休み気分も抜けて人がそろそろ本格的に動き始めるか・・・というところで、突然降り出した都会の雪。
個人的な経験でいえば、今年は新年早々から本場の暴風雪の洗礼を受けていたりもするから、たかだか数センチ積もったくらいの雪を見たくらいでは、大したインパクトも受けなかったのだが、こういう時にお約束のように乱れるのが首都圏の交通機関である。
ふと思い立って外に出て、まだ早い時間なのに動き出した人波、ざわめく駅前の光景、何年かに一度、再放送のように繰り返されるシーンをちょっとした懐かしさも感じながら眺めていた。
そういえば、4年前、平昌五輪の前にも↓なことがあったし*1、さらにその4年前にも五輪の真っ最中に大雪が降った。
k-houmu-sensi2005.hatenablog.com
1か月後、いろんな意味で無事に行われるのかどうかすら怪しい大会ではあるけれど、そのささやかな前振りだと思えば、今日足止めを食らった方々の苦労も少しは報われる?のかもしれない(そんなわきゃないが・・・)。
そして、残念ながら、今日凍り付いたのは、空と地面だけではなかった。
日経平均終値、844.29円安。約6か月半ぶりの大幅下落で、大発会後のお屠蘇気分も含み益も雲散霧消。
見回すと、金太郎飴のように「みんなオミクロンのせいだ!」というテンションで流されている報道も多いのだが、値下がりしている銘柄を見れば「そっちじゃない」のは明らかだろう。
今年に入ってから、これまで”コロナ禍”で散々もてはやされてきた新興市場のグロース株が結構ひどいことになっていたのだが、それに輪をかけてこの日は暴落。さらに半導体関連から老舗の大型DX銘柄までこぞって大幅下落しているところを見ると、米国の金融政策転換に端を発した”市場逆回転”の予感さえする。
大雪と同じく、新年早々相場が崩れる、というのは「どこかで見た光景」だったりもするわけだが、いつもと違うことがあるとしたら、今回の急落が、昨年から続いている大きな流れ=「ここ1,2年の必勝パターン」が崩れるかもしれない、という予感と大きく結びついていることなのかもしれない。
幸か不幸か、ここ数年、国内外のグロース株祭りにも、DX祭りにも乗り切れていなかった自分のポートフォリオは(それゆえに)そこまで悲惨なことにはなっていないのだけれど*2、一方で長年待ち望んでいるバリュー株復興の兆しも見えぬ中、どこに希望を求めるかはなかなか悩ましいところである。
そうは言っても今年が始まってまだ1週間も経ってない、この一年、まだ360日近く残ってるじゃないか、というのが、今のささやかな希望の灯ではあるのだが、新型コロナ感染者が倍々ゲームで増えていき、世界各地で経済情勢も政治情勢も不安定さを如実に感じさせるニュースが飛び交っている中、一週間後、同じ笑顔でかわせるか・・・。
まぁ、これも「浮ついたことは考えず、ただひたすら目の前の仕事に邁進せよ」という神の見えざる手の所業と信じて、まだ完成には程遠い連休明け期限の”宿題”で気を紛らわせるほかないなぁ・・・と今は思っているところである。