スポーツ

これが、今年のトレンドなのか。

切ったグランアレグリアに手痛い「順当勝ち」を食らってからまだ1週間しか経っていない*1のに、またやったかお前・・・的な結果に終わった皐月賞。賢明な読者の方であれば、当にお察しのとおり、今週も単勝1.7倍のサートゥルナーリアに喧嘩を挑み、そして華…

超越した一頭の前に、法則は通用しない。

時の流れは早く、あっという間にクラシックシーズンが到来。 そして、第1弾はいつものように、牝馬最初の関門、桜花賞。着順を正確に当てるのは決して簡単ではないが、上位に来る馬かどうかの「法則」は決まっている、というのが、長らくこのレースの特徴だ…

できすぎたストーリー

数日前、トーナメント戦でまだ勝ち上がっている学校の中に「東邦」という名前を目にして以来、もしかしたら・・・という予感はあったのだけれど。 「第91回選抜高校野球大会最終日は3日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場に2万7000人の観衆を集めて決勝が行われ…

どんな英雄にも、いつか終わりは来る。

今日の夕方になって、 「第一線を退く意向」 という速報が流れ、日本での凱旋興行だった対アスレチックス第2戦の出場をもって現役を退くことが濃厚となったシアトルマリナーズ・イチロー選手。去年、一度選手登録を外れた(が、引退とは明言しなかった)時か…

春、Spring...

昔懐かしHysteric Blueのイントロが流れてきそうなタイトルにしてしまったが、とりあえず馬の話。競馬界のカレンダーは3月から始まる。 2月の最終週で、70歳を迎えた名調教師たちが次々と引退レースを迎え、そこから1週間経たぬうち、土曜日から新人ジョッキ…

「女性騎手フィーバー」と名手の輝きと。

何が起きたのか、49歳の武豊騎手が開幕週から絶好調で、リーディングトップをひた走っている今年の中央競馬。 その武豊騎手が目下6連勝中のお手馬・インティに騎乗して1番人気で参戦し、ゴールドドリーム、ノンコノユメ、モーニン、といった歴代の覇者たちや…

金杯でそこそこの乾杯。

今年も東西の金杯をメインに始まった中央競馬。年によっては「金杯」のレース日が平日に設定されることも多いので、最初の開催日は見送り、というパターンになることも結構あったのだが、今年は昨年に続いて週末の開催。 そして、中山の方はコース巧者のウイ…

蹉跌を超えて辿り着いた頂点。

去年まで、というか、つい2日前までは永遠に続くと思われていた「深緑」の快進撃が遂に止まった。 第95回箱根駅伝、2015年から続いていた青山学院大学の連覇ストップ、そして新たに頂点に立った東海大学。青学の時代が続いていたといっても、たかだか4年、…

波乱なき最後の一日。

有馬記念の後に訪れた、中央競馬最後の開催日。 昨年は、ルメール騎手がまさかの0勝で200勝の大台を逃す、という“波乱”もあったので、今年も若干の不安と期待をもって見守っていたのだが*1、蓋を開けてみたら、年間史上最多勝にリーチをかけていたルメール騎…

一つの時代が終わるとき。

今年はいろいろと浮き沈みが激しい一年だったこともあり、それまでのルーティンの中でピタリと「断絶」してしまったものも結構多い。その一つがフィギュアスケートを見る、というたしなみで、それまでなら、シーズンが始まった時点で、今年の●●選手の曲目は…

29年ぶりの雨、が有馬記念にもたらした波乱。

昨年のキタサンブラックのような絶対的な主役はいない。だが、秋の天皇賞を制したばかりのレイデオロを筆頭に、この秋絶好調のキセキ、牝馬G1タイトル持ちのモズカッチャン、凱旋門賞帰りのクリンチャーと4歳の主役級は一通り参戦し、迎え撃つ5歳陣も引退レ…

「外高日低」を象徴するようなレース。

阪神開催になったのはもう4年前のことなのに、未だに「朝日杯」と聞くと、反射的に「中山」のメインレースだと勘違いしてしまうのはオールドファンの悲しい性。そして、このレースに出ているのは全て牡馬である、という観念まで染みついているから*1、1番人…

どれだけお膳立てが整っても・・・。

前週のチャンピオンズCまで秋のG1を「外国人騎手」が勝ち続けている、というニュースは、もうあちこちで散々流れているので繰り返さない。「外国人」といっても、通年で騎乗しているルメール騎手やミルコ・デムーロ騎手がずっと乗ってきた馬で勝つのはあ…

常識を超えた馬。

2018年後半のどうしようもない仕事の波とそれに伴うストレスは、それまで普通に味わえていた様々な感覚を消し去る効果があるようで、秋以降、例年なら絶対に欠かさなかった週末の競馬記事の更新すら飛び飛びになってしまっている。だが、やはり今年の第38回…

そしてまた、完膚なきまでに示された世代格差。

2018年に入って以降、明け4歳世代に押しまくられて存在感を失いつつあった「5歳」世代。マカヒキが9ヵ月ぶり出走の札幌記念で2着に食い込んだり、京都大賞典でサトノダイヤモンドが復活優勝を遂げた*1ことで、秋になってようやく見せ場を作れるか、と思えた…

