毎年購入していた『知財年報』が、今年はなかなか発行されないなぁ・・・と、書店の別冊NBLのコーナーに行く度に首を傾げていたのだが、年明けに弁護士会館地下の知財書のコーナーに行き、たまたま並んでいた本を見て、実は自分がとんでもない思い違いをしていた、ということに気付いた。
- 作者: 高林龍,三村量一,竹中俊子
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2011/12/09
- メディア: 単行本
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なんと、タイトルも装丁も大胆に改め、日本評論社から出版されたこの本こそが、毎年恒例の『知財年報』の後を継ぐ一冊だったのだ・・・!!
発行から1ヶ月も経って気付くとは、間抜けというほかないし、“続き物”を買い続けて、きれいに揃った背表紙を書棚に並べることに生きがいを感じている自分としては*1(しかも第1号からこの年報を買い続けてきた自分としては)、このあまりに“過激”な変化が少し残念な気もするのだが、そこら辺は“大人の事情”もあるのだろう。
まだ中身の方は、そんなにじっくりと読んではいないのだが、中のレイアウトもだいぶ変わっているし、特集記事の編集も去年までよりも力が入っているのかな、と思うところ。
まぁ、毎年このタイプの一冊が出ることに価値がある、というのは間違いないところなので、今後は、このタイトルとこのタイプの装丁がしばらく続いてくれることを、早稲田の杜に向かって頭を下げつつ、祈ることにしたい。
*1:最近は、どのシリーズも横に並べられずに、床上で縦に積んでいくほかない状況になりつつあるが・・・。