有馬記念の後に訪れた、中央競馬最後の開催日。
昨年は、ルメール騎手がまさかの0勝で200勝の大台を逃す、という“波乱”もあったので、今年も若干の不安と期待をもって見守っていたのだが*1、蓋を開けてみたら、年間史上最多勝にリーチをかけていたルメール騎手が4レースから順当に4つの白星を積み重ね、堂々の最多勝記録更新*2。
メインのホープフルSも、断トツ1番人気のサートゥルナーリア以下、人気馬が軒並み好位置をキープし、最後は早めに先頭に立ったアドマイヤジャスタ&ルメール騎手と、インから馬群を絶妙に捌いたサートゥナーリア&M・デムーロ騎手の一騎打ちの末、1番人気、2番人気で順当に決着する形となり*3、有馬の失敗をホープフルで取り返す、という去年の再来を願った馬券愛好家にとっては、実に残念な結末となってしまった。
今年は今年、来年は来年。
だから、ホープフルSの勝ち馬が同条件の皐月賞で全く勝てないのと同様に、一年の傾向をストレートに反映したようなこの日の結果が来年にそのまま持ちこされるとは限らないのだけれど、今年最後の数か月を見て、日本人騎手の上位2人(戸崎騎手115勝、福永騎手103勝)の勝ち星を合計しても、ルメール騎手の勝ち星とほとんど変わらない、という状況はそうそう変わらないのかな・・・という感情を抱いてしまっているファンは多いと思われるだけに*4、まずは新年の計、「金杯」から何かが変わることを願うばかりである。
*1:http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20181223/1545630630参照。
*2:215勝、というキリの良い数字。来年以降、モレイラ騎手、M・デムーロ騎手とのつばぜり合いもより厳しくなることが予想される中で、ルメール騎手本人といえでも、この数字を塗り替えることは早々簡単なことではないだろう。今後この数字を超える騎手が出てくるのかどうか、自分には想像もつかない。
*3:ついでに言えば実績の割に人気が伴わないニシノデイジーが、今回もきっちり追い込んで馬券に絡み、1~3番人気による鉄板決着で落ち着いた。
*4:これは騎手の技量もさることながら、馬主、厩舎サイドの意向に強く影響される話なので、今の潮目はそう簡単に変わらないかな、という気はする。