2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年12月&通年のまとめ

結局、様々なものに追われて慌ただしく過ぎていった12月。当たり前だけど、12月31日と1月1日はつながっていて、一年の振り返りをしたいからと言ってもそこだけ時間が止まってくれるわけではない。 だから、年末ギリギリまで仕事に追われていた身としては、こ…

これが今の「答え」だった。

途中までは連日追いかける努力はしていたものの、年の瀬が迫るにつれ、とてもすべてはフォローしきれなくなってしまったのが、東証の市場選択手続きをめぐる各社の動向。多くの会社にとって実質最終営業週となった20日からの1週間でも相当数のリリースが出て…

まさに日出づる勢いを眺めつつ2021年の中央競馬が終わった日。

世の中では多くの人々が「仕事納め」を迎えるようだが、自分の仕事は納まらない*1。だがそうはいっても、今日は真の中央競馬開催最終日、ということで、とりあえず全レース馬柱は眺めた。そして最後の思いを託す・・・。メインのホープフルSに関して言えば、…

有馬記念で年度代表馬が決まる瞬間を見届けられた幸福感。

1年が経つのはあっという間。毎年この時期になると思うことではあるが、特に今年は一年の3分の2くらい「コロナ禍」に振り回された年だったこともあって、なおさらその感が強い。 ようやくいろんなものが正常に回り始めるようになったと思ったらもう終わり・…

「異例」の見出しとともに拡大する戦線。

我が国が誇る大手メーカー同士の”頂上決戦”に「異例」の見出しが躍ったのは、2か月前のことだった。k-houmu-sensi2005.hatenablog.comこの手の紛争は、長期化すればするほど関係する企業の体力を奪っていく。だからこそさっさと決着をつけてくれ・・・という…

看板は変わっても揺るがぬ玉座。

年末のお約束、というか恒例行事となっている日経紙法務面の「弁護士ランキング」。昨年まで16回の伝統を積み重ねてきたのだが*1、今年は法務面が「法税務面」に変わった影響もあってか、タイトルも『企業法務税務・弁護士調査』と長くなり、回数もリセット…

再び辿り着いた「完全制覇への王手」

競馬界のレジェンド・武豊騎手が、何度挑んでも跳ね返され続けてきた関門・朝日杯FSで、遂に「22度目の正直」を果たした。3番人気、ハーツクライ産駒・ドウデュースでの差し切り勝ち。「何で勝てないんだ」「七不思議」とずっと言われてきていたものの、冷静…

「民事訴訟」の持つ意味と、これからのこと。

刑事訴訟法の第1条には、 「この法律は、刑事事件につき、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現することを目的とする。」 と書かれている。一方、民事訴訟法に書かれている「…

至極真っ当な結論と、敗れた者の潔さ。

ここ1、2カ月、機関法務系界隈を賑わせてきた関西スーパーマーケット株式交換差し止め仮処分申立て事件が、神戸地裁、大阪高裁と続いたシーソーゲームの末に、ようやく最高裁での決着をみた。 「関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オーリテイリング(…

悪夢の後の大団円。

競馬の世界では、師走の恒例となって久しい冬の香港国際競走。古くはフジヤマケンザンの時代から、ステイゴールドの悲願のGⅠ制覇といった歴史を積み重ねて、ここ数年は日本馬が席巻している、と言っても過言ではないようなイベントになっていた。今年遠征し…

泣いても笑ってもあと20日。

最近、定期エントリーのようになってしまっている東証の市場選択手続きの話。各社に通知が送られた頃は、まだまだ先の話だな、と思っていたのに、気が付けば手続期限まで20日を切っている。営業日としては実質10日ちょっと。今月の半ばから後半に取締役会へ…

分け入っても分け入っても、出口の見えない藪の中。

自動車が「コネクテッド」化していくにつれ、通信、電子部品系の特許の藪に巻き込まれていく・・・というのは、ちょっと前からずっと話題になっていたことで、今年もダイムラーがノキアとの特許係争の末、和解、というニュースが報じられていたりもしたが*1…

必要なのは規範か、それとも目の前の事案の解決か。

10月29日の臨時株主総会からはや1か月以上が経過した。僅差で可決されたはずだった経営統合に向けた会社提案(株式交換)は、11月22日の神戸地裁の仮差し止め仮処分決定で一転。 異議申し立ても退けられ、会社側が絶体絶命の状況となったところで、12月7日、…

再び燃え上がった「柿の種」

今日の法務業界は、夕方に飛び込んできた関西スーパーの臨時株主総会をめぐる大阪高裁の逆転満塁ホームラン(=抗告認容決定)の話題一色、という感がある。確かに自分も関西スーパー側の一発目のリリース*1を見た時は心底びっくりしたし、決定文が公表され…

新たな伝説の誕生が夢と消えた日。

「ジャパンカップ」の冠を外して久しく経ってしまったものの、今年も一線級のダート馬たちを迎えて行われたチャンピオンズカップ。そして「初のダート挑戦」というこの種のレースでは明らかに不利な立場ながら、直前までかなりの人気を集めていたのが、3歳牝…

