「コロナの春」に始まり、「コロナの夏」を超えて、秋も深まってきたところで9月も終わる。
8月の末に予測していたほどではなかったが、やはり今月に入ってからの「政変」やら何やらの動きは、世の中のムードを大きく変えた。
それでもまだ世の中の話題になっているのは、一種の反動施策としての”Go To”だったりするから、秋になったところで「主役は新型コロナ」という状況に変わりはないじゃないか、と突っ込む方もいるのかもしれないけど、たぶん月が変わって、世の中それどころじゃないな・・・と思わされる出来事を2つ、3つ経験し、気が付けば「過去の出来事」になっているんじゃないかな、と本当に素直に思うところ。
”大きなインパクト”をもたらすニュースが常に幸福な者であれば世の中どれほど楽しいだろうか、と思うことはあるけれど、現実はその真逆。
世界地図上では、ここ数年ホットな話題を振りまいている国々の争いがヒートアップするだけでなく、美しい港町*1を首都に持つカスピ海沿岸の国の領土紛争のニュースまで四半世紀ぶりに耳にすることになった。よりによってこんな時に、なのか、それともこんな時だからこそ、なのか。
数年前、その国の国営墓地に刻まれた若き戦死者たちの名前を見て、同じ時代にのうのうと自由を謳歌していた我が身を少々恥じた。そして、それからかなりの歳月が流れた今となっても、遠い西方で再び墓碑が乱立するかもしれない、というこの時に何もできない自分を再び恥じている。
今、自分がこの場でできることをやるしかない。そう思っていても、海を越えて飛び出していきたくなる衝動。そういう高ぶりを抑えながら、もう少し今は力をため込む時期なのかな、と思っているところである。
今月のページビューは23,000弱、セッション15,000超、ユーザー8,000強。
終盤のネタでちょっと巻き返したところもあるが、まだまだ書き残せていないことも多々あるので、このままの勢いで年末まで走っていけるかどうか。もう一息、頑張りたい。
以下、いつもの統計も。
<ユーザー別市区町村(9月)>
1.→ 横浜市 1,178
2.→ 大阪市 729
3.→ 港区 587
4.↑ 新宿区 473
5.↓ 千代田区 459
6.→ 世田谷区 335
7.→ 名古屋市 274
8.→ 江東区 269
9.→ 渋谷区 219
10、→ 中央区 180
9月に入ったら大きく変わってくるかな?という思いは大きく裏切られ、上位の順位はほぼ不動。
そしてそのことは、「在宅勤務」の流れが不可逆的に定着しつつある、ということの裏返しなのかもしれない、と思ったりしている。
続けて検索上位。
<検索アナリティクス(9月分) 合計クリック数 1,719回>
1.→ 企業法務戦士 198
2.→ 企業法務戦士の雑感 70
3.→ 矢井田瞳 椎名林檎 22
4.圏外相澤英孝 訃報 16
5.↓ 取扱説明書 著作権 15
6.↑ 倉橋雄作 10
7.圏外 CRフィーバー 大ヤマト事件 19
8.圏外東京永和法律事務所 13
9.圏外 大ヤマト裁判 12
10.圏外 試験直前 勉強しない 11
こちらも通常の傾向と比べて、大きな違いはないのだが、今となっては懐かしい「直前に勉強しないのすゝめ」*2が浮上してきた、というのは、ちょっと嬉しかったりする。
Twitter では、今月終盤のアクセス急増の一因となった↓の記事のツイートがインプレッション15,446でトップ。
k-houmu-sensi2005.hatenablog.com
有難い限りではあるが、今は、法律時報誌の売上を減らしていないことを願うのみである。
最後に書籍ランキング。
1.法律時報 2020年10月号
法律時報 2020年10月号 通巻 1156号 動産・債権等を目的とする担保――立法に向けての課題
- 発売日: 2020/09/26
- メディア: 雑誌
2.コウペンちゃんとおべんきょうする『幸福論』
コウペンちゃんとおべんきょうする『幸福論』 アランとおともだちになろう (KITORA)
- 作者:富増 章成
- 発売日: 2020/01/30
- メディア: 単行本
3.著作権法(第3版)
これを見てホッと胸をなでおろすわけだが、著作権ネタに挟まれて癒し系のペンギンが飛び込んできたあたりに、刹那の世界で生きる読者の皆様の日々のご心労が身に染みて感じられるような気がして、自分もまだまだやらなくては、と思った次第である。
*1:自分は彼の地が世界で5本の指に入る都市だと確信している。