2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年4月のまとめ

先月までに比べれば、若干仕事は落ち着きつつあるものの、リズムをなかなか取り戻せないまま30日間以上経過してしまい、先月に引き続き、安定した更新には程遠い月となってしまった4月。ページビューは29000件強、ユニークユーザーは21,300人台。書きたいこ…

「技術流出に歯止め」をかけるために必要なこと。

4月25日付け夕刊から26日付けの朝刊にかけて、「新日鉄が韓国ポスコを相手取って不正競争防止法(営業秘密不正取得)に基づく訴訟を提起した」というニュースが華々しく掲載された。そして、それを受けて、4月30日付けの日経紙には 「技術流出に本気で歯止め…

“伝説”になりそこなった馬。

ここ数年、「主役を張れる存在」をなかなか出てきていなかった古馬G1戦線だが、今年の春の天皇賞には、オルフェーヴルがいた。前年のクラシック三冠+有馬記念という、かつてのディープインパクトを上回る堂々たる実績。そして、年明け初戦の阪神大賞典で、…

“3度目の正直”の虚しさ

これまで二度にわたる投票を行っても決着が付かず、とうとう立候補者を募り直しての「再投票」にもつれ込むことになってしまった日弁連会長選だが*1、“3度目の正直”とばかりに、ようやく決着がついた。 「日本弁護士連合会は27日、宇都宮健児会長(65)の任…

「小沢元代表無罪」のその先にあるもの

ようやく、というべきか、とうとう、というべきか、3秘書の有罪判決からは半年、衝撃の起訴議決から1年半もの歳月を経て、小沢一郎元民主党代表の政治資金規正法違反被告事件に対する無罪判決が言い渡された。 「資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政…

著作権の世界に見えた希望の光〜『BLJ』2012年6月号より。

日経新聞の広告で、特集のタイトルが「著作権法はビジネスの足かせか」となっているのを見て、是非とも買わねば・・・と思っていた、『Business Law Journal』の最新号。いつもなら、Amazonでクリックして週末にじっくり、というところだったのだが、今回は…

大王製紙のアクションの真意はどこに?

昨年の“若旦那の使いこみ”発覚以降、まるで良い話を聞かない大王製紙。 創業家と経営サイドの分裂は深刻化して、報道を見る限りでは関係修復のメドは依然立っていないように見える。今考えると、第三者委員会のあまりにシンプルな結論の調査報告書がこの災い…

誰も拾わなかった火中の栗

年度を跨ぐまで、ズルズルと引きずったままになっていた東電会長人事だが、ここに来てようやく原子力賠償支援機構の下河辺和彦運営委員長(64、弁護士)を充てる方針が固まったようだ。勝俣恒久会長の退任が確実な状況になって以来、財界関係者の名前がいろ…

双葉社が執念で勝ち取った“成功事例”

中国で商標権を先取りされた典型的事例、として2005年頃に話題になった「クレヨンしんちゃん」。自分のところでも、当時は、「外国、特にアジアで先に権利確保しないと痛い目にある」とか、そもそもの「商標権の怖さ」といったことを知らしめる格好の素材と…

“奇跡の配合”伝説の始まりか、それとも・・・。

今日は、昨年以来、使われ続けてもはやボロボロの状態になっていた中山競馬場が、ようやく暫しの休みに入れる日。 そして締めくくりのレースとなったのが牡馬クラシック1冠目の皐月賞、である。1年前、震災とその後の停電パニックで、中山での開催が叶わなか…

どうせ議員立法するのなら・・・

先月末に文化庁のHPに法案がアップされたのを確認しつつも、なかなかこのブログでのアップに向けて手を付けられないままここまで来てしまった著作権法改正案。国家的知財戦略の名の下に、華々しく“日本版フェアユース”が打ち上げられたのも今は昔。 やっとの…

寝た子を起こしてしまった東電値上げ騒動。

先日、いろいろと問題点を指摘した東京電力の値上げ問題だが*1、約款取引に関する問題点だけでなく、独禁法上の問題にまで踏み込んだ議論が広まっていく気配を見せている。 「川口商工会議所(埼玉県川口市、児玉洋介会頭)は11日、東京電力が独占禁止法に違…

桜の季節がまためぐる。

なかなかやって来なかった今年の春も、先週後半くらいから一気にやってきた感じで、週末、東京の桜は満開。まぁ、長い間住んでいる間に、東京の名所はほとんど網羅してしまったし、美しい花が咲いて散りゆくのを眺めていると、いろいろと複雑な思いにかられ…

この切なさが原点にある。

書く人によって当たり外れが大きい、と言われる日経紙朝刊の「私の履歴書」。 先月の連載なんかは、正直辟易するばかりだったが、今月の蜷川幸雄氏の連載は個人的にはツボである。特に、7日付けの朝刊に掲載されたエピソードには、我が身を振り返って、グッ…

“読まず嫌い”になるなかれ。

新司法試験を目前に控えたこの時期に、ちょっとした話題になっている一冊がある。知財研究者として第一線で御活躍されている田村善之教授が執筆者として名を連ねていて、しかも出版元が信山社、となれば、どれだけ本格的な学術書なのだろう・・・? と誰もが…

積み重ねたものが、報われる日はきっと来る。

前日の男子とはうって変わって、最終グループに日の丸を背負った3選手が名を連ねた世界フィギュア女子シングル。最初に滑ったSP首位発進のレオノワ選手*1が、鬼気迫る演技でメダル確実なスコアを叩き出し、コストナー選手がこれまでの十年のうっ憤を晴らす…

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