2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

TBS vs 楽天

岩倉先生のお名前を見たとき、ふと思い出したのが、 楽天によるTBSの「株買占め」騒動。 知財のみならず、M&Aの世界でも第一人者として知られる岩倉先生は、 TBSの「企業価値評価特別委員会」の委員にもなっていることでも有名で、 一連の騒動が始まって以来…

インクカートリッジリサイクル事件

今朝の日経の法務面(21面)に、 「リサイクル品は特許侵害か」というタイトルで、 キャノンvsリサイクル・アシスト社の特許侵害訴訟の特集が載っている。 知財高裁が大合議審理を決定しただけあって、 法的にも興味深い論点を含んでいるこの訴訟だが、 この…

何とワイドで・・・

先週に引き続き、今週もWINSへ。 単勝が鉄板だった菊に比べると、 今日のメイン(天皇賞・秋)は、これといった軸馬も不在で、 馬券的には面白そうだ、と思っていたのだが、 いざ検討を始めてみると、面白いどころの話ではない。 自分は、新聞を買うと、戦績…

判決フォロー

クロムサイズ事件(関連サイト) 昨日のエントリーで触れたクロムサイズ事件について、 okeydokey氏の「言いたい放題」というサイトに評釈が掲載されている。 (http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20051026/1130332248) (http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/2…

クロムサイズ著作権侵害事件

先日のエントリーで予告していたとおり、 (http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20051025/1130254792) 関西の民放5社がクロムサイズというメーカーを相手取って起こした 著作権侵害差止等請求事件(大阪地判平成17年10月24日*1)について、 少し書いて見たい…

文化功労者

夕刊を見ていたら、文化功労者に三ケ月章・東大名誉教授が選出されていた。 民訴法の権威として高名な法学者の方であり、法制審議会等でもご活躍されたほか、細川内閣の法務大臣として民間人入閣したご経歴もお持ちの方である*1。 一応法学部に在籍していた…

朝寝坊

今朝起きたら、良い子は会社にいる時間だった・・・。 自分の朝起きのパターンは、 ①出社1時間30分前に合わせて、テレビのタイマーをセット。 ②出社1時間前に合わせて、目覚まし時計のベルをセット。 ③出社30分前に合わせて、携帯のアラームをセット。 それ…

ENDLESS STORY

NANAの映画を見に行って以来、 伊藤由奈の『ENDLESS STORY』が耳から離れない。 伊藤由奈というより、REIRA(レイラ)といった方がしっくりくる。 ナナのバンド“Black Stones(ブラスト)”にとっての因縁のバンド、 “TRAPNESS(トラネス)”のヴォーカリスト…

ジュリスト2005.10.15号(No.1299)

休みの日に出かけていたりすることが多かったこともあり、 しばらく読んでいない雑誌がたまっている。 既に最新刊が来ているのだが、 一応古い方から目を通しておく。 1299号の特集は、国際公法に関する諸問題と国会主要成立法律の続編だが、 とりあえずその…

日本シリーズ第4戦

昨日の時点で覚悟はしていたが、 まるで悪い夢を見ているような気分である。 今日は、昨日までとうってかわって、 タイガースに勝つチャンスが十分にあった展開だった。 セラフィニの立ち上がりを攻めて、初回から先制のチャンスが来たし、 その後も毎回のよ…

日本シリーズ第3戦

前の2戦は想定内だったが、 今日の試合はさすがに想定外だった・・・。 2回の関本のゴロは、 普通のサードだったら、弾いてもおかしくない当たりだったし、 4回のダブルプレー崩れの判定はかなり微妙だったし、 その後の今江のボテボテのゴロも当たり所が悪…

クロムサイズ事件

マンション内のサーバーに一週間分のテレビ番組を録画し、 住民に提供するサービスを開発・提供していた「クロムサイズ」という会社に対し、 在阪民放5社が提起していた機器販売差止等の請求が、 大阪地裁(山田知司裁判長)で認められた、 という記事が、今…

「ひよ子」再び

ブログで法律ネタを毎日書き続けるというのは結構大変なもので、 少し油断すると、すぐ趣味ネタに流れてしまうのが自分の悪い癖。 学生さんと違って、「生活の変化」を毎日楽しめるわけでもないし、 かといって、細かい仕事の話を書いてしまうと、 あっとい…

 Law&Technology 2005年10月号(No.29)

民事法研究会が発行している「Law&Technology」(L&T)という雑誌がある。 発行は年4回のみで、法律雑誌としてもマイナーな部類に入るものだが、 判例紹介がコンパクトにまとまっているのと、 掲載されている論文の質が高いことから、個人的には非常に重宝し…

日本シリーズ第2戦

勢いというのは恐ろしい。 マリンスタジアムで投げる渡辺俊介を打ち崩せるチームは、 リーグを問わず、今の日本には存在しない。 だから、前半に2点を奪われた時点で、 タイガースファンとしては負けを覚悟すべきだったのだが、 それにしても、2日続けて酷い…

