2つの日韓戦

初戦のアルゼンチン戦に、A代表史上初めて勝って名を挙げたザッケローニ・ジャパン。

2戦目の韓国戦でも、敵地での試合ながらなかなかの出来だったようで、メディアの評価も依然として高いレベルで保たれているようだ*1

今、日本代表が充実しているように見えるのは、元々潜在能力のあった若手が、W杯の大舞台でベスト16に残る、という大きな経験を積んで自信を付けたゆえ、であって、この2戦の結果を、新監督の成果、というのはいささか勇み足に過ぎると思うのだが、後任監督選びで一時混迷を深めていた時期もあったことを考えると、船出としてはまぁ上々、というべきなのだろう。

個人的には、A代表同士のドローの陰で、「U19日本代表が韓国代表に2点差を一気に逆転されて負けた」という衝撃的な試合があったことを忘れてはいけないと思うし(しかも、件の親善試合の前の日だ)、W杯後のご祝儀ムードが残った状況での親善試合の結果より、ワールドユースの「アジア予選」を勝ちあがれなかった、という事実の方が、もっと危機感を持って取り上げられるべきだと思うのだけれど・・・(まぁその辺のメディアの安直さはいつものことだから仕方ないわけで)。

*1:ナビスコ杯の決勝戦を控えて駒野選手を失ったジュビロサポーターにとっては痛いことこの上ない試合だったろうけど。

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