ビバ!中山祭り!

あんまり期待はしていなかった今年の凱旋門賞だが、なんとなんと、ナカヤマフェスタ(牡4)が歴史に残る大激走。
英ダービーワークフォースをゴール前ギリギリまで追走し、惜しくも敗れたものの、エルコンドルパサー以来、11年ぶりの2着に入った。
中山競馬場で行われた秋最初のG1が“香港祭り”になってしまった憂さも*1、これで晴れることだろう。

ちなみに、ナカヤマフェスタといえば、3歳時は、三冠レース全てに出走したのに一度も3着以内には入れず、4歳になって宝塚記念でG1タイトルを取ったといっても8番人気の低評価。

前哨戦のフォワ賞で2着に入った、といっても6頭立てのレースに過ぎなかったから、凱旋門賞で高評価を受けるまでの馬ではない、と思っていた。

国内ではほぼ無敵を誇ったあのエルコンドルパサーが、フランスに半年近く乗り込んで調整しても、厳しいマークの前にどうしても1着が取れなかったレース。
全盛期とは言わないまでも、決してピークは超えていなかったディープインパクトですら、3着が限界だったあのレース*2で、落ち目と言われて久しい日本調教馬が、しかもそんなにぱっとした実績がないこの馬が堂々の2着に食い込むとは・・・。

自分が見たのは速報で流されたゴール前のシーンだけで、スタートからゴールまで全部見たわけではないから、何とも言えないところはあるのだが、今回も人気薄だったようだし、エルコンドルパサーやディープと比べて、現地の馬にあまりマークされなかったのが良かったのかもしれないな・・・、とも思うところ。

あわや大金星、というところで僅かに届かないのが、ジリ脚で鳴らした父・ステイゴールド譲りのように思えて何とももどかしいのだが、名前に反して東京コースでもかなり走れるタイプだけに、これから日本に帰り、是非東京の2400mでライバル達を迎え撃ってほしいものだと思う。

*1:しかもお世辞にも現地の一級馬とはいえない馬だったのに・・・。

*2:結果的には失格。

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