ここのところ、月末でも何でも、つぶやき系の記事を書くたびにつらい、つらい、と言ってるような気がするが、この1,2カ月は特に・・・である。
何がつらいかと言えば、一番は、やはり「インプット」の時間がほとんど取れないこと。
「法務」といえば、曲がりなりにも「知識」が一つの武器になる仕事だから、良質なアウトプットを生み出すためには、日頃から知識を適度にインプットして頭の中で整理しておく、という準備が欠かせない。
そして、元々は、平日、日中からゴールデンタイム(苦笑)にかけての仕事がどんなに忙しくても、プライムタイムなり、休みの日なりに、情報を仕入れ、知識を蓄積する、という時間をなるべく取るようにする、というのが、長年積み重ねてきた自分のスタイルだった。
それがどうだ。
ここ数か月、定期購読している法律雑誌は袋に入ったまま。
その時々のニュースから拾った一次資料はプリントアウトしたまま「古紙」の域に近づいているし、最新の裁判例のサイトにはかれこれ半年近くアクセスできていない。
これまでは、そういう状況でも、社外の会合に顔を出した時に親切な人が要約解説してくれたり、SNSで何となく状況を把握したり、ということで何とかしのいできたのだが、昨年くらいから社外の会合に顔を出す機会も極端に減っているし*1、各SNS情報源にアクセスするのも、良くて週に1回、酷い時は1カ月くらいアクセスが途絶えてアラートが来たりもする・・・。
本業でのアウトプットに集中する、というのを心の中で言い訳にして、ブログでのアウトプットがおざなりになって久しい中、仕事でのアウトプットすら覚束なくなってしまうのでは・・・という恐怖感が常に隣り合わせになりつつある。
既に自分の仕事にフルキャパを投入している中で、さらにあれこれ手を出して心身に変調をきたすくらいなら、辛うじて確保したすき間時間は休養に充てよう(そして、その次には仕事から縁遠い「趣味」で頭を切り替えよう)、という発想の切り替えが、今の状況を生み出している最大の原因だったりもするので、おかげさまで見た目ハードな状況の中でも、心身の安定は保てているのだけれど、やっぱりこのままではいかんよね・・・という思いは募るわけで。
これまでに蓄積した知識の“貯金”と、それなりの経験ゆえの直感で何とか切り抜けている今の状況から、一歩でも抜け出すために何ができるか、ということを、ちょっとでも考える時間を確保する、というのが目下の最大の課題だけに、さてこの夏どうするか・・・。
以上、仕事の波に切れ間が訪れることを期待しつつ7月最後の週に飛び込んでいく、しがない企業法務戦士の午前2時過ぎのつぶやき。
いつか、このスパイラルから抜け出せる日が来ると信じてやまない。
*1:そもそもプライベート色の強い会合の予定を入れたくても、ほとんど先の予定が立たない、というのが実情である。