2016-01-01から1年間の記事一覧

今年もまた同じように年を越す。

今年も気が付けばあっという間、の一年で、去年の暮れと同じような感覚に陥っている。正直言うと、一年前に「原点回帰」を誓ったとき、来年の今頃はもう少しシンプルな形で年末を迎えられると思っていたし、いろんなものに一区切りを付ける段取りも整えてい…

2016年12月&通年のまとめ

良く考えると、先月から法律関係の記事をリアルタイムにアップできないまま、年末まで来てしまった。 どんなに軽い記事でも、一次資料をしっかり検証せずに憶測やイメージだけで書くのはやめよう、というのは、このブログを開設した頃からずっと貫いている思…

「君の名は。」ブームに思うこと。

製造業は軒並み業績下降、小売・サービス業もインバウンド効果がはげ落ちて想定外の不振、と、2016年は景気的には今一つの一年だったような気がするが、そんな中、映画業界だけは特異な盛り上がりを見せていた。 「2016年の国内の映画興行収入は15年比6%増…

12月24日〜29日のメモ

夏場くらいから勢いよく始めたものの、何となく尻切れトンボ的に止まってしまっている「備忘メモ」シリーズ。 とはいえ、ネタを溜めたまま新しい年に突入するのは心苦しいので、少し遡りつつ書き残しておくことにする*1。 21世紀の電通事件、遂にここまで。 …

「店舗外観」をめぐる紛争に新たな一ページが開かれるのか?

年の暮れも押し迫った時期になって、「コメダ珈琲店の店舗外観が不正競争防止法で保護される」という強烈なインパクトのあるニュースが飛び込んできた。 27日に株式会社コメダホールディングスがプレスリリースを公表し(http://www.komeda.co.jp/pdf/info20…

「刺客」のいない寂しさ〜ブックガイド2017

Business Law Journal誌の年末目玉企画、「法務のためのブックガイド2017」を特集に掲げるBLJの2017年2月号が今年も刊行された。Business Law Journal(ビジネスロージャーナル) 2017年 02 月号 [雑誌]出版社/メーカー: レクシスネクシス・ジャパン発売日: 20…

残酷な世代交代絵図

普通に考えれば「無風」となるはずだった男子で、羽生結弦選手がまさかの欠場となり、俄然、“戦国”感が増した今年の全日本フィギュア。 初日のショートプログラムで、ベテランの無良崇人選手が宇野昌磨選手を抑えて首位に躍り出た時は、すわ大波乱か、と思っ…

大声ダイヤモンド。

菊花賞から有馬記念に直行してきた3歳馬は強い、というのは競馬ファンなら大方知っている知識。 それでも、今年はそのジンクスは通用しないんじゃないか、と思わせるくらい貫禄のある古馬陣が揃っていた。今年大きなG1で2勝、昨年の有馬記念3着の実績もある…

そして、今年も波乱なき年の瀬。

毎年年末の恒例となっている日本経済新聞法務面の「企業法務・弁護士調査」*1。肝心の調査の中身の方は、そんなに有意義なテーマも見当たらず*2、唯一目を引くのが、 「匿名加工情報を『活用する』と回答した企業がわずか5%」 というシュールなネタくらい*3…

奇跡の一夜。

いくら地元開催とはいえ、クラブW杯の準決勝で鹿島アントラーズが南米王者のアトレティコ・ナシオナルを破ってしまったときは、あまりに空気読まな過ぎだろう、と思ったものだった。“トヨタカップ”と銘打たれていた時代から、欧州王者と南米王者のガチンコ…

再び、世界は近づいている。

今年から海外競馬の馬券が日本国内で買えるようになり、地上波でも海外競馬の中継が見られる幸せな世の中になりつつある。 凱旋門賞以降、せっかく応援馬券が買えるのに肝心の日本馬の結果が伴わないレースが多かったのが玉に傷だったのだが、今年の香港G1シ…

驚くべき進化のスピード。

シーズンが始まった頃は、例年同様、胸を高ぶらせていたくせに、GPシリーズが始まってもほとんど試合中継を見る余裕がなかった2016/2017シーズンのフィギュアスケート。 そうは言っても、そろそろ見ておかないと・・・ということで、マルセイユで行われたグ…

今日は孝行息子になれなかった兄弟。

おそらく、日本中央競馬のG1の中ではもっとも知名度が低く、地味なレースといっても過言ではないであろうチャンピオンズカップ。今年も最後の挑戦になるはずだった一昨年の覇者・ホッコータルマエがレース直前に負傷引退。 さらに、あのクロフネの日本レコー…

2016年11月のまとめ

月が始まる前からこうなりそうな予感はあったのだが、名実ともに“沈黙”することになってしまった11月。特別なイベントがあったわけではないし、遠出するような機会があったわけでもない。 ただただ毎日押し寄せてくる仕事を必死でセービングして前線にボール…

これぞ円熟の境地。

今年で第36回を迎えたジャパンカップ。 「36」といえば“サブロー”、とか何とか言ってキタサンブラックに飛びつくのはど素人だけだ!と、思いっきり逆らってみたのが運の尽きだった。長く続いた東京開催、内側の芝はかなり傷んでいるように見えたし、実際、土…

