2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年10月のまとめ

今月は、「引用」の裁判例絡みのアクセスだけで相当の数に上ったこともあって、月間のアクセス数(42000件強)、ユニークユーザー(28000人強)ともに、過去最高記録を更新。まぁ、なかなかあんなにタイムリーに美味しいネタを提供できる機会はないので、来…

季節は変われども牝馬(おんな)は強し。

春競馬シーズン、古馬陣の話題をもっぱら牝馬がさらっていっていたのを評して、「強きは牝馬ばかりなり」というフレーズを使ったのは5か月前のこと*1。そして、秋の最強馬決定戦でもその状況は変わることなく、見事にブエナビスタが主役の座をかっぱらってい…

休みの日くらい休みたい。

・・・なんて、そんな願いすら叶わぬ我が身の上を恨んでも仕方ない。雨にも負けず、風にも負けず。 嵐の中を今日もスーツに重たい鞄抱えて歩く。そんな毎日をとことん楽しんでやろうじゃねーか、と今は自分に言い聞かせるのみ。

再び風向きは変わるのか?〜「まねきTV」事件最高裁弁論へ

昨年1月の「ロクラク」事件判決や、先般の「引用」をめぐる判決など、知財高裁が次々と繰り出す判決が、これまで権利者側によりがちだった「著作権」をめぐる権利者・ユーザー間の力関係のバランスを改める方向に向かっているのではないか・・・?というのが…

人の縁&ブログの縁

ってやつを堪能した一日。それ以上の気の利いたコメントを、酔った頭で捻りだすのはなかなか難しい(笑)。

これからの「著作権」を考える上で、欠かせない一冊

当ブログで、これまで“クリエイティブ・コモンズの伝道師”とか、“著作権業界のジャンヌ・ダルク”*1等々、いろんなフレーズでご紹介してきた森・濱田松本法律事務所所属の野口祐子弁護士が、実に素晴らしい一冊を世に出された。それも「新書」という極めて身…

菊の季節に咲かなかった薔薇。

皐月賞馬もダービー馬も出なかった今年の菊花賞。「三冠最後の舞台」にあまりふさわしいとは思えないような下級条件の馬たち*1に混じって出走したダービー2着馬、ローズキングダムにとっては絶好の舞台だったと思われたのだが・・・やはり、菊の季節に薔薇は…

跳べなくなったプリンセス

早いもので今年もフィギュアスケートの季節が来た。グランプリシリーズの初戦がNHK杯、という見慣れないローテーションの上に、出だしから浅田真央選手、高橋大輔選手、という日本が誇る世界チャンピオン2人が登場する、というNHK的には出来すぎた展開で嫌な…

大量ブクマ御礼

著作権の記事を書くと、読者の皆様の反応が良くなる傾向は以前からあったのだが、18日付のエントリー*1に、ここまでの反応が寄せられるとは正直思っていなかった。3年前に書いた映画盗撮防止法案に関するエントリー*2に匹敵するブクマ100超え。お世辞にも読…

「弁護士」をめぐる情報の非対称性。

本日付の日経新聞の「経済教室」に、福井秀夫・政策研究大学院大学教授が、いつもどおり吠えるように持論を展開されていた*1。読み物としては面白いので、ヘタに「法と経済学」的なるフレーズなんて散りばめずに、純粋な“意見広告”として出せばよいではない…

ウサギの戦い。

著作権法にあまり興味がない人にとっても、ある意味とても「分かりやすい」著作権紛争のニュースがオランダから飛び込んできた。 「ウサギの女の子のキャラクター「ミッフィー」の生みの親であるオランダの作家ディック・ブルーナ氏(83)が、サンリオのウサ…

ここでまた新たな展開・・・か?

今年の夏頃に話が湧きあがった、ヤフー・米グーグルの提携問題。 「クールな独禁当局と、熱くなる日経紙」 のコントラストが非常に印象的だったこの問題だが*1、なぜかここに来て、このタイミングで、国内ネット大手が議論に参入してきた。 「楽天が、ヤフー…

予定調和、崩れる。

パ・リーグのクライマックスシリーズで、王手をかけられたところから3連勝した千葉ロッテマリーンズが、まさかの日本シリーズ進出を果たした。いくら相手がCSシリーズに滅法弱いソフトバンクだったから、といっても、リーグ戦3位からの“上位なぎ倒し”はこれ…

これぞ知財高裁!というべき判決〜「引用」理論の新たな展開

以前本ブログでも取り上げた「鑑定証書カラーコピー事件」*1。第一審判決が、鑑定会社(被告)による「鑑定証書添付用縮小カラーコピー」の作製を複製権侵害と認定し、著作権114条2項に基づいて6万円(+遅延損害金)の支払いを命じたことが物議を醸していた…

