人気ランキング上位に来るような有名弁護士に、社内研修の講師(精神論的講義ならともかく、ある程度実務者向けの講義を想定している場合は特に)を安易に頼むべきではない、という教訓をしっかり引き継いでいく必要があるだろう(笑)。

*3:なおNBL問題については、http://www.shojihomu.co.jp/oshirase/20100223.pdf参照のこと。この件については、当ブログでも追ってコメントする予定である。