2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年10月のまとめ

突然の”新型コロナからの解放”に戸惑いながら過ぎていった10月。街の中に人波は戻ってきているようで、夜20時を回れば人通りはガクッと減り、かつて人気店だった店が再び暖簾を掲げても往時に比べれば、まだお客さんの数は少ない。自分自身、これまでなら「…

気が付けば、もう四半世紀経っていた。

先日、パ・リーグでオリックスの優勝が25年ぶり、という話を聞いた時に、その数字と、自分の頭の中の時間的感覚が全く一致しなくて、思わず「えっ・・・」と絶句してしまった。冷静に考えれば、当時まだ”働き盛り”だった強肩のキャッチャーが監督を務めてい…

最高裁判所裁判官・国民審査対象各裁判官の個別意見について(2021年版・その3・完)

既に2回分のエントリーを書いている中で、「今回の国民審査で対象になっている裁判官にはこれまで以上に個性的な方々が多いのかも・・・」と思い始めているところだが*1、第3回は岡村和美裁判官の個別意見のご紹介から再開する。(第1回、第2回は以下参照)k…

最高裁判所裁判官・国民審査対象各裁判官の個別意見について(2021年版・その2)

4年間、という歳月の重さゆえ「連載」となってしまったこのシリーズだが、後編は第二小法廷・草野耕一裁判官から。 (前編は↓のエントリーをご覧ください。) k-houmu-sensi2005.hatenablog.com 第二小法廷 草野耕一(弁護士出身) 2019年2月就任 2025年退官…

最高裁判所裁判官・国民審査対象各裁判官の個別意見について(2021年版・その1)

またこの時期がめぐってきた。衆院選の投票と同時に行われる最高裁判所裁判官の国民審査。ちょっと前までは、「総選挙」の影に隠れて存在自体が地味だったし*1、審査対象裁判官に関する情報も、定型的なものに毛が生えたレベルのものしか出回っていなかった…

悔しさが若者を強くする。

秋競馬が過ぎていくスピードは速く、ついこの前トライアルが始まった、と思っていたのに、今週は早くも3歳牡馬最後の一冠、菊花賞。「三冠リーチでなければ回避する」という最近の傾向は今年も変わらず、皐月賞馬・エフフォーリアとダービー馬・シャフリヤー…

欲しいのはクーポンではなく・・・。

今週、鳴り物入りで日本上陸?ということで話題になっていた「Miles」というアプリ。www.getmiles.com基本的に新しいものは何でも使ってみないと気が済まない上に、行動履歴系アプリは自分の大好物だったりもするから、早速自分のスマホにも入れてみた。ロー…

「100%」ではなかったからこその勇気。

本来なら、一週間に備えて早々に休まなければいけない日曜日の夜、ひょんなことから目にした一本の動画にいろいろ考えさせられて、月曜の朝を寝不足で迎えることになってしまった。pacificleague.com二軍での引退登板に続き、この日は一軍の試合でも最後の登…

最後に勝ったのは「紅」だった。

3歳牝馬クラシック、最後の一冠はまたしても、「金子真人ホールディングス紅白馬合戦」だった。美しき白毛馬・ソダシが単勝1.9倍、という人気を集める一方で、桜花賞4着、オークス2着と来て、母の名に懸けても最後の一冠を、と意気込むアカイトリノムスメも…

タブーに踏み込んだ勇気は、この世の中に何をもたらすのだろうか・・・。

14日、そのニュースは突然飛び込んできた。 「日本製鉄は14日、電動車のモーター材料となる鉄鋼製品で自社の特許権を侵害されたとして、トヨタ自動車と鉄鋼世界最大手の中国宝武鋼鉄集団の子会社、宝山鋼鉄を東京地裁に提訴したと発表した。両社に損害賠償を…

「ハッシュタグ」事例が示した商標的使用論の限界?

先月末に出された判決が、急にあちこちで報道されて盛り上がったのは今週の話。 「自社ブランド名のハッシュタグを無断で使われ商標権を侵害されたとして、京都市の企業がフリマアプリ「メルカリ」の出品者に表示の差し止めを求めた訴訟で、大阪地裁(杉浦正…

プライムより、プレミア?

月初めの記事*1でも触れたところだが、10月に入り、いよいよ来春の東証新市場区分に向けた様々なリリースが世に出てくるようになってきている。今ちょうどピークを迎えつつある2月期決算会社(含む5月期、8月期、11月期・・・)が、決算短信発表に合わせて市…

鮮やかだった意地の一差し。

今でも競馬界の人々にとっては国内での最大の目標であり、それに勝つことが最大の栄誉とされるのが日本ダービー(東京優駿)。当然ながら、それに勝った馬の「箔」も他のGⅠタイトルホルダーとは桁違いで、同世代でたった一頭しかいない「ダービー馬」の称号…

その責任は「取締役」が負うべきなのか?

大阪地裁が、会社法429条1項に基づき特許権侵害に基づく損害賠償責任を侵害会社の取締役に負わせた判決(大阪地判令和3年9月29日)が先日公表された。後述のとおり、会社に対して損害賠償請求を命じただけでは被侵害者の実効的な救済が図れないと思われるよ…

W杯予選はこうでなくちゃ。

地上波での中継がなくなった今回のW杯アジア最終予選。第3節となったサウジアラビア戦も、日本時間で午前2時だったキックオフの時点ではまだ起きていたのだが、出だしの日本代表のスタッツが芳しくなかったこともあり早々に寝た。そして起きてみたら、案の定…

「経済安全保障」がバズワードになる前に。

長い長い「安倍・菅時代」が終わり、様々な動きが取りざたされた一週間だったが、組閣の過程等でもキーワードとしてチラホラ出ていたのが、 「経済安全保障」 という言葉である。これまでも、特定の政策に関して断片的に耳にする機会はあったフレーズだが、…

「最後の1本」にこの先への希望を見た。

開幕前からワクワクさせてくれる選手なのは、日本にいた時から何ら変わらない。 でも、今年の大谷翔平選手がこれまで以上に凄い、と感じたのはいつ頃からだっただろうか・・・?開幕当初からド派手なアーチで沸かせ、勝ち星こそなかなか伸びないものの、投手…

それでもなお、挑み続けることには価値がある。

とうとう今年、第100回という偉大な節目を迎えた凱旋門賞。既に観客も戻ったパリ・ロンシャン、馬場はいつものような重馬場なれど、日本からの遠征馬も2年ぶりに復活して*1、注目も再び集まった。もう何年も期待を裏切られ続けていることもあってか、始まる…

理屈では語り切れない話だからこそ。

いよいよ暦が9月から10月に変わり、今年も残り3か月を切った。 そしてそれが意味するのは、新市場区分への選択手続期限(2021年12月30日)まで残り3か月を切った、ということでもある。7月の東証からの「一次判定結果」の通知を引き金に、上場各社から間断な…

Please gear down!

1か月近く、メディアの格好のネタになり続けた自民党総裁選が終わり、第100代首相が間もなく誕生しようとしている。自分は、出揃った立候補者の顔ぶれを見た時に、総理の座にふさわしいのは最初から1人しかいないと思っていたし、世論がどれだけ「太郎」に熱…

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