乱れて咲く菊の花

ここ数年荒れる傾向が強かった菊花賞だが、今年も予想を裏切ることなく大荒れの結末となった。


折り合いに難があるリーチザクラウンを一番人気に推した多くのファンよりは、自分の方がまだほんの少しは見る目があったようだが(苦笑)*1、それでも、万全の自信を持っていたイコピコが届かず4着*2

「菊に絶対的本命がいないときは、迷わずダンスインザダーク産駒を買え!」

というforgettableな鉄則を軽んじたおかげで、春先から目を付けていたはずのフォゲッタブルを買い逃したのは、何とも言えない痛恨事である。


中距離血統が世界の、そして日本の主流となっているとはいえ*3、未だに「勝った馬はその後もそこそこ一線で頑張る」というレースではあるだけに、今回の上位入線馬の記憶だけは、"unforget"であり続けたいものであるが・・・*4

*1:それにしても、武豊騎手の騎乗意図は最後までよく分からなかった。どうせ逃げるなら、もう少し緩急をうまく付けて、後続に無駄足を使わせるような乗り方もあったように思うのだが・・・。

*2:マンハッタンカフェの血が入っていれば大丈夫、と思っていたのだが、如何せんレース中の位置どりが悪すぎたし、前走の圧倒的な勝ちぶりから距離適性も疑ってかかるべきだった、と今は後悔。

*3:ゆえに、「強い馬が勝つ」という雰囲気はなくなって久しい。

*4:その後のレースで惨敗が続いて、馬柱から3歳時のレース実績が消えたころに、ステイヤーズSで爆走、なんてことは良くある(笑)。

白鳥は再び羽ばたけるのか?

先週の悪いイメージを引きずったまま大会に入ってしまったのか、浅田真央選手のスランプはますます深刻な状況に陥っているようで、今週のロシア大会ではSP、FS通して、とうとう最後までトリプルアクセルの“ト”の部分にすら、お目にかかることはできなかったような感じだった。


SPが終わった後の、キスアンドクライでの沈鬱な表情を見ていると、メンタル的に明らかに負のスパイラルに入っているようで、テレビ桟敷から見守るしかないファンとしては、心配なことこの上ない。


2戦終えて、2位、5位だから、浅田真央選手のGPファイナルへの出場はおそらく絶望的。


そして、4年前とは異なり、今回の五輪選考ではGPファイナル最上位で「1枠」取られてしまうことを考えると、最終選考会(日本選手権)で「2枠」をめぐる厳しい戦いに挑まざるを得ない、浅田選手陣営の状況が極めて苦しいのは間違いないのであるが・・・。

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