「女性騎手フィーバー」と名手の輝きと。

何が起きたのか、49歳の武豊騎手が開幕週から絶好調で、リーディングトップをひた走っている今年の中央競馬。 その武豊騎手が目下6連勝中のお手馬・インティに騎乗して1番人気で参戦し、ゴールドドリーム、ノンコノユメ、モーニン、といった歴代の覇者たちや…

冬のちょっとした異常事態。

かつて、寒いところでの生活を腹いっぱい味わったはずの自分でも、今年の冬は「寒い」の一言である。シカゴの体感温度には及ばないものの*1、陸別町で観測された「氷点下31.8度」なんて、数字を見ただけで全身の血流が凍りつきそうだし*2、そこまで行かない…

2019年1月のまとめ

「明けた」と思ってふわふわしている間に、あっという間に様々なものが押し寄せ、気が付くと終わっている。 1月はそんな月である。そして今年も例外なく、一瞬で過ぎ去ってしまった。スタートした時はブログの装いも新しくなって、それなりの意気込みがあっ…

あれ、もう改正?

日経新聞の夕刊に、こんな記事が出た。 「文化庁の有識者会議は25日、著作権を侵害する海賊版サイトへの対策の最終報告を取りまとめた。インターネット上で海賊版が投稿されているサイトへ誘導する「リーチサイト」を規制するための刑事罰の新設や、無断投稿…

ようやく出た。

昨年から「出る出る詐欺」みたいな状況がずっと続いていたので、22日の夜にちらほらと報道が出たのを見ても、個人情報保護委員会のプレスリリース*1を見てもなお、あまり信用していなかったのであるが、European Commissionのプレスリリースとして出たのを見…

被疑者の叫びと、この後に待ち構えていそうなドラマ。

今日、東京地裁で行われたカルロス・ゴーン氏の特別背任事件に係る勾留理由開示期日。 報道によると、大方の予想(というか、関係者による事前予告?)のとおり、終始innocent*1であることを主張する、という展開となったようである。依然としてゴシップも含…

一冊の新書に込められた思い。

昨年の今頃世に出た、著作権を解説する一冊の新書がある。はじめての著作権法 (日経文庫)作者: 池村聡出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2018/01/16メディア: 新書この商品を含むブログを見る自分は、最初この本を店頭で見かけた時、カバーに「企…

金杯でそこそこの乾杯。

今年も東西の金杯をメインに始まった中央競馬。年によっては「金杯」のレース日が平日に設定されることも多いので、最初の開催日は見送り、というパターンになることも結構あったのだが、今年は昨年に続いて週末の開催。 そして、中山の方はコース巧者のウイ…

「リンゴ」時代の終焉が象徴するもの。

新年早々、売上高予想の下方修正をぶちかまして市場を壊すんじゃないか、とひやひやさせてくれた米アップル。 幸いなことに、4日の夜に発表された雇用統計で米国の景気自体は堅調だ、ということに皆気付いたし、業績不振もアップル固有の問題に過ぎないので…

蹉跌を超えて辿り着いた頂点。

去年まで、というか、つい2日前までは永遠に続くと思われていた「深緑」の快進撃が遂に止まった。 第95回箱根駅伝、2015年から続いていた青山学院大学の連覇ストップ、そして新たに頂点に立った東海大学。青学の時代が続いていたといっても、たかだか4年、…

「占い」は外しても、読み外したくない時代の潮流。

新年、ということで、例年同様、元旦の朝刊の紙面は「今年の予測」を論じる記事であふれていた。 30年前は、ほとんどの人が確信していても口には出せなかった「改元」だが、今回は堂々と口に出せる、ということで「『平成』から新時代へ」というトーンの記事…

「立法」の議論に参加する上で常に自覚しておきたいこと。

年末年始で少しまとまった時間が取れたこともあって、読もうと思って溜め込んでいた書籍やら雑誌やらにちょこちょこと目を通していたのだが、そんな中、近頃のモヤモヤした頭の整理にちょうど良い論稿を見つけたので備忘も兼ねてご紹介しておくことにしたい…

新しい年に、新しい場所で最終章の始まり。

2019年という新しい年を迎えるにあたり、装い新たに「はてなブログ」に移行しました。 2005年8月の開設以来、「はてなダイアリー」で積み重ねた829,500強のアクセスを糧に、これからもうしばらくの間、「企業法務戦士の雑感」の最終章をお届けできればと思っ…

2018年12月&通年のまとめ

「今年も残すところあと数日」という時期になると、少しまとまった時間が取れるのと、1年間ブログの更新をさぼっていたことへの罪悪感から、急に思い立ってエントリーを上げ始める、という例年のパターンを繰り返し、今月はブログの移行作業と平行しつつ、最…

最悪の一年の最後の日に。

とうとう、暦の上では2018年最後の日を迎えることになってしまった。 このタイミングになると、例年、何かしらの振り返りはしているのだけど、今年は昨年に輪をかけて、振り返るのも嫌になるくらいの“内憂”続き。 狭いコミュニティのコントロールにもがき、…

