この「高すぎる支持率」が半年後どうなるかなんて誰にも分からないから。

今週に入ってからずっと慌ただしい日々を過ごしていたこともあって、まさに世事に疎し、な状態になりかけていたのだが、気が付けば新内閣が発足していた。

少なくとも新聞やネットメディアを見る限り、あれよあれよという間に最高権力者の地位に登り詰めた官房長官に対するここ最近の論調は、明らかに優しかった。いや、優しすぎた

そのため、世論調査による支持率はなんと74%にまで達した日本経済新聞社テレビ東京調べ)、ということが公表され、政権発足時としては過去3番目の高さに。まさに「令和」改元以来の祝賀ムード&フィーバーが到来しているというべきだろうか。

もちろん、政権発足時の支持率の数字だけで政権を語ることはできないわけで、断トツトップだった小泉内閣はともかく、2番目があの「鳩山由紀夫内閣」というのは、新政権にとっては実に不吉な予兆だといえなくもない。

今朝になってようやく知った入閣者の顔ぶれを見ると、昨年の最後の改造内閣以上に「手堅い」という印象で、長年要石になっている副総理・財務相をはじめ、外相、経産相国交相といった主要閣僚から小泉ジュニアまで再任された方は多いし、総務相厚生労働相には仕事ができる人材を手堅く充て、ここしばらくホットコーナーのようになってしまっていた法相には、上川陽子議員を三度充てる、といった”水も漏らさぬ”布陣を見ると、一見死角などないように見える*1

ただ、万全のように思えた昨年の安倍改造内閣ですら、その後、刑事被告人に堕ちてしまった政治家を閣内に取り込んでしまっていたこと等をきっかけに、その後かなり揺らいだことからも分かるように、今の世の中、完璧な人事などあるはずもない。そして、閣僚、党役員から首相補佐官まで、地の縁、人の縁で、総理色が強く出た人事ほど危ないんじゃないかな。。。と思うところもあるわけで、ここから「最初の総選挙」までの数か月間、何が起きるか分からないスリルを味わうことができそうな気はしている*2

そして、この新型コロナ禍の下、「危機感」を前面に出していながらそれに対応した”メニュー”を示すことができていない会社、団体の姿を見せられる機会も最近多くなっているだけに、「危機的状況」であることを前提に繰り広げられようとしている様々な国家施策が羊頭狗肉になっていないか、あるいはそうならないか、ということも、この先シビアに見ていかないといけないのではないかな、と思うのである。

*1:個人的には、この半年「コロナ対策担当」として一気にブレイク(?)した西村大臣を官房長官に持ってくる、というプランもあり得るのではないかなぁ、と思っていたが、同じ官房副長官経験者でも一世代上の加藤勝信厚労相を登用し、西村大臣は再任、同世代の河野太郎前防衛相(行革相にスライド)と並んで閣内で実力を競い合わせる、というのが、何とも心憎い。

*2:与党関係者には、リーマン・ショックの影響で衆院解散をためらい、結果的に政権発足当初の高支持率を生かせずに下野を強いられた麻生内閣のトラウマもまだ残っているだろうから、総理自身がどれだけブラフをかまそうと、間違いなく今の勢いを使って年内にはカードを切ってくると思うのだが、どんなに持ち上げられていた人でも、ちょっとしたきっかけで「全国民の敵」に落とされてしまうのが今の世の中だけに、調子に乗り過ぎると痛い目に合うんじゃないのかな・・・というのが傍観者視点での率直な印象だったりもする。

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