北大サマーセミナー

昨年ご紹介した北海道大学のサマーセミナーだが*1、初回から大盛況だったようで、今年も開催されるはこびとなったとのこと。


今年のテーマは「最新の知的財産訴訟における実務的課題―特許法をめぐって―」ということで、著作権法、商標法中心だった昨年とはうって変わって、特許法のメイン論点中心のプログラムになっている。

対象
知的財産事件に携わる実務家(弁理士、弁護士、企業の知的財産部員等)
期間
2010年8月7日(土)〜 8月10日(火)
[午前]10:00-12:30 [午後]14:00-16:30 (質疑応答、休憩を含む)
※一部の講義のみを選択して受講することも可能です。
場所
北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟 2F 203号室
[MAP]
受講費
無料
※本センター運営のための「研究奨励寄附金」へのご協力をお願いしております。
講師
田村善之(北海道大学情報法政策学研究センター長・大学院法学研究科教授)
三村量一(長島・大野・常松法律事務所 弁護士、元知的財産高等裁判所判事)
吉田広志(北海道大学大学院法学研究科准教授)
講義日程
日時 講義テーマ 講師 単位数
8月7日(土)
午前 特許法(総論) 田村 2
午後 特許法(均等侵害) 三村 2
8月8日(日)
午前 特許法(消尽) 三村 2
午後 特許法(間接侵害) 田村 2
8月9日(月)
午前 特許法(損害賠償) 田村 2
午後 特許法職務発明) 吉田 2
8月10日(火)
午前 特許法(補正訂正) 吉田 2
午後 特許法(医薬品) 吉田 2

相変わらず受講費無料というのは有難い限りだし、東京地裁知財部の部総括判事、知財高裁判事として一時代を築かれた三村量一弁護士が、均等侵害と消尽、という、“ここぞ”という分野*2で講師を担当されているのも興味深い。


申し込み等の詳細については、大学のHPで直接ご確認いただければ、と思うが(http://www.juris.hokudai.ac.jp/riilp/events/seminar/summer10.html)、またとない機会だけに、取り急ぎ、満員御礼になる前に申し込まれることをお勧めしたいところである。

*1:http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20090719/1247972087

*2:ボールスプライン事件最高裁判決の調査官解説を書かれたのは他でもない三村弁護士だし、キヤノンインクカートリッジ事件の知財高裁判決にも関与されている。

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html