何とももったいない・・・

オランダ戦終了。0対1。
「善戦」という言葉で片付けるにはもったいないくらい、いい試合だった。


特に前半は、ボールこそ持たせていたものの、スナイデルファンペルシファンデルファールトといった世界クラスの選手たちにほとんど決定的な仕事をさせずに、逆に少ないチャンスを効果的に生かして、何度かゴール前のチャンスを演出。


後半に入っても、30分過ぎるくらいまでは、スナイデルの一発以外に決定的なシーンはなかったと思う*1


シュート数は、オランダの7本に対し10本。直接FKの数でも、CKの数でも相手を上回る、戦前には予想だにしない大健闘だっただけに、「最少得点差での負け」とはいえ、かなり悔しい。


正直、日本がCKで攻め続けた時間帯の相手DFの動きなんかを見ていると、高さ以外はJリーグとほとんど変わらんじゃないか・・・という印象だったし、加えてサイドバックの一人は前半で松井の幻惑ドリブルに振り回されてイエローをもらっていた、という状況だっただけに、岡田監督が交替で入れる選手のチョイスをもう少し工夫していたら、終盤もっと劇的な展開になる可能性もあった*2


試合前に載せたエントリーにも書いたように、既に勝ち点3を取っている状況で、一番格上のチームと当たっているのだから、合計の得失点差をマイナスにさえしなければ御の字だったのは間違いない。


この後のデンマークカメルーン戦で、万が一引き分けになろうものなら、最終戦を残して日本が一気に有利なポジションに立つことになるし、デンマークが順当に勝ったとしても、今日の試合で2点以上の差を付けない限り、得失点差で依然日本が有利なポジションに立つことになる。


だから、今日の敗戦に過剰反応する必要はないのだけれど・・・


やっぱり、代表の次の試合が始まるまでは、「惜しい」の思いがしばらく消えることはないだろう、と思っている。

*1:初戦でデンマーク守備陣を混乱に陥れたエリア選手も、ポジションチェンジしてまで張り付いた長友選手がほぼ完璧に封じていた。(味方を恐怖に陥れる)変な足技さえ見せなければ(苦笑)、世界レベルと称しても過言ではないくらい、今大会での長友選手の活躍は素晴らしい。

*2:いくら松井選手の運動量が落ちていたとはいえ、ボールを持たせるとすぐ奪われて味方をピンチに陥れるような元・ファンタジスタをわざわざ投入する必要があったのか。長谷部を下げたのも同じ。あれでバランスが崩れて格段にピンチが増えた。リスクを取ってFW2枚を入れるのは一応理解できなくもないが、それならなんでドリブル突破できる森本選手を入れない・・・?と、今日の選手交替は疑問だらけだった。結果的にスコアが変わらなかったから良かったようなものの、一歩間違えれば中途半端な交替で大量失点につながる恐れすらあった、リスキーな采配だったと思う。

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