出てくればダントツ一番人気間違いなしだったダノンプレミアムが出走を回避した時点で、そして午前中のレースから馬場がいつになく重く感じられた時点で、この結末を予想すべきだったのかもしれないけど、それにしても・・・だった今年の皐月賞。
自分は、去年、アルアインに痛い目に遭わされた記憶が生々しく残っていたこともあって、今年はおとなしくジェネラーレウーノの逃げ粘り期待複勝だけ、ひっそり買って眺めていたから、結果的には万々歳*1なのだけど、やっぱりクラシックの一冠目がこれだと大丈夫かな?という気になってしまう。
最速の脚で追い込んできて負けてなお強し、だったステルヴィオ*2とかキタノコマンドールはともかく、ダノンの次、と見られていたワグネリアンの負け方は正直理解不能だし、本来ならこのレースには強いはずの共同通信杯馬・オウケンムーン、一応G1タイトルを持っているタイムフライヤーあたりもほとんど見せ場がなかったのを見てしまうと、まさに去年のデジャブー。
オルフェーヴル産駒のエポカドーロが、前週のライラックの仇を打って、種牡馬の世代交代をアピールした、という見方もできるし、先行して二の脚を使ったスプリングSのレースをちゃんと見返しておけば、今日の好走だって十分予測できたのかもしれないけど*3、ダービーまで勝てるのか?というと・・・
去年、レベルが低いと言われながら、結果的には世代上位の前評判通りレイデオロ、スワーヴリチャードといった馬たちが上位に来て、その後古馬になっても活躍していることが証明しているとおり、ダービーになれば、真の実力馬たちが順当に馬券に絡む、そう信じて今日スポットが当たった馬達とは一期一会。
くれぐれも次のレースの馬柱の「前走」に惑わされないように、と誓った4月の一日であった。