「同情」を超えた「共感」

日曜日の夜に飛び込んできた一つのニュース。 ただの芸能ネタ、と片付けることなかれ。 ここには、日本の多くの組織が抱える病巣と、それに直面した時にどうするか、という行動規範が明確に示されているのだから。www.oricon.co.jpこの事件の特異性だとか、…

つなぐ、ことの意味。

おかげさまで、というか何というか、いろいろとドラマチックな人生劇場を演じてしまった(しかもまだその渦中にいる)こともあって、毎晩、飲み会のオファーが絶えることのない幸せな生活(苦笑)を送っている。行くたびに、前向きな話でも後ろ向きな話でも…

「新卒一括採用」の呪縛から解き放たれるとき。

ここ数年の迷走を見ながら、いつかはこうなるだろう、と思っていたが、この国にしては意外と早く事が決まったようである。 「経団連は新卒の学生の就職活動について、通年採用を広げていくことで大学側と合意した。春の一括採用に偏った慣行を見直す。能力を…

場違いな「独占禁止法適用」議論に思うこと。

最近は日本でも国際的な潮流に(一周遅れで)乗っかって、あの手この手でメガIT企業を叩く動きが活発化しているのだが、今日も華々しく1面に見出しが躍った。 「個人データ乱用を規制 政府、IT大手に独禁法で 中小事業者保護へ新法も 」*1 この「IT大手に…

ビジネスで生き残るための「手打ち」

昨日の時点では、「これから始まるよ~」という雰囲気で記事になっていたクアルコムvsアップルの特許訴訟。www.nikkei.comだが、今日になって一転、全くトーンの異なるニュースが配信されている。 「スマートフォン(スマホ)向け通信半導体の知的財産をめぐ…

「平成30年度重要判例解説」より(その1)

タイガー・ウッズ復活優勝の話を取り上げようかどうか迷った末に、 今日は、こちらのネタで行くことにする。平成30年度重要判例解説 (ジュリスト臨時増刊)出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2019/04/11メディア: ムックこの商品を含むブログを見る年に一度、こ…

気が付けば、もう10年だもの。

今日の感想は、「長いお付き合いのある方と飲むお酒は美味しいね。」の一言に尽きる。ちょっとした出会いから始まって今日に至る。 これまでも決して平凡な道のりではなかったし、 今まさに険しい道を歩いているのが自分の状況ではあるのだけれど、 それでも…

これが、今年のトレンドなのか。

切ったグランアレグリアに手痛い「順当勝ち」を食らってからまだ1週間しか経っていない*1のに、またやったかお前・・・的な結果に終わった皐月賞。賢明な読者の方であれば、当にお察しのとおり、今週も単勝1.7倍のサートゥルナーリアに喧嘩を挑み、そして華…

器の大きさ

この週末は、本来なら、数日前に話題になった↓のネタなどを肴に、日本法の下でのMFN条項に対する規制の是非等、少し背伸びした議論でもしようかと思っていた。www.nikkei.com でも、気の置けない人とのまったりとした話の場になると、やっぱりどうしても、目…

改めて問い直される「特許の価値」と「契約」の意味。

昨年、ノーベル生理学・医学賞受賞が発表された直後から、祝祭ムードを吹き飛ばすような緊張した空気が流れ続けている「オプジーボ」特許問題。そして、昨日の朝刊には、京大・本庶佑特別教授側が開いた、小野薬品を批判する記者会見の内容が掲載された。 「…

やっぱり

自分が長年尊敬している師匠から褒められると、素直に嬉しい。 これまで地道につないできた人との絆を、よりポジティブな形で生かせる、ということほど魅力的な話はない。一方で、今日もまた新しい、とても貴重な出会いがあった。そんな出会いや再会を重ねれ…

5年後、「北里柴三郎」の出番はあるのか?

昨日、日が変わったくらいのタイミングで速報が流れ、その後、正式な発表も出た「新紙幣」のニュース。 最初は「令和元年」に合わせてタイミングよく発行するのかな?と思っていたのだが、よくよく聞いたら5年も先の話で、これはちょっとセンスないな…と思っ…

折り合い。

ここ最近、これまで全く(orそんなに)接点のなかった方々と、話をさせていただく機会も増えていて、そのたびに考えさせられることは、Independentに活動することによるメリットを享受する、ということと、やりたいことをするための活動の基盤を作る、という…

日産自動車臨時株主総会に出席して~「カルロス・ゴーン時代」の終焉とその先にあるもの。

朝から各メディアで「きょう開催」と大々的に報道されていた日産自動車の臨時株主総会。これまでも、「話題になっている会社の株主総会に足を運んでみたい」という欲求に駆られることは度々あったのだが、自分のところの事前・事後対応とラップしてしまう定…

超越した一頭の前に、法則は通用しない。

時の流れは早く、あっという間にクラシックシーズンが到来。 そして、第1弾はいつものように、牝馬最初の関門、桜花賞。着順を正確に当てるのは決して簡単ではないが、上位に来る馬かどうかの「法則」は決まっている、というのが、長らくこのレースの特徴だ…

