スポーツ

波乱の秋が幕を開け。

様々な地殻変動が起きる中、今年も冬、春、夏と乗り切ってきた中央競馬。秋になればさすがに・・・とばかりに、中央開催に戻った最初の週、3つの重賞全てを1番人気馬が勝った*1のを見た時は、「今年もいつもの秋競馬か」と思いかけたのだが、JRAアニバーサリ…

これぞ「ノンフィクション」の醍醐味

いろいろな反動で、ここのところちょっとぼんやり気味で過ごす日も多かったのだが、Number最新号の特集と、そこから引っ張られての「ノンフィクション2冊比べ読み」は最高の知的刺激になった。Number(ナンバー)1058・1059合併号[雑誌]文藝春秋Amazon雑誌の方…

そして遂に優勝旗は白河の関を超えた。

何度かの休養日も挟み、昔に比べると長い間続いていた気がする夏の高校野球全国大会。甲子園に観衆が戻り、例年以上に実力の伯仲した戦いが人々を惹きつけ、そして最後に優勝旗は白河の関を超えた。これまで夏になると、「白河の関」というフレーズが呪文の…

白き女王は敗れども。

今年の夏競馬はいつになく面白い気がする。第7波の真っただ中ながら、どこのローカル競馬場にも観客が戻り、ラジオ越しでも歓声が聞こえる。それが久しぶりの高揚感につながっているのは確かだが、それ以上に”役者”が増えたことが大きい。いつもならリーディ…

「TOKYO2020」の傷跡。

先月くらいからくすぶっていた”疑惑”は、今週、関係者逮捕という事態を経て連日報じられる「事件」となった。東京五輪組織委員会元理事に対する金銭の授受。今のところ、受託収賄の嫌疑をかけられている元理事側はもちろんのこと、贈賄側も賄賂性の認識につ…

塗り替えられない歴史はないはずだから。

今季の「投」の好調ぶりを考えれば、クリアするのは時間の問題、という状況だったとはいえ、昨年来、何度ももどかしい思いをしながら見てきたファンにとって、現地時間で8月9日のアスレチックス戦は最高の時となった。LAエンゼルス・大谷翔平選手。投げては6…

歴史の扉はどこまで開かれていくのだろうか。

一日過ぎてのエントリーにはなってしまったが、先の週末、馬系のメディアを一番賑わせていたのは、 23年ぶりに複数名の女性騎手が重賞レースで騎乗。 というネタだった。確かに中央競馬では「女性騎手不在」の時代が長かったし、女性騎手がいた時代でも、な…

どうしようもない喪失感。されど・・・。

それは、「一つの時代が終わった」なんて簡単な言葉で片づけるには、重すぎるニュースだった。 「フィギュアスケート男子の羽生結弦(27)=ANA=が19日、東京都内で記者会見し、競技の第一線を退く意向を表明した。「競技会に出るつもりはない」と話し、今後…

たった一年でこんなに世の中変わるのか。

久しぶりの三連休、そして学生の皆さんはこれから夏休み、ということで、世の中には何となく浮かれたムードも漂っていた気がするが、自分は、タフな日常の疲れをとるのに約1.5日、さらに来月に迫る大きな山の準備に追い立てられて約1.5日、ということで、い…

インフレもここに極まれり。

長く続いた新型コロナの混乱にウクライナ戦争、と様々な要因が相まって、世界中で物価上昇が続いている今日この頃。ここ数日の記事だけ見ても、水曜日の朝刊に、 「国内の物価高が長期化してきた。6月の企業物価指数は9.2%上昇した。12カ月連続で5%を上回る…

そしてまた塗り替えられていく歴史。

今週から開催地も完全にローカルに移り、いつもの如くのどかなムードになりつつある中央競馬。だが、こんな時だからこそ局地的に吹く風は熱く、時に新しい時代の幕開けを予感させることすらある。今週、まさにそんな舞台となったのが、昨年に続いて小倉競馬…

瞬く間の頂点。

「宝塚記念」といえば、有馬と並ぶ夏のグランプリレース、とされながらも、春から秋にかけての微妙な時期に設定されていることもあり、ファン投票上位の人気馬が回避し、どことなく寂しいメンバーで構成されることが多いレースだった。2020年、2021年と連覇…

新人騎手の快進撃が止まらない。

春の長いGⅠシリーズは一区切りつき、クラス再編成に新馬戦スタート、と、すっかり穏やかな”夏競馬”ムードになっている中央競馬。だが、GⅠの連戦は終わっても、依然として続いているのが新人ジョッキー・今村聖奈騎手の「週」の連勝記録である。5月の新潟開催…

感じた微かな可能性とその先にあるもの。

日本時間の15日深夜に、英国のアスコット競馬場で行われたプリンスオブウェールズS。言わずと知れた伝統のロイヤルアスコット、しかも今年はエリザベス女王の在位70周年も重なるビッグイベント、ということもあって、参戦した日本のダービー馬、シャフリヤー…

また一つ、次元を超えて。

ダービーで総入場人員が62,364名まで戻った、という話を聞いて、すっかりポスト・コロナだな・・・と思ったのは一週間前のこと。今週も日曜日の東京競馬場に32,471名だから、往時に比べればまだまだとはいえ、5000名に満たなかった昨年に比べると大きく様変…

