W杯が始まって6日で、各グループの初戦が全て終了した。
思ったよりは順当、といった感はあるが、それでもビッグサプライズはいくつか起きている。
最大のジャイアント・キリングは、予選無敗、連勝街道を邁進していた“無敵艦隊”を堅守で凌ぎきったスイスだろうが、東アジア勢の健闘も目立つ。
我らがサムライの初戦の“プラン通り”の勝利を称えるべきなのはもちろんだが、韓国はギリシャ戦で鮮烈なインパクトを残したし、北朝鮮もブラジル相手にシュート26本を浴びながら2失点にとどめ、しかもチョン・テセが自慢の強引なドリブル突破であわや、というシーンを演出するなど、次戦以降に希望をつなぐ戦いをしていたのではないかと思う。
旋風を起こすと期待されていたアフリカ勢が、ガーナ以外あまり元気がない、というのが気になるところではあるが*1、やはりいつもとは違う大陸で開催されている大会だけあって、伝統的な序列(特に欧州)を破壊するような不気味な流れはあるような気がする*2。
まだまだリーグ戦は続くだけに、ちょっとした期待感を持って、今後の試合を眺めていくことにしたい。