2018-01-01から1年間の記事一覧
「今年も残すところあと数日」という時期になると、少しまとまった時間が取れるのと、1年間ブログの更新をさぼっていたことへの罪悪感から、急に思い立ってエントリーを上げ始める、という例年のパターンを繰り返し、今月はブログの移行作業と平行しつつ、最…
とうとう、暦の上では2018年最後の日を迎えることになってしまった。 このタイミングになると、例年、何かしらの振り返りはしているのだけど、今年は昨年に輪をかけて、振り返るのも嫌になるくらいの“内憂”続き。 狭いコミュニティのコントロールにもがき、…
長きにわたる議論と交渉の果てにようやく日の目を見たTPPが12月30日に発効する、ということで、今朝の日経新聞は「巨大な自由貿易圏」礼賛一色だった。その一方で、ひっそりと掲載されていたのが「知財ルール米離脱で凍結」という見出しの記事*1。 TPPの交渉…
2014年に発覚したベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件。 個人情報保護法改正の動きに影響を与えるくらいのインパクトはあったし、司法判断に関しても、いくつかの下級審判決に加え、先行していた姫路ルート(第一審判決は、神戸地裁姫路支部で平成27…
有馬記念の後に訪れた、中央競馬最後の開催日。 昨年は、ルメール騎手がまさかの0勝で200勝の大台を逃す、という“波乱”もあったので、今年も若干の不安と期待をもって見守っていたのだが*1、蓋を開けてみたら、年間史上最多勝にリーチをかけていたルメール騎…
日本語的には、株価は「下がる」ものなのかもしれないが、今日に関しては「落ちる」という表現しか出てこない・・・そんな日だった。日経平均で見れば1,010円45銭安。下落率でいうと-5.01%。 自分は元々資産の4割をこの手のリスク資産で運用している人間だ…
今年はいろいろと浮き沈みが激しい一年だったこともあり、それまでのルーティンの中でピタリと「断絶」してしまったものも結構多い。その一つがフィギュアスケートを見る、というたしなみで、それまでなら、シーズンが始まった時点で、今年の●●選手の曲目は…
昨年のキタサンブラックのような絶対的な主役はいない。だが、秋の天皇賞を制したばかりのレイデオロを筆頭に、この秋絶好調のキセキ、牝馬G1タイトル持ちのモズカッチャン、凱旋門賞帰りのクリンチャーと4歳の主役級は一通り参戦し、迎え撃つ5歳陣も引退レ…
バタバタしているうちに過ぎていく年の瀬だが、この一週間で一つ二つ大きなヤマを越え、さらに強制的に三連休、ということで、ちょっとひと息付いている。久しぶりにスーパーで買い物をしたら、目についたのが「30周年」のラベルの付いたサッポロ冬物語。 そ…
先月来、世の中を賑わせているカルロス・ゴーン元日産会長の事件。 ミーハーな話題抜きに、いわゆる「企業犯罪」に関する刑事司法手続の在り方を考える上では非常に興味深い素材なのでしばらく追いかけているのだが、ここにきて、金商法違反の被疑事実での勾…
年末の風物詩、となっている日本経済新聞の「企業法務・弁護士調査」。 今回で実に14回、ということだから、このブログとほぼ同じくらい続いている、ということになるが、一方で近年“マンネリ化”の風潮が強いというのも、例年指摘しているとおりである*1。そ…
阪神開催になったのはもう4年前のことなのに、未だに「朝日杯」と聞くと、反射的に「中山」のメインレースだと勘違いしてしまうのはオールドファンの悲しい性。そして、このレースに出ているのは全て牡馬である、という観念まで染みついているから*1、1番人…
久しぶりに心の底から「素晴らしい」と思えるニュース。 「日本学士院は12日、生物が自分自身の体を食べるオートファジー(自食作用)の解明でノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典・東京工業大特任教授(73)ら9人を新会員に選んだ。人文科学部門は、…
そんなに大きくは取り上げられていなかったものの、「消費者の財産的被害の集団的な回復のための民事の裁判手続の特例に関する法律」という長ったらしい名前の法律の成立を受けて、感度の高い各企業の担当者が戦々恐々としていたのは、もう5年くらい前のこと…
東京地検による日産のカルロス・ゴーン元会長らの起訴、そして再逮捕。 捜査手法に対するグローバル級の批判が鳴り止まない中、会見に臨んだ東京地検次席検事のコメントが報じられている。 「適正な司法審査を経て再逮捕に至ったことを理解してほしい」(日…