ささやかな三冠馬。

秋の連続G1シリーズ第1弾の秋華賞で、いきなりアパパネが7年ぶりの牝馬三冠達成、という偉業をやってのけた。過去にメジロラモーヌ、スティルインラブの2頭しかいない貴重な記録だけに、前哨戦の敗北にも負けず、きっちり仕上げて巻き返してきた国枝調教師(…

更新もままならない

最近、あまりのんびりと家に帰ってパソコンに向かいあう暇もないので、更新はもっぱら1週間まとめて・・・というローテーションになっているのだが、今週あたりはそれすらちょっと厳しいかもしれない。 週末の予定をしっかり整理しておかないのがいけないの…

もう二度と彼女を「YAWARA」とは呼ぶな。

一部の(だが良識ある)人々から、“辞めろ辞めろ”の声が上がって久しかった谷亮子参議院議員が、ようやく柔道選手としての「第一線」を退くことを発表した。これまで、五輪のたびに、あたかも腫れものに触るように(?)無抵抗な“賛美”の声を送ってきたメデ…

“幻想”が消えた後に残るもの。

最近の大阪地検の不祥事を受けて、法科大学院生や司法修習予定者等、“これから検察官を目指そう“と思っていた人々が、「進路に悩んでいる」といった類のニュースが伝えられることが多くなっている。確かに、これまで一途に 「検察官になって、特捜部に入って…

2つの日韓戦

初戦のアルゼンチン戦に、A代表史上初めて勝って名を挙げたザッケローニ・ジャパン。2戦目の韓国戦でも、敵地での試合ながらなかなかの出来だったようで、メディアの評価も依然として高いレベルで保たれているようだ*1。今、日本代表が充実しているように見…

何が楽しくて夏に・・・?

数日前の日経紙面に、「大手商社が採用活動時期を8月ごろに遅らせる」という方針が掲載されたのは記憶に新しいところだが、今日の月曜版・12面(「働く」面)でもこの話題が取り上げられている。「学生の本分である勉学の妨げになる」とか「目先の就職活動に…

道を決めるのに急ぎ過ぎる必要はない。

聞くところによると、最近、新司法試験の合格発表から司法研修所入所までの数か月、というのが、いわゆる「弁護士事務所への就職活動」のピーク期、になっているらしい。だが、そういう話を聞くたびに、何で皆そんなに急いでいるんだろう、と不思議な気持ち…

“フロンティア”ロイヤーの蹉跌

日経紙の夕刊に週替わりで連載されている「人間発見」というコーナーがあるのだが、今週のターゲットは久保利英明弁護士、ということで読み物としてはなかなか面白かった。担当している“聞き手”が、一時久保利弁護士と組んで“法化社会”キャンペーンを張って…

暴かれた“偽造”

知財分野における紛争の中でも、商標の不使用取消をめぐる紛争には“きな臭い”ものが多い、ということは、かねてから指摘されていたことで、特に「使用証拠」として提出される伝票等の取引書類やパンフレット等の中に、真偽が定かでないものが混ざっているこ…

平均30.9歳の勇気か、それとも蛮勇か?

東京第5検察審査会が2度目の起訴議決を出したことにより、民主党の小沢一郎元幹事長が、政治資金規正法違反の罪で強制起訴される見込みとなった。「平均年齢30.9歳」と報じられている今回の審査会のメンバーの中で、どのような議論が行われたのか、容易に知…

作られ始めたストーリー

村木元局長に対する無罪判決が出て以降、一転して防戦一方の大阪地検。主任検事逮捕の余韻が冷める間もなく、ついに10月1日になって、大阪地検特捜部の前部長、前副部長が犯人隠避容疑で逮捕勾留される、という異例の事態となっている。権力嫌いな人々にとっ…

ビバ!中山祭り!

あんまり期待はしていなかった今年の凱旋門賞だが、なんとなんと、ナカヤマフェスタ(牡4)が歴史に残る大激走。 英ダービー馬ワークフォースをゴール前ギリギリまで追走し、惜しくも敗れたものの、エルコンドルパサー以来、11年ぶりの2着に入った。 中山競…

4年前の輝きは失せたのか?

大学での最後のシーズンを迎えている斎藤佑樹投手が、開幕から悪戦苦闘していることは伝え聞いていたが、ついに、4試合目の登板となる対東大1回戦で、「7回5被安打3与四球で3失点」という(相手を考えれば)大乱調。黒星を喫する、という惨事に見舞われるこ…

よく考えたら・・・

昨日は、9月30日だったんだ・・・ということに、日が変わってから気づいた。 いろいろ変わったものもあり、値上がりしたものもあり、と、日が過ぎてから後悔しても遅いものばかりなのだが、生死を分けるような状況でもないところで、余計な行動をしてもしょ…

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