最悪の一年の最後の日に。

とうとう、暦の上では2018年最後の日を迎えることになってしまった。
このタイミングになると、例年、何かしらの振り返りはしているのだけど、今年は昨年に輪をかけて、振り返るのも嫌になるくらいの“内憂”続き。
狭いコミュニティのコントロールにもがき、内心の葛藤と戦っているうちに、あっという間に日が過ぎてしまった、というのが現実である。

仕事の成果はそれなりに、というか、ここ数年では一番といってよいくらい目に見える形で挙がっていたし、会社を離れても自分個人としてはいろいろと新しい挑戦ができた一年だった。だから、客観的には「良い年だったな・・・」と左団扇でこの日を迎えられても不思議ではないのに、それができない悔しさ。

外側からは窺い知れないような棘が心に刺さったまま年を越すのは何とも残念なことではあるのだが、これまで自分のモチベーションを辛うじて支えていた「組織の中だからこそできる」とか、「組織で何かを成し遂げることに意味がある」といった幻想をきれいさっぱり捨て去ることができた、という点で、来年以降の自分自身の選択の可能性が広がったのも確かなわけで。

後から振り返った時に、今年のちょっとした出来事が更なるブレイクスルーにつながるターニングポイントだった、と言えるかどうかは、新しい元号に切り替わる頃の自分の選択にかかっている・・・そんな強い決意とともに、新しい年を迎えたいと思っている。


なお、そんなこんなで、今年も外の世界の動きは意図的にスルーすることが多くなってしまっていたのだが、「革命」とか何とか威勢の良い言葉が飛び交っていた割には、昨年のBuzzワード「テック」と同様、結局のところ何ら本質的な変化は起きていないように思えることに、安心半分、心配半分、というところ。

自分が何とかしてやろう、なんて大それたことは全く考えてはいないのだけど、この業界で20年近く飯を食わせていただいていた者として、おかしな方向に向かいそうになったら蟷螂の斧で立ち向かうことくらいはしないといけないのかもしれないな・・・と*1

*1:もちろん、その時々の流れでどう立ち回るかは、気分次第というところでもあるのだけれど。

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