自分のブログには、時々ブランクになったままの日付が残る。
仕事が張っている時に、夜遅く帰ってきて書き込む暇がない、というのが一番の理由なのだが、まとめて読みこんだ新聞記事だとか、判決だとか、雑誌の記事などに対するコメントを後から書き込むために空けておくことも多い。
だが・・・
この2011年3月11日、という日付に入るエピソードは、ただ一つしかない、と思うから、間違って後から場違いな記事で埋めてしまわないように、ここに書き残しておくことにしたい。
つつがなく日々を過ごしていた多くの善良な人々の命が一瞬にして失われ、より多くの人々がこれまで何十年もかかって築き上げてきた財産の多くが一瞬にして奪われてしまったこの日を、決して忘れることがないように・・・。
命を落とされた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げたい。
そして、いつか、この日のエントリーとその後の泣きそうな気分で書いている日々のエントリーを振り返ったとき、「あの時はどうなるかと思ったけど、良かったね」と言えるような時が来ることを今は願うのみである。