空気を読まないフランス人。

チーム内の内紛でアネルカ追放、反旗を翻したエブラ主将などレギュラー選手が大幅にスタメン落ち、と、どうしようもない状態だったフランス。


しかも前半でグルキュフが一発レッド、ときたら、あとは地元南アフリカの大逆転決勝T進出をサポートするだけ・・・というところだったのだが・・・。


前半から後半開始20分くらいまでの間に、散々チャンスがありながら決め切れなかった地元チームの不甲斐なさに堪忍袋の緒が切れたのか、それとも、最後の最後で存在感をアピールしたかったのか、空気を読まないフランスの抵抗は思いのほか激しく、結局南アフリカの大量得点&大逆転ベスト16は叶わぬ夢となった。


フランスとて、10人で、しかも攻撃は実質的にリベリー、マルダ、アンリだけ、という状況であそこまで抵抗できるのであれば、勝ち点1で敗退する必然性はなかったようにも思えるのだが、それもまたワールドカップ、というべきなのだろうか。



欧州勢にとっては明らかに逆風が吹いている今回のW杯。


かといって、地の利があるはずのアフリカ勢が、世界を驚かすような強さを持っているわけでもない、という不思議な状況下*1、グループリーグの最終戦でどんな激闘が展開されるのか。グループB以降の試合にも期待しているところである。

*1:今大会はアフリカ勢以上に中南米の躍進が目立つ大会になっている。

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