風は吹いている。

ここ1,2週間の雰囲気からすると、年内もあるかなぁ・・・とおぼろげながら思わせていた総選挙が、とうとう現実のものとなった11月14日。

いつでも政権を批判するのが好きなメディア(苦笑)は、あまり素直にほめないが、解散先延ばしムードが漂う中で、意表を突いて党首討論で“切り札”を投入し、デッドロックに陥っても不思議ではなかった国会運営の流れを一気に手元に引き寄せた野田総理の戦略は、実にお見事であった。

これで、無事、16日に解散の万歳三唱がなされれば、バッヂを持つ「先生」方が全国各地で走り回る・・・という、文字通りの“師走”を迎えることになることだろう。

当然ながら3年前の反動もあり、今の政権与党にとって楽な戦いになることはありえないのだが、今年に入ってから長年この政党を悩ませていた“不純物”というか“憑き物”がパタパタと剥がれていったこともあり*1、都会の若者好みだった、かつての“斬新っぽさ”や“潔さそうな雰囲気”を取り戻すことができれば、あながち全く勝ち目のない戦いになることもないような気がする*2

ちなみに、自分は、昨日のニュース速報を聞いた時から、某国民的アイドルグループの曲が頭の中を駆け巡っている。

この変わり果てた 選挙区の空白に*3 言葉を失って 立ち尽くしていた
何から先に手をつければいい? 絶望の中に 争点探す*4
どこかに 神がいるなら もう一度 新しい政府を この国で拓かせてくれ*5
それでも未来へ 風は吹いている 頬に感じる “維新”の息吹*6
それでも私は 強く生きていく さぁたった一人 支持者を集めることから始めようか?*7

 
前評判通り、北風に吹き飛ばされて散るのか、それとも、再び奇跡の追い風が吹くのか・・・。
どちらにしろこれからの1ヶ月、一筋縄ではいかないのは間違いない。

*1:トップの座を退いてからもお騒がせばかりの北の方の怪鳥がいなくなれば、もっと美しい姿になるのだけれどw。

*2:この点、評判の悪い“チルドレン”を抱え込んだまま大惨敗した前回の自民党とは、ちょっと様相が異なる。

*3:小沢一派も抜けたし、これから離党者が続々出ることが予想される中で、現在の与党でありながら、候補者を立てられず、不戦敗となってしまう選挙区が続出しそうな悪寒・・・。

*4:原発か、TPPか、それとももっと本質的な何かか。与党も野党も、“脱小泉的な何か”を競い合っていた前回の選挙に比べると、政策論的には今回の方が多少はマシになるんじゃないかと期待したいところだが・・・。

*5:仮に民主党が、徳俵で比較第一党に踏みとどまったとしても、どこかと連立を組むことは避けられないし、これまでの3年間との継続性、という意味ではだいぶ様相を異にする政権になることは明らかだろう。

*6:一時期、一気に勢力拡大するかのような雰囲気を見せていた“第三極”勢力だが、少なくとも関東圏ではまだ“息吹”レベル。公示前にゴシップを連発した挙句、1か月後にはフェイドアウトしている可能性もないとはいえない。

*7:今回の選挙は、これまで以上に“集票マシン”が機能しない選挙になると思われるので、最後の最後は、辻立ちの回数が勝敗を分けるんじゃないかな、と思うところ。