2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2014年10月のまとめ

あまり盛り上がるところもないまま、あっさりと日本シリーズが終わってしまい、気が付くと今年も残すところあと2か月。この時期になると、止めどもない勢いで仕事だの、その他のややこしい雑事だのが流れ込んできて、年末に向けて一気に駆け抜けるほかない、…

久々に垣間見た「大阪」の意地〜ディスプレイフォント事件控訴審判決が示した創作者救済の道筋

テレビ放送で用いる「ディスプレイフォント」をめぐって、フォント製作事業者とテレビ局が争っている事件がある。昨年夏に大阪地裁で出された第一審判決については、このブログでも紹介したところで*1、「フォント」が著作権で保護されない、という前提に立…

中小企業の“反乱”で入り込んだ迷い道〜職務発明帰属「選択制」報道をめぐって

今月半ばの報道*1で、ほぼ方向性は決まったか、と思われていた「特許法35条改正案」だが、ここにきて、再度、二転三転、さらに四転び目くらいまで行きそうな気配になっている。先週のいくつかの報道に接して、書かないと・・・と思っていたところで、日経の…

これが解釈論の限界なのか?〜自炊代行訴訟・知財高裁判決への落胆と失望

昨年9月30日に第一審判決が出てから、はや1年超。 単純な「控訴棄却」事件であれば、1回で結審して早々に判決を出すことも稀ではない知財高裁が判決まで1年以上も引っ張った、ということもあって、ユーザーサイドの人々を中心に“かすかな期待感”を抱く向きも…

社外取締役導入をめぐる神学論争への溜息

先の通常国会で、会社法改正案が成立し、定時株主総会において「社外取締役を置くことが相当でない理由」の説明義務が課されることになった(法327条の2)こともあって、今年から来年にかけて、上場しているレベルの会社では、社外取締役の導入が一気に進ん…

「政治献金再開」の掛け声を前に思うこと。

先月、経団連が「政治献金への関与を5年ぶりに再開する方針」を打ち出した、というニュースに接し、何となくもどかしい思いでいたのだが、日経新聞の企業面の「経営の視点」というコーナーに、安西巧編集委員が「企業献金、論争の半世紀/経団連再開、賛同少…

奇跡のCS突破と胸をよぎる複雑な感情。

“まさか”の出来事は、概して期待していない時に起きるものだが、それにしてもこんな展開になるとは・・・という結末で終わった、今年のセ・リーグクライマックスシリーズ。打の2枚看板、マートン、ゴメスに、投のメッセンジャー、呉昇恒、と優良外国人が揃…

この悔しさをバネに羽ばたけ・・・。

ミャンマーで行われていたサッカー男子のU-19アジア選手権。 先日のアジア大会でU-21代表が韓国に屈し、大会連覇を逃した直後だっただけに、その宿敵をグループリーグ最終戦で沈めた若き日本代表に賭ける期待は大きかった*1。しかし、決勝トーナメント初戦の…

Daisuke Forever...

今年の五輪が終わった時点で、何となく想像できていたことではあるのだが、いざ、ニュースとして報じられると、やはりひとつの時代の「区切り」を感じずにはいられない。 「フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー冬季五輪銅メダリストの高橋大輔(28、…

本音と建前の狭間で。〜職務発明会社帰属案「当確」報道を前に

随分と長い間、議論が続けられている印象がある職務発明制度をめぐる問題だが、お馴染み、日経紙の「アドバルーン」が再び打ちあがった。 「社員の発明 報奨義務 /特許は会社に帰属 競争力底上げ /法改正へ」(日本経済新聞2014年10月11日付朝刊・第1面) …

ノーベル賞報道がもたらしたフラッシュバック。

#なぜか二重投稿になってしまったので、再投稿します。ブクマ、リンク等付けてくださった皆様、申し訳ございません。ノーベル賞ウィークが始まって間もない火曜日の夜に、突如として飛び込んできた日本の3氏*1によるノーベル物理学賞受賞のニュース。「青色…

届かなかった末脚と日本馬の目指すべき場所。

過去2回、オルフェーヴルが挑んで2年連続2着、という結果を残してきた欧州最高峰レース、凱旋門賞。 昨年は、勝ち馬との着差こそ開いたものの、日本のもう一頭キズナも4着に入線し、長年の日本競馬界の悲願達成まであと一歩・・・というところまで近づいたか…

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