三冠の余韻

今日は、久しぶりに水道橋のWINSに出かけた。 目的は勿論ただ一つ、無敗の三冠馬誕生の瞬間を見届けるため。 PATが普及した今になっても、 自分が馬券を買う時は、必ず競馬場かWINSへ行く。 そこに集いし老若男女たちの、 悲鳴だか怒声だか分からない声援や…

日本シリーズ第1戦

とうとう夢のカードの開幕がやってきた。 残念ながらプレーボールの瞬間は見られなかったが、 同点になった後の、両者の攻防は十分に堪能できた。 プレーオフの勢いそのままに打ちまくり、 シリーズ初の濃霧によるコールドゲームでリリーフ陣を温存、と、 天…

留学費用返還をめぐって

留学を経験した若手官僚が続々と霞が関を去っていく実情を憂い、 留学費用の償還に関する法律の制定について、以下のような見解を出している。 (http://www.jinji.go.jp/kisya/0510/ryugaku.htm) 留学費用返還をめぐる問題は、 元々民間企業のMBA等の留学…

チケットが取れない

狙っていたマリンスタジアムでの日本シリーズのチケットが取れず、 仕事を早めに切り上げて金券ショップを廻ったが、 第6戦以降のチケットでも、3万円近くしている実情を見て、 手が出せずに終わる・・・。 ネットオークションだともう少し安く手に入れられ…

訴訟での証拠収集をめぐる一事例(その2)

前日のエントリーで軽く触れた、 最三小判平成17年10月14日判決について*1。 抗告人らは、労働災害をめぐる民事訴訟の原告として、 使用者側と安全配慮義務違反の有無等を争っている。 抗告人側は、本件労災事故に係る調査の概要、調査報告書作成の有無等に…

訴訟での証拠収集をめぐる一事例

17日の朝刊の社会面に小さく載っていた記事から、 民事訴訟における文書提出命令に関する一つの最高裁判決にたどり着いた。 最三小判平成17年10月14日*1。 これは、労災事故で死亡した工員の遺族が勤務先の会社を相手取って起こした 損害賠償請求事件の中で…

喫煙者に貼られていく「レッテル」

毎年恒例のJTの調査で、 成人の喫煙率が10年連続最低を記録した、という記事が 今朝の朝刊に載っていたが(日経新聞2005年10月19日・34面)、 その隣にとんでもない記事が載っている。 日本循環器学会など9学会の合同研究班が、 18日までに、診療指針「禁煙…

説明会

年に1回、特許庁が主催して行っている、 「知的財産制度説明会」というものがある。 去年まで芝のメルパルクでやっていたのだが、 今年から五反田に会場を移して、変わりなく同じような日程でやっている。 特許法35条(職務発明制度)の改正という大きな目玉…

ついに・・・

パ・リーグプレーオフが決着。 昨日の時点では3連敗も覚悟していたが、 何と、最後の最後でロッテが勝ってしまった! しかも、引退を決めた初芝のヒットからチャンスを作って逆転勝ち、 最後は守護神・小林雅のリベンジ、というドラマチックな展開。 雨の中…

パ・リーグの光

パ・リーグプレーオフ第4戦。 予想通りマリーンズは連敗。 ただ、今日、テレビ東京がこの試合を生中継したことは、 来期以降のパ・リーグに射す一筋の光になると思う。 今年の交流戦を除けば、ロッテの試合をキー局のナイター中継で 見られるなんて、めった…

デジタルアライアンス社の反撃なるか?

昨日のエントリーで書いたように、 「読売新聞対デジタルアライアンス」事件において、 不法行為の成立が認められた意義は大きい。 馬名の使用をめぐるダビスタ、ギャロップレーサー両事件の話は既に述べたが、 スケジュール管理ソフト(PIMソフト)をめぐる…

「新聞記事見出しフリーライド事件」判決の衝撃

自己のホームページ(以下「YOL」)上の記事見出しを不正に使用した、として 読売新聞社が有限会社デジタルアライアンス社を相手取って起こしていた 訴訟事件の判決が、10月6日に知財高裁(塚原朋一裁判長)で出された*1。 結論としては、著作権侵害を否定し…

原作と実写版の間

先日、「NANA」を映画館まで見に行った。 公開からだいぶ日が経っているはずなのだが、 相変わらず大した人気であった。 個人的には「ネタ作り」(笑)のための鑑賞で、 ほとんど中身には期待していなかったのだが、 どうして、思いっきり泣きのツボにはまっ…

「営業秘密管理指針」公表

さる10月12日に、経済産業省が「営業秘密管理指針」の改訂版を正式に公表した。 (http://www.meti.go.jp/press/20051012002/20051012002.html) 「営業秘密管理指針」(案)がパブリックコメントに付された時に、 このブログで雑駁な感想を書いたところ(ht…

民事訴訟における「真実」とは?

いわゆる知財系の法律家の中には、 技術系のバックグラウンドを持っている方が多い。 特許を手がける弁理士の多くは技術系学部の出身だし、 弁護士の中にも、メーカー在籍中に独学で司法試験に受かった方は結構いるし、 最近では、理系学部在籍中に受かって…

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