2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年3月のまとめ

3月はちょっとお休みモードだったせいもあって、ページビューは減少傾向(30500件超)。 ユニークユーザーが微増(23000人超)しているのは、フィギュアネタで引っかかってこられた方が多かったせいだろうか。 まぁ、年明けから冴えない状況であることに変わ…

敗軍の将が語ったもの。

いろいろと物議を醸している30日付の警視庁のプレスリリース。 (http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/nansen/h220330_jiken.pdf) 国松警察庁長官銃撃事件が公訴時効を迎えたことを受けての「捜査結果概要」の公表ということだが、 「被疑者不詳のまま送致…

「猿払」大法廷判決は克服されるのか。

憲法学者は概して最高裁判決の規範に対して批判的なものだが、中でも通称「猿払事件」の大法廷判決(最大判昭和49年11月6日)*1に対しては、従来から厳しい批判が向けられてきた。 公務員の政治的行為を広汎かつ包括的に制限する国家公務員法及び人事院規則…

ジンクスも気にならない・・・そんな強さ。

フィギュアスケート世界選手権・女子シングルは、浅田真央選手がショートプラグラム2位からの逆転で、見事に2度目の優勝を飾った。 「逆転」といっても、ショートで首位に立っていたのは、シニアの大舞台での経験が決して豊富とはいえない長洲未来選手。 長…

レアな事例判断

「依願退職後、競合会社を立ち上げた社員に対し、元勤務先が損害賠償を求めた事件」で「最高裁が元勤務先の請求を棄却した」というニュースが、日経紙に掲載されていた(日本経済新聞2010年3月26日付朝刊・第42面)。 筆者自身、かつて関心のあった分野だっ…

トリノまで続いた道。そしてトリノから続く道。

フィギュアスケート世界選手権・男子シングルで、高橋大輔選手が成し遂げた歴史的快挙。 「フィギュアスケートの世界選手権は25日、男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)1位でバンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(関大大学院)はフリーも168.4…

名実ともに・・・

大塚先生のメルマガで、事務所名変更のご案内をいただいたのを機に、早速、事務所のトップページにアクセスしてみた。 「駒沢公園行政書士事務所」 http://ootsuka-houmu.com/ 自分はいつもブログの方にしかお邪魔していないし、そちらの方は、長年「駒沢公…

せっかくの快挙なのに・・・。

オリンピックの後には必ず開かれるイベントなのに、いつ始まって、いつ終わったのか、すら忘れがちな「パラリンピック」。 日本時間22日に閉会したバンクーバー冬季パラリンピックでは、日本勢が大健闘を見せ、特に、アイススレッジホッケーで地元カナダを破…

『コード・ブルー』で泣いた!

この日最終回を迎えた『コード・ブルー』の“2nd season”は、近年の民放のドラマの中では稀に見る良い出来だった。 “1st season”の時(2008年7-9月クール)は、ジャニタレと演技下手な人気若手女優を集めただけだろう、と、ミスチルの曲が流れるエンディング…

これは必要な法改正なのか?

連休中の空いた紙面の埋め合わせの必要に迫られたのか(笑)、日経紙にこんな当たり障りのない記事が載っていた。 「特許庁は商標法を見直し、使われていないブランド名やロゴなどをほかの企業が使いやすいようにする。企業が他社の休眠特許(ママ)*1を審判…

休日の非効率を憂う

せっかくの連休だというのに、予定がない日はほとんど睡眠とルーティンの家事雑事に費やされ、予定がある日はその予定にかかり切って、他のことは何もできない・・・そんな状況。 つい1、2年ほど前までは、日常の忙しさがピークの時期でも、休みさえあれば、…

地下鉄サリン事件から15年。

地下鉄サリン事件の惨劇から、はや15年が経った。 自分の10代の終わりに強烈なインパクトを残した事件だっただけに、このブログの中でも、時々振りかえったりしてきたのだが、節目の時期に再現ドラマや新聞の特集記事などを見ると、あらためて当時のことが思…

大波乱?の人事

平成14年9月以来、長きにわたり最高裁(第三小法廷)で独特の存在感を誇ってこられた藤田宙靖判事が間もなく定年を迎えられる、ということで、個人的には後任となる最高裁判事の人選には非常に注目していた。 藤田判事が、東北大学で長年教鞭を取られた生粋…

最高裁決定の読み方

東京地裁で無罪判決が出されて以来、当ブログでもフォローしていた「(インターネット上の書き込みによる)名誉棄損被告事件」に対し、最高裁が判断を示した。 「個人利用者によるインターネット上の表現行為と、新聞や雑誌といった従来の媒体での記載とで、…