ここしばらく新聞紙上を騒がせていた「産業革新投資機構」をめぐる経産省と機構経営陣の対立は、田中正明社長以下、民間出身取締役9名が全員辞任し、新規投資凍結、ファンド活動の事実上の休止、という形で幕を閉じた。役員の「高額報酬」の話から、機構自体…
前週のチャンピオンズCまで秋のG1を「外国人騎手」が勝ち続けている、というニュースは、もうあちこちで散々流れているので繰り返さない。「外国人」といっても、通年で騎乗しているルメール騎手やミルコ・デムーロ騎手がずっと乗ってきた馬で勝つのはあ…
とうとう残すところあと1カ月、というタイミング。 既に、月末をだいぶ過ぎたところで遡ってエントリーをあげているのだが、それでも10月のまとめがついこの前のことに思えてしまうくらい、時間感覚が狂ってしまったのが、今年の様々な誤算の遠因になってい…
2018年後半のどうしようもない仕事の波とそれに伴うストレスは、それまで普通に味わえていた様々な感覚を消し去る効果があるようで、秋以降、例年なら絶対に欠かさなかった週末の競馬記事の更新すら飛び飛びになってしまっている。だが、やはり今年の第38回…
依然収まらない日産のカルロス・ゴーン会長をめぐる一連の騒動。「容疑者」としてこれだけ報道され続けながら、未だに「代表取締役会長」という肩書を持ち続けているのは何とも不思議な気がする*1。海外在住のボードメンバーもいる会社だから、(既に取締役2…
月曜日の夕方、いきなり飛び込んできた「カルロス・ゴーン会長逮捕へ」のニュース。 瞬く間に続報も配信され、長年、日産自動車の「改革」の象徴だったカリスマ経営者の名誉は地に堕ちた。報道されている事実が真実かどうかは、いずれ第三者委員会の報告書な…
加速度的に増していく忙しさ。会社の中で一日じっとしている時などほぼ皆無で、朝から晩まであちこちで打合せで駆け回り、日中は外に出て法律事務所をハシゴすればちょっとした運動になる。出張から戻ってきて、溜まった仕事を片付けたと思ったらまた出張。…
2018年に入って以降、明け4歳世代に押しまくられて存在感を失いつつあった「5歳」世代。マカヒキが9ヵ月ぶり出走の札幌記念で2着に食い込んだり、京都大賞典でサトノダイヤモンドが復活優勝を遂げた*1ことで、秋になってようやく見せ場を作れるか、と思えた…
桜花賞、オークスと別次元の強さを見せて勝ち続けてきた今年の3歳牝馬の主役・アーモンドアイ。 好敵手だったリリーノーブルは故障で離脱、桜花賞までは主役だったラッキーライラックも夏の一頓挫が報じられる中、主役としての輝きは一層際立っていた。唯一…
ターフの上で絶え間なく続く世代間闘争の中で、何となく影が薄くなっている現5歳世代。スプリント2冠のファインニードルや、春の天皇賞を勝ったレインボーライン、宝塚記念を勝ったミッキーロケットなど、今年に入ってからG1タイトルを奪った馬はそれなりに…
台風接近で、2場開催の片方が早々と中止を決定。 そのおかげで、いつになく馬券検討に集中できたのがかえって裏目に出た感のあった日曜日の中山開催だったが、そんな結果にかかわらず、メインのスプリンターズSは、実にしびれるレースだった。心配された馬場…
油断すると、時はあっという間に過ぎる。 まだ夏休み気分が残っていた月初めからトップギアへの切り替えを余儀なくされ、2度のカレンダー上の3連休(といっても3日間休めるはずもないが)を挟んでふと気づくと怒涛の秋のお仕事キャンペーン期間に突入。暑く…
日曜日の東西メインレース。 西の神戸新聞杯では、1番人気の皐月賞馬・エポカドーロがスタートで出遅れてチグハグな競馬で4着に沈んだのを尻目に、ダービー以来の出走となったワグネリアンが堂々の差し切り勝ち。ダービーでの勝ちっぷりより、皐月賞の負けっ…
「自民党は20日投開票の総裁選で、安倍晋三首相(64)を総裁に選出した。首相は党員・党友による地方票と国会議員票の合計553票をとって石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選を果たした。石破氏は計254票だった。」(日本経済新聞Web/2018/9/20 21:00) 結…
今日の法務面に、何となく懐かしささえ感じる記事が載った。 「2015年の改正商標法施行で「音」や「動き」など新しいタイプの商標登録が可能になってから3年たった。いずれも審査の基準は高いが、特にハードルが高くなっているのが「色彩」だ。1つの色(単色…