豪快過ぎた「三冠」とそれゆえの不安。

桜花賞、オークスと別次元の強さを見せて勝ち続けてきた今年の3歳牝馬の主役・アーモンドアイ。 好敵手だったリリーノーブルは故障で離脱、桜花賞までは主役だったラッキーライラックも夏の一頓挫が報じられる中、主役としての輝きは一層際立っていた。唯一…

遂に戻ってきた世代の星。

ターフの上で絶え間なく続く世代間闘争の中で、何となく影が薄くなっている現5歳世代。スプリント2冠のファインニードルや、春の天皇賞を勝ったレインボーライン、宝塚記念を勝ったミッキーロケットなど、今年に入ってからG1タイトルを奪った馬はそれなりに…

最速スプリンターの影で健闘を続ける小さな牝馬。

台風接近で、2場開催の片方が早々と中止を決定。 そのおかげで、いつになく馬券検討に集中できたのがかえって裏目に出た感のあった日曜日の中山開催だったが、そんな結果にかかわらず、メインのスプリンターズSは、実にしびれるレースだった。心配された馬場…

「ダービー馬」が輝き出す季節

日曜日の東西メインレース。 西の神戸新聞杯では、1番人気の皐月賞馬・エポカドーロがスタートで出遅れてチグハグな競馬で4着に沈んだのを尻目に、ダービー以来の出走となったワグネリアンが堂々の差し切り勝ち。ダービーでの勝ちっぷりより、皐月賞の負けっ…

国籍なんてどうでもいい。

錦織圭選手の久々の快進撃と、その陰に隠れつつ遂に「確変」を起こした大坂なおみ選手の大ブレイクで、いつになく日本のメディアもヒートアップした今年のテニス・全米オープン。勝ち上がっている間は、「よりによってWOWOWの独占生中継の大会でこんなことに…

120分の死闘と、ホッとした結末。

東京2020を控えて、日本選手団にいつになく力が入っていた2018アジア大会。 序盤の競泳で、池江選手を筆頭に金メダル祭りで幕を開け、折り返していつもならペースダウンする後半の陸上競技に入っても男子マラソンの金メダルを皮切りに、●●年ぶり、の見出しが…

いつか「女性騎手」という見出しが消える日が来ることを心から願う。

週末、土曜日の新潟競馬場で、遂にその日は来た。 「中央競馬唯一の女性騎手、藤田菜七子(21、美浦・根本康広厩舎)が、25日の新潟競馬12レースをセイウンリリシイで勝ち、中央の通算勝利を35として、増沢由貴子(旧姓牧原=現調教助手)が持つ女性最多勝記…

バックネット裏の思惑を打ち砕いた痛快な春夏連覇。

第100回の記念大会、という触れ込みで、これまで以上に取り巻く大人たちの肩に力が入っていた今年の夏の高校野球。いつも思うことだけど、「負けたら終わり」という一発勝負のトーナメント方式、かつ、事実上、高校生活最後となる大会で“後先考えない”アマチ…

復活の狼煙と立ちはだかる「世代の壁」

ついこの前始まったと思った夏競馬も、あっという間に終盤に差し掛かりつつある。この時期になると、「夏競馬」と言っても、下級条件戦(3歳馬の場合)からオープンクラスのレースまで、実質的には秋のG1シリーズに向けた前哨戦、という意味合いが強くなる…

「グッドルーザー」と称えるには惜しすぎた。

日本時間、7月16日午前0時から行われたW杯決勝。 延長戦そしてその先のPK戦まで見据えて準備万端で臨んでいたのだが、勝利祝いのシャンパンはもちろん、それまでのつなぎのつもりで用意した酒すら飲み切れないまま、あっけなく90分で終わってしまった。14日…

必然の頂上対決

先ほど、ベルギーとイングランドの3位決定戦が順当にベルギーの勝利、という結果で終わり*1、約1カ月にわたったロシアW杯も残すは決勝戦、フランス対クロアチアのカードのみ、ということになった。グループリーグでドイツが韓国に敗れて大会を去ったことに象…

夢から醒めた後に残るもの。

午前3時前からテレビにかじりつき、防戦一方の展開に「1点取られたら寝るぞ」と心に決めていたのに、後半早々、立て続けに決まったゴールに酔いしれ、ひとしきりあり得ない妄想すら抱いた後に本物の欧州サッカーのクオリティを見せつけられ、それでも体を張…

称えられるべき結果と、顧みられるべき伏線と。

日本代表のW杯グループH最終戦、ポーランド戦での“負け逃げ”を見て、このモヤモヤした気分をどう表現しようか・・・と悩んでいる間に、あっという間に日は流れ、とうとうノックアウトステージ突入。しかも最初の試合からW杯の歴史を塗り替えるような壮絶なゲ…

流れゆく時と一瞬の歓喜と。

始まってすぐの頃は、一試合一試合をダイジェストでじっくり振り返れるくらいの余裕があるのに、2カード目に入ったあたりから急に試合消化のペースが速くなったような気がして、あっという間にグループリーグ最後のカードを迎えてしまう、というのが、ワール…

本命なき混戦の末に。

ファン投票では堂々の1位、当日のオッズでも1番人気に押し上げられたものの、長らく輝きを失ったままのサトノダイヤモンドでは、到底G1の舞台の主役にはなれない。それ以外の投票上位馬が軒並み出走を回避、数少ない出走馬も近走では実績を残していないサト…