長い長い裁判の末に。

先月、「カラオケに韓国曲配信/第一興商に賠償命令」という見出しで報じられた(日本経済新聞2010年2月11日付朝刊・第30面)、著作権侵害に基づく損害賠償請求事件の判決文が、ようやくアップされた。 事件番号等を見ると、この事件が東京地裁に係属したの…

イナバウアー男子。

日曜夜の遅い時間に放映された世界ジュニアフィギュアスケート選手権の録画映像を眺めてみた。 男子も女子も結果は見る前から分かっていたのだが、それでもいろいろと発見は多い。 例えば、村上佳菜子選手がSP2位から順当に逆転優勝した女子。 ここ数年日…

汝を愛せよ。

3歳クラシック初戦に向けたトライアルレースもいよいよ佳境に入るシーズン。 今週日曜日の阪神メインには、「フィリーズレビュー」が組まれていたのだが、個人的にはこの名称にどうも慣れなくて、未だに頭の中で「4歳牝馬特別」に変換している*1。 で、そん…

必ず押さえておきたい一冊。

公刊された当時からあちこちで盛り上がっていたようなので、今さら・・・の感は強いのだが、“著作権にかかわる人なら必ず押さえておきたい一冊”、として、福井健策弁護士の『著作権の世紀』をご紹介しておくことにしたい。 著作権の世紀 ――変わる「情報の独…

一瞬にして歴史は変わる。

積年の課題とされていながら、遅々として進んでいない感のあった公取委「審判制度」の見直しだが、政権交代後とんとん拍子に話が進んだようで、これまでのスローな展開は何だったのだろう、と思ってしまうくらい、あっけなく閣議決定まで辿りついた*1。 昨年…

これも一つの決着

先日の選挙で再投票にもつれ込んだ日弁連会長選挙。 同じ顔ぶれで再選挙が行われた、ということで、再び膠着状態に陥ることも十分予想される状況だったわけだが*1、思いのほかあっさり決着が付いたようである。 「日本弁護士連合会の次期会長選挙の再投票が1…

スカイマークの“不祥事”の謎。

スカイマークをめぐる“不祥事”が、この日の朝刊に相次いで掲載されている。 そのうち1件は、「副操縦士が巡航中に操縦室をデジカメで撮影した」というもので、これについては何を言われても仕方ないだろう。 だが、もう1件の方は何か引っかかる。 「スカイマ…

名誉ある引退。

日本で頂点を極めた彼女が、過去2年はじき返され続けてきたドバイに今年もまた行く(しかも未知数のオールウェザー馬場で行われるドバイワールドカップを目標に)という話を聞いた時に、ちょっと引っかかるものはあった。 しかも、これが引退レース、その後…

回り道もまた力になる。

3月の第一週と言えば、競馬学校を卒業したての新人騎手がターフにデビューする週である。 今年も毎年恒例のこの“イベント”が行われ、続々と新人騎手たちがデビューしていったのだが、そんな中、7日(デビュー週2日目)の中京競馬場8レースで、平野優騎手が…

浅田真央に始まり浅田真央に終わる。

先週末くらいから、書店の店頭に平積みになっていた「Number」。 最初、表紙を見た時は、 何でこんな時期に、まだ“プレビュー”号が積んであるんだろう? と思ったのだが、何のことはない、表紙の写真は同じ「浅田真央選手」でも、こっちは五輪“総集編”号だっ…

企業社会の暗闘?

5日付の夕刊に掲載された、前社長の「辞任取り消し要求騒動」をきっかけとして、富士通経営陣の暗闘(?)が明るみに出ようとしている。 「昨年9月に富士通社長を辞任した野副州旦氏が、辞任の取り消しを求める文書を会社側に送付していたことが5日、明らか…

「あと一歩」が遠かったシンデレラの悲劇。

「フィギュアスケート女子で2008年世界選手権4位の中野友加里(24)=プリンスホテル、早大大学院=が今季限りで競技の第一線から退くことが3日、分かった。近日中に記者会見する予定。」 (日本経済新聞2010年3月4日付朝刊・第41面) 「今春のフジテレビ入…

判例をUSBで見る時代?

最近競争が激しくなりつつある判例データベース業界。 今日も日経紙に↓のような記事が載っていた。 「法律関連出版社の第一法規(東京・港、田中英弥社長)は2日、企業法務関係者などに必要な判例約2万件をUSBメモリーに収めたデータベース商品「D1-Law nano…

BLJ渾身の特集

発売からしばらく立っているので、多くの方はもうご覧になっているのではないかと思うのだが、『Business Law Journal』の最新号(4月号)の特集がなかなか魅力的なものになっている。 題して、「弁護士との関係はどう変わったか」。 BUSINESS LAW JOURNAL (…

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html