前週に続いて東京競馬場の芝コース1600mが舞台となったヴィクトリアマイル。
上位人気は割れており、金曜日の発売の段階から1番人気もめまぐるしく入れ替わる展開だったが、個人的には、東京コースで先行させたときのアエロリットの凄さが印象に残っていたこともあり、迷いなく中心に指名していた。
そして、レースが始まってからも、好位から戸崎騎手が満を持して抜け出してきたアエロリットの姿を見た時は、「これは勝てる」と確信した、のだったが・・・。
空に雲こそ出ていたものの昼間の時点では「良」だった馬場は、昼下がりからの雨でこの時点では稍重に。そして、それが微妙に影響したのか、最後の直線、一番肝心なところでアエロリットは思いのほか伸びない*1。
一方、スルスルと抜けてきたのは、稍重・重で3着以内率100%だった5歳牝馬・ジュールポレール。
そしてこちらもまた悪い馬場を苦にしない“シルバーコレクター”リスグラシューが上がり3ハロン32秒台の脚で突っ込んで、勝った馬にハナ差まで迫る、という惜しい競馬をやってのけた。
もし、既に京都や新潟では降っていた雨が、メインレースの時点で東京でも降る、ということを的確に予測できていたら・・・*2と、後から悔やんでもどうしようのだけれど、これもまた競馬。
そして先々週、せめて先週の「前が止まらない乾いた馬場」だったなら、上位4頭の順位は確実に入れ替わっていただろう、と言ったところで意味がないのもまた競馬、である。
ちょっとしたファクターの変化が、結果にも大きな影響を与える。
それを改めて思い知らされた週末であった。