“順当な凡戦”の先にある危機。

国際的な“2000m重視”の傾向も影響しているのか、近年何となく盛り上がりに欠けているマイルG1。今年のマイルチャンピオンシップも、安田記念上位のロゴタイプとモーリスが揃って天皇賞・秋に回ったこともあって、顔ぶれ的には一種の“敗者復活戦”。割り込ん…

最後の直線で重なった名牝の面影。

昨年のエリザベス女王杯で、6番人気ながら同世代のオークス馬・ヌーヴォレコルトを抑えてG1初勝利を飾ったのがマリアライト。 明け5歳となった今年は、G2で3着、2着と徐々に調子を上げ、宝塚記念では、ドゥラメンテ、キタサンブラックという4歳古馬のNo.1、2…

「知的財産推進計画2016」を真面目に読み解こうとしたジュリストの特集企画より。

最近、ジュリスト誌で年2回特集企画が組まれることも珍しくなくなったのが知的財産法分野。 特集が定番化した頃は、年1回でもちょっとした感動を覚えながらページを開いていたことを考えると、随分贅沢な時代になったものだなぁ、と感慨深いのだが、それは…

2016年10月のまとめ

毎月、あっという間に・・・という話をしているような気がするのだが、10月は、他の月と比較にならないくらい“飛んだ”。いろんなことがあって、対応に追われているうちに気が付けば外は冬。 身に染みる冷え込みに凍えながら年末のリミットを意識し始めている…

“第2のサイレンススズカ”はそう簡単には生まれない。

昨年に続いて、秋の天皇賞に強力な逃げ馬が参戦、ということで、注目を集めたエイシンヒカリ。 鞍上には昨年に続いて武豊騎手。しかも今年は香港、フランスのG1タイトルと、世界レーティング1位の称号を新たに引っ下げ、さらに極めつけは1998年のサイレンス…

空気を読まなかった北の勇者たちの美しさ。

1週間前の週末、シーズンの勢いそのままにカープが地元で2連勝を飾った時は、このままの流れで終わってしまうのではないか、という感もあった今年の日本シリーズだが、第3戦からは一転してホームのファイターズが3連勝。お互い長いシーズンの間に、多くのド…

2016年10月26日のメモ

月初めの頃は、まだまだ夏気分が抜けないな、と思っていたのに、あっという間に冷え込みがきつくなって冬の気配。 体調は管理するものじゃなくて、ありのまま付き合うもの、というのが自分の持論ではあるのだが、それでも、一年で一番業務負荷がキツくなるシ…

最後の一冠にようやく手が届いたダイヤモンド。

3強、4強と言われながら皐月賞、ダービーと見どころのある戦いを続けてきた3歳牡馬クラシック戦線も、秋に入るとマカヒキが欧州遠征のために離脱、リオンディーズが故障で引退、と、櫛の歯が欠けるような展開になってしまった。もちろん、皐月賞馬・ディーマ…

2016年10月20日のメモ

日本を振り回すIOC会長のしたたかさ 18日に来日したIOCのバッハ会長。 IOCの視点でみれば一種の“反乱”とも言える東京都の会場計画見直しの動きを鎮圧すべく、実に周到な動きと言動でうぶな日本関係者を翻弄しているように見える。何と言っても強烈だったのが…

2016年10月17日のメモ

サッポロビールの酒税返還請求棄却 「第三のビール」該当性をめぐって、国税不服審判所に持ち込まれていたサッポロビールと国税当局の紛争は、結局請求棄却、という結論になってしまったとのこと。 相変わらず「結論を維持するためにある不服審判」の構図は…

秋華賞、本命なき戦いの末に。

前哨戦のローズSまで死角なき戦いを続け、殿堂馬級のスケールの大きさを見せていたシンハライトが直前で無念の屈腱炎発症。 オークス2着馬のチェッキーノも一足早く休養入り、ということで、一気に飛車角落ちとなってしまった3歳牝馬戦線。桜花賞馬のジュエ…

2016年10月14日のメモ

ついこの前まで、残暑が・・・と言っていたのに、気が付けばガクッと冷え込みがきつくなってきた。 いよいよ長い冬。これからが耐えどき、である。 配偶者控除をめぐる有識者のコメント 女性の社会進出を後押しする、というお題目の元、「配偶者控除」の撤廃…

2016年10月11日のメモ

連休を挟んでめっきり涼しくなってしまった東京。 そして、年末に向けた怒涛の日々は、休暇の余韻に浸ることを許してくれない。 忘れた頃に・・・という感じのニュース。 佐村河内守氏に“ゴーストライター”疑惑が浮上したのは、ちょうどソチ五輪が始まる頃だ…

2016年10月6日のメモ

またしても台風が本州直撃か、ということでハラハラさせられたが、関東の住民にとっては思いのほか影響は小さく、過ぎた後には台風一過の秋空。 これで、本当に夏が終わったのかな、という気分になるが、さてどうなることか。 原発事故賠償ルールをめぐる落…

2016年10月3日のメモ

週が変わって、やっぱり10月だなぁ・・・と思ってしまうエピソードが満載なのであるが、やるしかない。 体壊さない程度に。 JASRAC新理事長のインタビュー 最近、著作権業界の動きにはすっかり疎くなっていて、「6年ぶりにJASRACのトップが交代」というニュ…

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