「14季ぶり」という事実への衝撃。

昔は熱狂的にハマっていたのにいつのまにかその熱が醒めてしまった、というものはいくつかあって、欧州のフットボールもその一つ。
かつては主要国のリーグ戦はもちろん、UEFAチャンピオンズリーグも、グループリーグから細かく追いかけていたのだけど、ここ数年は、新聞で結果だけ見て、「いつの間にかトーナメントが始まってるな~」、「今年は●●が勝ったのか~」と軽く流す程度だった。

今年(2018-2019シーズン)に関して言えば、準決勝がそれなりに劇的な展開だったこともあって、結果的に英国勢同士の対決になった*1ことくらいはフォローしていたのだが、関心度合いとしては、今朝の新聞を見て初めて決勝戦の結果を知った程度。

だが、自分が記事を見て一番びっくりしたのは、勝ち負け以上に以下のくだりだった。

「サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は1日、マドリードで決勝が行われ、リバプールが2-0でトットナムとのイングランド勢対決を制し、14季ぶり6度目の優勝を果たした。」(日本経済新聞2019年6月3日付朝刊・第32面)


リバプールのCL優勝といえば、思い出すのは、”奇跡”というフレーズが必ずついてくるACミランとの激闘。

自分は、「イタリアとイングランドのどちらのサッカーが好き?」と聞かれたら、当時も今も迷わず「イングランド」と答えるし、ましてやあの頃は闘将・ジェラード選手の全盛期。

名門ながら、なかなかタイトルに手が届かないもどかしいチームが悲願のビッグタイトル奪回まであと一歩に迫った、ということもあって、試合前は、ただひたすらリバプールの勝利を願っていたのだが、始まってみたら、開始早々に先制を許し、その後も試合巧者のミランにゲームを支配され、前半終了間際にまで余計な失点を喫してハーフタイムの時点で0-3。
深夜の中継だったこともあって、自分は早々に眠りについた*2

ところが、朝起きてみて、ネットで結果を見たら、なんとリバプールが勝っているではないか!

展開を全く予想できず、録画すらしていなかった自分の軽率さを恨みながらも*3、その日の夜は各局のスポーツニュースをひたすら見まくったし、週明けに出社して、打合せのたびに「あの試合見ました?最後まで?いいなぁ~」みたいな会話を誰彼問わずにしばらくしていた記憶も生々しく残っている。

それがもう、14年も前の話だったとは・・・。

確かに時代は移り変わり、前回の優勝時はベニテス監督の下でスペインテイストを融合させて異彩を放っていたチームは、今やドイツからやってきたクロップ監督の下でまた別の方向に進化を遂げている(らしい)し、そもそもプレミアリーグの主力チームの監督の顔ぶれを見ても、「どこの国のリーグ?」と突っ込みたくなるくらい、多国籍化が進んでいる(ように見える)。

とはいえ、前回のCL優勝時に「21年ぶり」と聞いたときに感じた「時の長さ」と、今回「14年ぶり」と聞いたときの感覚との違いが、”たった7年”の違いとは思えないくらい大きかっただけに、今朝の記事を見た瞬間から、いろいろと考えさせられるところは多かった。

まぁ、もはや時の流れていくスピードに正面から立ち向かうような世代ではない、ということは、頭の中では理解しているつもりではあるのだけど。

*1:個人的には、順当に勝ち上がると思っていたバルセロナが2ndレグでまさかの0-4敗退、ということの方に衝撃を受けていたのだが・・・。

*2:ちょうど論文答練も始まったくらいの時期だったから、週末といえども軽々に夜更かしできるような状況ではなかったのだ。

*3:その反省もあって、翌年以降しばらくの間は、CL決勝は必ず録画するようになったが、この年ほど面白い展開になった試合には残念ながら出会えなかった気がする。