レジェンドは時空を超えた。

ついこの前、2022年の中央競馬のカレンダーが始まったくらいの感覚だったなのに、気付けばもう「日本ダービー」の週だった。ここ最近のGⅠの例に違わず、今回も「混戦、混戦、本命不在・・・」という声はあちこちで飛び交っていたが、ある意味予想するのはオ…

「乗り替わり」のドラマ。

レース前から「混戦、混戦」と念仏のようなフレーズが飛び交っていた今年のオークス。現・3歳牝馬陣に関しては、元々、抜けた存在の馬がいなかったうえに、一冠目の桜花賞でそれまで実力上位と思われた人気馬たちを差し置いて、重賞未勝利のスターズオンアー…

白馬の伝説はまだ続く。

よく言われることだが、競馬の世界で英雄視されるパターンは2つ。一つは、マルゼンスキーからディープインパクト、最近ではアーモンドアイに至るまで、圧倒的な強さで勝ち続けて伝説になるパターン。もう一つは、強さを見せつつも、ケガによる頓挫あり、一…

大外枠から生まれたドラマ。

日曜日の朝は、いきなり海の向こうのダービーの話題から始まった。いかにUAEダービーの勝ち馬だからと言っても、日本から渡って簡単に勝てるレースではないよな・・・と思っていたから、クラウンプライドの惨敗*1は想定の範囲内。だが、勝ち馬が、前日の”繰…

映し鏡。

ここ数年は動静が伝えられるような機会が格段に減っていたとはいえ、それでも時々は、Number誌に田村修一氏が書かれるインタビュー記事等を通じて、含蓄に富む数々のコメントに接するのを楽しみにしていたから、これでもうそんな知的興奮を味わえなくなる、…

「8枠」が演出した波乱なき天皇賞・春。

レースが始まる前、「何でこの馬が2番人気なんだろうか?」と不思議で仕方がなかった。そして、今年の第165回天皇賞(春)のゲートが開いてからの約3分16秒は、そんな違和感を裏付けるに十分な「独壇場」だった。今どき「3200m」のGⅠ。同格のレースでこのレ…

三匹目のどじょうはいなかった。

二度あることは三度ある、とばかりに、上位人気馬を退けて重賞未勝利馬が桜花賞の栄冠を奪い取ったのはつい1週間前のこと。そして、今週は、”混戦”、”傑出馬不在”と言われてきた今年の3歳牡馬戦線の一冠目、となれば、春のGⅠで3週続いたこの奇妙な流れに乗ら…

一夜明けても最大級の賛辞、そして思い出すのはあの夏の記憶。

「連続奪三振日本新記録」の速報を見て、慌ててYahoo!プレミアムの実況に飛んで行ったときには記録は既に途切れていた。でも、その後見続けたおかげで、もっと凄い歴史的瞬間を目にすることができた・・・それが4月10日の日曜日の昼下がりの出来事。残念なが…

「流れ」の恐ろしさを知った日。

どんな物事にも、流れというものが必ずある。そしてひとたび大きな流れができてしまうと、それに逆らうのは難しい。今日、マリンスタジアムで佐々木朗希投手が軽く投げるボールをバットに当てるだけで精いっぱいだったオリックスのバッター達は、それを嫌と…

実務サイドからさらに斬り込んだ「放映権」へのアプローチ~ジュリスト2022年4月号より

時代は変わった。プロ野球中継(もっぱらパ・リーグのみ)は、テレビではなく「Yahoo!プレミアム」で見るようになって久しい。サッカーといえば今やDAZNの独壇場で、加入していなければW杯予選すら見られない時代になってしまったし、逆にこれまでライブの映…

またしてもルメール騎手のいない週末、そして波乱は続く。

今年に入って、何度か”今年の中央競馬は異常事態”説を唱えているこのブログだが、今週末も、ドバイ帰りで戦線復帰するはずだったルメール騎手が開催日直前になって、突如の全騎乗キャンセル、という驚きの事態となった。おそらく、また新型コロナ絡みだろう…

最後の最後での答え合わせ。

昨年秋、出だしから思わぬ苦戦を強いられ、「監督交代」論まで噴き出す騒然とした空気となったサッカーW杯最終予選。だが、おかげで、久々のスリルを味わい、最後は爽快な気分で締めくくれた気がする。気が付けば昨年10月、ホームのオーストラリア戦から怒涛…

「裏番組」というなかれ。

先月のサウジアラビアでの「ジャパン・デー」に続き、今年はドバイでも「日本馬祭り」だった。国内でも3歳時のGⅡ勝ちしかない矢作厩舎のバスラットレオン、ステイフーリッシュが国際GⅡ格のレースを次々と勝ったかと思えば、国内では1勝クラスの特別戦を勝っ…

ルメールは勝てなくても、競馬は続く。

ここ数年、主役を張ってきた馬たちが次々とターフを去ったこともあってか、今年は年明けから何となく”異変”の空気が漂っている中央競馬界だが、中でも一番の異変は、といえば、これまでもちょこちょこ書いてきたとおり、「ルメール騎手がこれまでのようには…

無敗馬の伝説はそう簡単には生まれない。

中央競馬も3月に突入すると、俄然”クラシック”の香りが漂ってくる。例年とはうって変わって年明けの3歳重賞戦線でノーザンファーム産馬の取りこぼしが続き、勢力図が見えづらくなっているのが今年の3歳戦線で、牡馬に関しては、2歳GⅠを制した2頭がいるし、共…

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