2年ぶりに有馬記念予想。

この一年の間に、いろいろあった競馬界。
気が付けばもう有馬記念・・・という感が強い。

このブログに週末の競馬の予想を書くと、大抵外れる、というジンクスもあるのだが*1、ここは、これまでの馬券無精をJRAに詫びつつ、思い切って書いてみる。

「最後に笑うのは、トーセンジョーダン

普通の年なら、その年の三冠馬が出てくれば、まず手堅く連軸に押さえる、というのが常道だった。
かつてはシンボリルドルフナリタブライアンが3歳(旧4歳)の有馬記念を堂々制覇しているし、ハーツクライに足元をすくわれたもののディープインパクトも2着はちゃんと確保している。

だが、今年は、該当馬のオルフェーヴルが、三冠は三冠でも「中山競馬場でクラシックを走らずに達成した三冠」というイレギュラーな状況になっているゆえに難しい*2

関西での他のレースを見る限り、右回りのコースに難はなさそうだし、過去には中山でもマイルの芙蓉Sで一応2着に入った実績はある*3

ただ、中山競馬場は、コース適性がかなりものをいうコースだけに、中山芝4戦3勝(負けた1戦は昨年の有馬の5着)のトーセンジョーダンや、昨年の有馬記念馬、中山芝4戦負けなしのヴィクトワールピサと比べてどうか・・・という思いは残る。


また、もう一頭の主役、ブエナビスタの取捨選択にも迷うところ。

こちらの方は、過去のデータに従うなら、「JC最先着の牝馬は切れ」という鉄則に従って馬券対象外とみるのが常道。
ただ、これだけのドラマを抱えた馬(しかもレース後に引退式まで控えた馬)を無下に扱うと後で後悔する・・・ということもあり*4、後ろ髪を引かれるところはある。

他にも、先に挙げたヴィクトワールピサが歴史的な復活走、2年連続Vを達成する可能性とか、勢いのあるレッドデイヴィスが大駆けする可能性とか、頭数が少ない割には波乱の要素が詰まった難しいレースになってしまっているのが、今年の有馬記念

いろいろ迷ったあげく、JCでいい思いをさせてもらったトーセンジョーダンにもう一回! というのが、↑に書いた最終決断のココロなのであるが、ここに書いてしまった以上、さてどうなるか・・・。


泣いても笑っても、今年の中央競馬、最後の一日。
このご時世でも必死に日本競馬を支えている多くのファンの皆様が、悔いなく一年を終えられることを願うのみである*5

*1:一番ひどかったのが、2年前のhttp://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20091226/1261848778とか。

*2:三冠馬の能力が絶対的に信頼できるのは、タイプの異なる3つの競馬場でタイトルを獲得していることによるのであって、東京コースで2度G1を快勝した、という事実だけでは、中山のトリッキーなコースの適性があるのかどうか、見定めがたい。

*3:ホエールキャプチャに負けたことをどう評価するか、という問題はあるが・・・。

*4:引退式を控えた馬は勝てない、と言われているが、それを信じてディープを切って泣いた過去もあるので・・・。

*5:なお、蛇足だが、深夜の「うまプロ」で、篠田麻里子がお別れの挨拶をしているのを見て、ちょっとした感慨に浸ってしまった・・・というのは、ここだけの話。2年前に彼女が登場した時、AKB48はまだ国民的大ブレイクの域には達していなかった。ゆえに、自分の中では、「AKBの篠田」ではなく「篠田さんがいるAKB」である。未だに。

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