去り行く人が残した言葉。

今週届いた『Number』(1041号)も、特集は「日本シリーズ完全詳報」ということでプロ野球ネタだった。Number(ナンバー)1041号[雑誌]文藝春秋Amazonこれで1039号から3号連続で表紙をBaseball アスリートが飾ったことになる。確かに、このコロナ禍、競馬を除…

「ZOOM」をめぐる戦いはまだまだ終わらない。

いよいよ師走・・・ということで、そうでなくても慌ただしいことこの上ない季節に突入したのだが、昨日出された↓のリリースの関係者ともなれば、より・・・という気がしてならない。www.nikkei.com今年9月にビデオ会議サービス「ZOOM」の日本第1号代理店、NE…

2021年11月のまとめ

長く続いた「コロナの時代」もようやく終わりか・・・という雰囲気になって、街中にも何とか人が戻ってきた感じになってきたところで突如世界に衝撃を与えた「オミクロン」。ハリウッドのB級アクション映画なんかだと、最初からずっと最大の敵、と思われてい…

これは同期に捧げた花道だったのか。

第41回ジャパンカップ。ここ数年、「名ばかり国際レース」のようになってしまっていたこのレースだが、今年は外国産馬3頭が参戦*1。 迎え撃つ国内勢の方は、昨年に比べるとちょっと寂しい顔ぶれにはなったが、三冠馬・コントレイルを筆頭に、今年のダービー…

まだ、終わってはいなかった。

オリックスの大逆転サヨナラ劇で幕を開けて以来、連日白熱した試合が続いた今年の日本シリーズ。2点差以上付いたのはわずか1試合だけ*1。あとは第3戦以降、どっちに転んでもおかしくない展開で舞台を東京ドームから神戸に移して4試合。最後の第6戦も、無双・…

何が本当の「スタンダード」なのか分からなくなる今日この頃。

2年前の暮れから追いかけ続けてきた東証の市場区分見直しの話*1も、いよいよ12月末の選択手続き期限があと1か月ほどに迫り、今月の半ばくらいから連日、新市場選択に関する各社の適時開示資料が大量に公表されるようになってきている。7月の上旬に東証から一…

これが本当の「幕切れ」になることを願って~東芝ガバナンス強化委員会報告書より

”劇場型”の株主総会で株主提案を退けたのもつかの間、「議決権集計問題」に端を発した疑惑の火が「圧力問題」で燃え上がり、臨時株主総会で株主提案が一部可決、さらにそれに基づく会社法316条2項の調査者報告で明らかにされた事実を契機に定時株主総会を経…

「牝馬こそ最強」時代の黄昏。

2年続けて阪神競馬場での開催となった第38回マイルチャンピオンシップ。それなりの豪華なメンバーが揃ってはいたが、主役がグランアレグリアただ1頭になる、ということは最初から分かっていた。何といっても昨年はマイル、スプリント路線でGⅠ3勝を挙げ、文句…

「2位・東急」の時代はいつまで続くのか。

先月の終わりから今月にかけて、3月期決算会社の中間決算が概ね出揃った。全体的な傾向は前の四半期からそんなに変わっておらず、半導体関連は絶好調、資源系や国際物流系も需要増と価格高騰の恩恵を受け、自動車や工作機械、化学系等、製造業各社も前年の反…

「固定」し続けたことの意味。

最近では珍しくハラハラした展開が続いているサッカーのカタールW杯最終予選。1勝2敗、と負け越したサウジ戦では、聞こえてくる声はみな罵声、というような状況だったが*1、その4日後にホームでオーストラリアを撃破して一息。さらに先週からの11月アウェー2…

その糸が繋いだ絆。

全馬ゴールした後、ラジオの音声からも場内騒然、という空気が漂ってくるのを感じながら、「そういえば、昔は”荒れるレース”の典型だったなぁ」と懐かしく思い出した今年の第46回エリザベス女王杯。かくいう自分も、1番人気・レイパパレは高野厩舎の仕上げの…

急転直下の決着と、おぼろげながら見えてきたような気がするもの。

一昨年くらいから話題になり続けていた「オプジーボ」の特許使用料分配をめぐる小野薬品と京大・本庶佑特別教授との間の争いが、「和解」という形で決着したことが報じられた。 「がん免疫薬「オプジーボ」を巡り、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学…

タダほど高いものはない。再び・・・。

古くから「タダほど高いものはない」ということはよく言われることではあるのだが、そんな格言にさらに一事例を積み重ねるような判決が、大阪地裁で出されている。舞台は紅葉も今が見ごろであろう、京都の山深くの貴船神社。その写真の利用許諾をめぐって起…

900万ページビュー到達。

これまで以上に険しい道のり。度々足を止めながらも何とかここまで来た。 当ブログの通算PV数が、何となくきりがよい2021年11月11日に、9,000,000に到達。開設から16年と3カ月ちょっと。日数にすると5945日。それだけでもまぁ随分と・・・という感じではある…

光と影、の先を見る。

最初は日経電子版で見かけて、思わず読んでしまった一本の記事。その後、昨日の朝刊にも掲載されていた。 「世界の企業がデジタル対応を急ぐなかで、日本の足踏みが目立つ。アップルなど米IT(情報技術)大手5社の時価総額は東証1部の合計を上回る。差はどこ…

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