昨年は名立たる大企業経営者20名の予測*1のさらに上を行く突き抜けぶりで、5万2411円まで上昇した東京市場の日経平均株価。
日経「平均」といっても、所詮は恣意的に選別された225銘柄の平均値に過ぎず、各上場企業を個別に見れば凸凹はあるし、ましてやそれが世の中の景気の感覚と完全一致するか、と言えば、必ずしもそうではない気もするので、氷河期世代の人間としては、「そろそろ天井かな・・・」という思いには常に付きまとわれているのだが、こういう時に「どこで終わるか」を見極めるのは本当に難しい。
毎年恒例、今年も元旦の紙面に掲載された日本経済新聞の「経営者が占う2026年」の企画*2を見ても、さらに伸びて「高値60000円台」まで行く、と予測しているのは僅か3名*3に過ぎないし、いずれの方々も年末、「12月」に高値が来る、という予測になっている*4。
ということで、「足元を見ればいろいろと不安要素はあるし、一度調整局面に入る可能性も高いのだけれど、年末になればまぁ何とかなるだろう」という不安と楽観が織り交じった空気の中で、ここからの365日が始まっていくのだろうな、と思っていたところで、年明け市場が開いて第2営業日、いきなり来た。
「6日の東京株式市場で、日経平均株価は前日終値に比べ685円28銭(1.32%)高い5万2518円08銭で取引を終えた。2025年10月31日につけた最高値(5万2411円)を上回った。海外勢を中心にリスク許容度が高まり、日本株にも買いが集まった。」(日本経済新聞電子版2026年1月6日15時39分、強調筆者)
年明け早々、約2カ月ぶりの最高値更新。
新年早々、米国が南米大陸で暴れ出し、世界各国どこを眺めても紛争が渦巻いている状況の中で、それでもなおリスクを取ろうとするマネーの動きがあることは朗報といえば朗報なのかもしれないが、相場が過熱すればするほど、「これ、いつかは終わるんだよな・・・」という不安もまた頭をもたげることになるわけで、どうにもこうにも落ち着かない、一年の始まりである。
*1:k-houmu-sensi2005.hatenablog.com
*3:大和証券グループ本社社長・荻野明彦氏(62000円)、TDK社長・斎藤昇氏(60000円)、三菱地所社長・中島篤氏(63000円)
*4:それ以外の予想者の方々も、高値は全員10~12月に付ける、という予測で共通しているという点で今年はかなりレアな傾向になっている、という印象である。