根拠なき「自由貿易」礼賛の陰で・・・。

長きにわたる議論と交渉の果てにようやく日の目を見たTPPが12月30日に発効する、ということで、今朝の日経新聞は「巨大な自由貿易圏」礼賛一色だった。その一方で、ひっそりと掲載されていたのが「知財ルール米離脱で凍結」という見出しの記事*1。 TPPの交渉…

ベネッセ情報流出事件をめぐる司法判断の混迷

2014年に発覚したベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件。 個人情報保護法改正の動きに影響を与えるくらいのインパクトはあったし、司法判断に関しても、いくつかの下級審判決に加え、先行していた姫路ルート(第一審判決は、神戸地裁姫路支部で平成27…

波乱なき最後の一日。

有馬記念の後に訪れた、中央競馬最後の開催日。 昨年は、ルメール騎手がまさかの0勝で200勝の大台を逃す、という“波乱”もあったので、今年も若干の不安と期待をもって見守っていたのだが*1、蓋を開けてみたら、年間史上最多勝にリーチをかけていたルメール騎…

落ちる〜落ちる〜よ、株価は落ちる〜

日本語的には、株価は「下がる」ものなのかもしれないが、今日に関しては「落ちる」という表現しか出てこない・・・そんな日だった。日経平均で見れば1,010円45銭安。下落率でいうと-5.01%。 自分は元々資産の4割をこの手のリスク資産で運用している人間だ…

一つの時代が終わるとき。

今年はいろいろと浮き沈みが激しい一年だったこともあり、それまでのルーティンの中でピタリと「断絶」してしまったものも結構多い。その一つがフィギュアスケートを見る、というたしなみで、それまでなら、シーズンが始まった時点で、今年の●●選手の曲目は…

29年ぶりの雨、が有馬記念にもたらした波乱。

昨年のキタサンブラックのような絶対的な主役はいない。だが、秋の天皇賞を制したばかりのレイデオロを筆頭に、この秋絶好調のキセキ、牝馬G1タイトル持ちのモズカッチャン、凱旋門賞帰りのクリンチャーと4歳の主役級は一通り参戦し、迎え撃つ5歳陣も引退レ…

「平成最後の」という冠がふさわしい最初で最後の季節。

バタバタしているうちに過ぎていく年の瀬だが、この一週間で一つ二つ大きなヤマを越え、さらに強制的に三連休、ということで、ちょっとひと息付いている。久しぶりにスーパーで買い物をしたら、目についたのが「30周年」のラベルの付いたサッポロ冬物語。 そ…

本丸での戦いに勝算はあるのか?

先月来、世の中を賑わせているカルロス・ゴーン元日産会長の事件。 ミーハーな話題抜きに、いわゆる「企業犯罪」に関する刑事司法手続の在り方を考える上では非常に興味深い素材なのでしばらく追いかけているのだが、ここにきて、金商法違反の被疑事実での勾…

加速するマンネリと、動かないランキングと。

年末の風物詩、となっている日本経済新聞の「企業法務・弁護士調査」。 今回で実に14回、ということだから、このブログとほぼ同じくらい続いている、ということになるが、一方で近年“マンネリ化”の風潮が強いというのも、例年指摘しているとおりである*1。そ…

「外高日低」を象徴するようなレース。

阪神開催になったのはもう4年前のことなのに、未だに「朝日杯」と聞くと、反射的に「中山」のメインレースだと勘違いしてしまうのはオールドファンの悲しい性。そして、このレースに出ているのは全て牡馬である、という観念まで染みついているから*1、1番人…

アカデミーの歴史に「知的財産法」が刻まれたとき。

久しぶりに心の底から「素晴らしい」と思えるニュース。 「日本学士院は12日、生物が自分自身の体を食べるオートファジー(自食作用)の解明でノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典・東京工業大特任教授(73)ら9人を新会員に選んだ。人文科学部門は、…

意外なところで第1号。

そんなに大きくは取り上げられていなかったものの、「消費者の財産的被害の集団的な回復のための民事の裁判手続の特例に関する法律」という長ったらしい名前の法律の成立を受けて、感度の高い各企業の担当者が戦々恐々としていたのは、もう5年くらい前のこと…

「立場」も必要性も理解はできるのだけれど・・・。

東京地検による日産のカルロス・ゴーン元会長らの起訴、そして再逮捕。 捜査手法に対するグローバル級の批判が鳴り止まない中、会見に臨んだ東京地検次席検事のコメントが報じられている。 「適正な司法審査を経て再逮捕に至ったことを理解してほしい」(日…

驕る経産省久しからず。

ここしばらく新聞紙上を騒がせていた「産業革新投資機構」をめぐる経産省と機構経営陣の対立は、田中正明社長以下、民間出身取締役9名が全員辞任し、新規投資凍結、ファンド活動の事実上の休止、という形で幕を閉じた。役員の「高額報酬」の話から、機構自体…

どれだけお膳立てが整っても・・・。

前週のチャンピオンズCまで秋のG1を「外国人騎手」が勝ち続けている、というニュースは、もうあちこちで散々流れているので繰り返さない。「外国人」といっても、通年で騎乗しているルメール騎手やミルコ・デムーロ騎手がずっと乗ってきた馬で勝つのはあ…