世代間競争の残酷な結末。

1年以上前からずっと言われていた「弱い5歳馬」問題。
今年はフェブラリーSでコスタノヴァが幸先よく勝利を収め、べラジオオペラが脅威的なレコードで大阪杯を連覇したところまでは良かったものの、その後は本来ならまだ主役を張れる世代であるにもかかわらず、古馬GⅠで10連敗。

多くの同世代馬たちにとってラストシーズンとなった今年の秋も天皇賞での惨敗劇*1に始まり、ジャパンカップでは前年2着のドゥレッツアが発走前取り消し。
さらに唯一気を吐いていたべラジオオペラも香港での2着を最後に引退・・・と、大トリ・有馬記念を前に明るいニュースはなし。

これに対し、一世代下の4歳勢は、昨年の有馬覇者、今年も「死角なし」とまで言われて1番人気になったレガレイラに、JC3着から参戦するダービー馬・ダノンデサイルが2番人気で続き、さらには「ロイヤルファミリー」効果で宝塚記念馬・メイショウタバルまでもが主役級に押し上げられる。

ここに、ジャパンカップで名を上げたアドマイヤテラや、シンエンペラーといった伏兵馬たちまで絡めば、まさにこの世の春だ。

そして、それに続いたのが、僅か2頭の参戦ながら、皐月賞馬のミュージアムマイルが、天皇賞・秋2着の実績を評価されて人気の一角を占めた3歳世代・・・というのが今年の有馬記念の戦前の未来予想図だった。

個人的には着順こそ伴わなかったものの、今年の秋のGⅠで見せ場を作り続けたかつてのダービー馬、タスティエーラに一縷の望みを託してみたかったし、実際、個の有馬記念でも最後の直線で「あわや」の夢を一瞬抱かせてくれたのは事実。

だが結局、先行した12番人気のコスモキュランダ(牡4)を最後まで捕まえられず、ラスト1ハロンではダノンデサイル、レガレイラというど真ん中の主役ばかりか、13番人気のサンライズジパングにまで差されて掲示板すら逃げていく・・・。

当の4歳世代も、これだけ役者がそろって、2~5着まで独占しながら、一番上の着順をさらに1世代下のミュージアムマイルに持って行かれてしまったことを考えると、決して勝者とは言えない決着ではあったのだが、それ以上に「5歳世代」の悲哀が極まったラストレースだったなぁ…と思わずにはいられなかった。


年が明ければもう6歳。さすがにここから確変する馬が出てくることを期待するのはちょっと厳しいかもしれないが、忘れた頃に起きる奇蹟をちょっとだけ妄想して2026年に気持ちを切り替えたいと思っているところである。

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