2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年11月のまとめ

まだ一応「秋」なのに真冬並みの寒波。 そのくせ、夏のスコールを思い起こさせるような激しい雨が降ってきたり・・・と荒れ模様だった空と同じくらい、仕事の方も荒れ荒れで、もはや定期的な更新は無理、と半ばあきらめたまま過ぎていった11月。おかげで、毎…

毒か薬か?〜「間接侵害」規定をめぐる法制問題小委の混迷

文化審議会著作権分科会の法制問題小委員会で今年度の「目玉」の一つとなるはずだった、「間接侵害」規定の導入をめぐる議論が、どうも迷走しているようだ。Twitterで評価が高かった「CNET Japan」のまとめ記事(http://japan.cnet.com/news/business/350249…

古き良き時代の終わり。

外資系企業、と言えば、何かとドライな印象が強いが、日本に長い間根付いている企業の場合、雇用環境も含めて意外にウェットな一面を持っていたりする。日本IBM、という会社もかつてはそうだった。元々お世辞にも“社員に優しい”会社とは言えなかったとは聞く…

“国際ハーモ”の落とし穴。

このブログでも時々動きを紹介していた「新しい商標」だが、とうとう“導入間近”というところまで来たようで、とうとう、気を見るに敏な日経紙の月曜法務面にまで登場するに至った。 「特許庁は企業の商品やサービスを顧客に印象づける商標に、音や色、動きな…

疑惑の直線

凱旋門賞から帰ってきたオルフェーヴルの凱旋レース、ということで注目が集まった今年のジャパンC。オルフェの欧州での活躍ぶりが鮮烈だったうえに、迎え撃つ国内組も、絶好調の3歳勢(フェノーメノ、ジェンティルドンナ)から、天皇賞から直行した調子の良…

“これがサッカーだ”というには残酷すぎる結末。

雨の中、サッカーの試合を見たことは、何度もあったし、国立競技場の屋根のないエリアで、雨に濡れながら試合を見たことも一度や二度ではない。でも、試合が終わった後、体も心もこんなに冷え切るような経験をしたことはなかった。“これがサッカー”としたり…

地に足が付かない報道はそろそろやめた方がいい。

最近、「法曹の就職」をめぐる議論があちこちで湧き上がっていて、法律関係のメディア等で見かけない日がないくらいの勢いである。もちろん、このブログでも、そういった話は、以前からあれこれと取り上げてきたし、某著名弁護士との論争(?)に発展しかか…

かつてのNo.1ジョッキーの意地。

これといった傑出馬がなく、1番人気のグランプリボスでも単勝オッズ4.0倍、という混戦模様だったマイルチャンピオンシップだが、ゴール前混戦の中、スルスルと抜け出した武豊騎手騎乗のサダムパテックの勝利、という結果で幕を閉じた。4番人気にまで持ち上げ…

突然の“解散”の余波。

今週、世の中を揺るがせた野田首相の「解散宣言」。 結局、予定通り、16日にめでたく“解散!”と相成ったわけだが、この急な展開が、違憲訴訟の世界にも予期せぬ事態をもたらしつつある。 「12月16日投開票の衆院選の定数配分を巡り、「1票の格差」の是正を求…

「出版物に係る権利(仮称)」は電子出版の味方か?それとも脅威か?

今年に入ってから、楽天の端末発売や「キンドル」の日本上陸など、「電子書籍」に関する話題には事欠かない。16日付の日経紙には、 「電子書籍配信 官民出資の機構が始動」 という見出しとともに、(株)出版デジタル機構(http://www.pubridge.jp/)が電子…

風は吹いている。

ここ1,2週間の雰囲気からすると、年内もあるかなぁ・・・とおぼろげながら思わせていた総選挙が、とうとう現実のものとなった11月14日。いつでも政権を批判するのが好きなメディア(苦笑)は、あまり素直にほめないが、解散先延ばしムードが漂う中で、意表…

因果なお仕事。

やっぱり・・・というフレーズしか出てこないようなニュースが夕刊を飾った。 「資金管理団体『陸山会』の土地取引を巡り政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で強制起訴された元民主党代表で『国民の生活が第一』代表の小沢一郎被告(70)の控訴審判決が12日、…

「2」という数字へのこだわりが招いた悲劇?

3歳牝馬で堂々の三冠を飾ったジェンティルドンナが、果敢にもジャパンカップに挑む、ということで、遂に悲願の初G1タイトル獲得か!と注目されていたヴィルシーナ。舞台は古馬混合のエリザベス女王杯、とはいえ、昨年まで二連覇を飾っていた“強すぎる外国…

あっさりと終幕を迎えた録画補償金訴訟。

一昨年、昨年、と、年末に大きなセンセーションを巻き起こしてきたSARVH対東芝の録画補償金請求訴訟。 第一審、控訴審と訴えられた東芝側が勝訴していたものの、各争点について、控訴審が第一審の判断を180度ひっくり返すような判断を示していたこともあって…

“眞紀子クライシス”を振り返る。

11月2日、田中眞紀子文科相の「認可しない」発言で、上へ下への大騒ぎとなっていた「3大学設置認可問題」は、結局、大学設置・学校法人審議会の答申通り3大学の設置を認可する、という形で決着を見ることになった。大臣の発言が二転三転した末に、振り出しに…

これが旧試組の意地だ。

今年の新司法試験で、高い合格率で実力を証明した上に、低迷する法科大学院人気をあざ笑うかのように受験者数はうなぎ上り。 論文試験が終わった時点でかなりの人数の合格が予想されていた、ということもあって、去年以上に注目を集めた第2回「予備試験」の…

まだやってたのか・・・ひこにゃん!

「彦根城築城400年祭」のPRキャラクターだった「ひこにゃん」が、おどろおどろしい“権利”をめぐる争いに巻き込まれたのは、2007年のことだった。イラストレーター側が民事調停を申し立て、キャラクターの使用法やライセンスの範囲等をめぐって、彦根市・400…

競業避止契約をめぐる潮流の変化?

今週の日経の月曜法務面に、「競合他社への転職制限」をめぐる記事が掲載されている*1。このテーマに関しては、自分にもちょっとしたこだわりがあって、今年の1月に「アリコ」の転職禁止条項をめぐる東京地裁判決が報道された時も、最近の不勉強を承知で、つ…

新人監督の試練。

あわやCSシリーズで敗退か・・・という瀬戸際に追い込まれながらも土壇場でドラゴンズをうっちゃった読売ジャイアンツが、勢いそのままに押し切った今年の日本シリーズ。シーズン中、あれだけの圧倒的な力の差を見せていたチームが、CSであっさりと負けてし…

「元官僚」という肩書のうま味と重み。

「現役キャリア官僚」時代から実名ブログを開始して話題を振りまき、退職後も「元官僚」として地味ながらネット上で活躍している宇佐美典也氏、という人物がいるらしい。自分がこの方の存在を知ったのは、“BLOGOS編集部”による↓の記事を読んだゆえ。 http://…

素晴らしき栄誉。

毎年、春秋の季節の風物詩となっている紫綬褒章。 公職にあった方々を対象とする勲章とは異なり、芸術、スポーツ等の分野で活躍した、お茶の間にも馴染み深い方々のお名前を見かけることが多い栄典制度なのだが、今年の秋の受賞者欄を眺めていたら、なんとそ…

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