地位を追われた者と、追った者と、その間にある執念と。

ここのところ、やたら報道が目立つようになってきたLIXILグループの経営トップ人事をめぐる問題。 一部の海外機関投資家が声を上げ始めたのをきっかけに、最近では、現会長兼CEOの潮田洋一郎氏と、昨年秋に退任した前CEOの瀬戸欣哉氏とでどちらがCEOにふさわ…

何事も「タイミング」は大事。

昨日の一番のニュース、といえばやはりこれ。 「東京地検特捜部は4日、オマーンの販売代理店に支出した資金を自らに還流させていたとして、日産自動車元会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)を会社法違反(特別背任)容疑で逮捕した。「オマーンルート」の強…

あの頃の自分にも、今の自分にも。

新年度が始まったばかり、ということで、新社会人向けの記事を目にする機会も多いのだが、今朝の日経朝刊に載っていた、南場智子・ディー・エヌ・エー会長のメッセージには、心に刺さるものがあった。 「新社会人は同期より自分が成長できているかどうかを気…

できすぎたストーリー

数日前、トーナメント戦でまだ勝ち上がっている学校の中に「東邦」という名前を目にして以来、もしかしたら・・・という予感はあったのだけれど。 「第91回選抜高校野球大会最終日は3日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場に2万7000人の観衆を集めて決勝が行われ…

「新元号」騒動に思うこと。

その日(昨日)のうちに上げてもよかったのだが、さすがに一日明けてメディアの報道を見てからでよいかな、と思い一晩寝かせた新元号「令和」決定のニュース。朝刊トップ面での取り上げられ方は大体どこも似たようなもので、首相会見での命名要旨を一通り説…

区切りの第一歩。

暦のめぐりあわせゆえ、「月曜日」から始まった今年の新年度。 異動発令やら何やらで、この日が区切りの日となった人も多かったことだろう。特に自分がうらやましいと思うのは、「入社式」をこの日に迎えた人たち、である。これまで、自分のそういう節目の時…

2019年3月のまとめ

本当に目まぐるしく、山あり谷あり、ジェットコースターのように過ぎていった月だった。 既にチラホラとエントリーでも書いた通り、保守(保身)的思想に陥った「組織」の虚しさ、バカバカしさ、そして、それに操られる人間の愚かさを徹底的に見せつけられ、…

悪夢の終わり。

年をまたいで、随分と長い間、悪夢のような日々が続いていた。 ここ数週間だけでも山あり谷あり、で、想像を絶するような嵐が吹き荒れた。いずれ落ち着いた頃、一連の経緯を活字にして世に出す日が来ることになるかもしれないが*1、今分かっていることは、新…

決して逃れられない摂理。

どんな会社であれ、団体であれ、その中で真摯に汗を流し、戦ってきた者の思いを一顧だにしないような組織は、遅かれ早かれ滅亡の道をたどる。 それは、どんな策を弄してもあらがえない、自然の摂理のようなものだと自分は思っている。そして、その中で片棒を…

どんな英雄にも、いつか終わりは来る。

今日の夕方になって、 「第一線を退く意向」 という速報が流れ、日本での凱旋興行だった対アスレチックス第2戦の出場をもって現役を退くことが濃厚となったシアトルマリナーズ・イチロー選手。去年、一度選手登録を外れた(が、引退とは明言しなかった)時か…

これぞマッチポンプ。

13日の夕方から翌朝にかけて、巷を駆け抜けたホットニュース。 「政府・自民党は13日、違法ダウンロードへの規制を強める著作権法改正案の今国会提出を見送ると決めた。今夏の参院選を控え、規制に反発するネット世論に配慮した。規制対象を広げる内容に利益…

20年の輪廻。

何日か前のエントリーのタイトルにもしてしまったのだけど、 この季節になると思い出す「春〜spring〜」という曲がある。ブレイクからわずか4年ちょっとで活動休止。しかもその翌年にギタリストの逮捕で解散、というHysteric Blueというバンドの悲劇性とも相…

決して忘れているわけではない。

8度目の「3・11」。自分が置かれている状況が大きく変わろうとしている今、あの瞬間を振り返る余裕があるわけでは決してないのだけれど、それでも、心のどこかに忘れずに刻まれている。 それが、この日なんだ、と黙祷をしながら思った。

あの事件から2年4か月。

仮処分命令、保全異議で立て続けに差し止めが認められ、抗告審で覆ってようやく日の目を見る、という「第5版」の衝撃から気づけばもう2年余り。 そして、まもなく「第6版」が世に出ようとしている。著作権判例百選 第6版 (別冊ジュリスト 242)作者: 小泉直樹…

失望と、幻滅と。

会社でもなんでも、「組織」というものが、滅亡の道ではなく、緩やかであっても前進していくことを目指すのであれば、程度の差こそあれ、リスクに挑む姿勢は必要だし、だからこそ、法務部門のようなリスクレビューを司る部門の人間にこそ、取れるリスクは取…