プライムより、プレミア?

月初めの記事*1でも触れたところだが、10月に入り、いよいよ来春の東証新市場区分に向けた様々なリリースが世に出てくるようになってきている。今ちょうどピークを迎えつつある2月期決算会社(含む5月期、8月期、11月期・・・)が、決算短信発表に合わせて市…

鮮やかだった意地の一差し。

今でも競馬界の人々にとっては国内での最大の目標であり、それに勝つことが最大の栄誉とされるのが日本ダービー(東京優駿)。当然ながら、それに勝った馬の「箔」も他のGⅠタイトルホルダーとは桁違いで、同世代でたった一頭しかいない「ダービー馬」の称号…

その責任は「取締役」が負うべきなのか?

大阪地裁が、会社法429条1項に基づき特許権侵害に基づく損害賠償責任を侵害会社の取締役に負わせた判決(大阪地判令和3年9月29日)が先日公表された。後述のとおり、会社に対して損害賠償請求を命じただけでは被侵害者の実効的な救済が図れないと思われるよ…

W杯予選はこうでなくちゃ。

地上波での中継がなくなった今回のW杯アジア最終予選。第3節となったサウジアラビア戦も、日本時間で午前2時だったキックオフの時点ではまだ起きていたのだが、出だしの日本代表のスタッツが芳しくなかったこともあり早々に寝た。そして起きてみたら、案の定…

「経済安全保障」がバズワードになる前に。

長い長い「安倍・菅時代」が終わり、様々な動きが取りざたされた一週間だったが、組閣の過程等でもキーワードとしてチラホラ出ていたのが、 「経済安全保障」 という言葉である。これまでも、特定の政策に関して断片的に耳にする機会はあったフレーズだが、…

「最後の1本」にこの先への希望を見た。

開幕前からワクワクさせてくれる選手なのは、日本にいた時から何ら変わらない。 でも、今年の大谷翔平選手がこれまで以上に凄い、と感じたのはいつ頃からだっただろうか・・・?開幕当初からド派手なアーチで沸かせ、勝ち星こそなかなか伸びないものの、投手…

それでもなお、挑み続けることには価値がある。

とうとう今年、第100回という偉大な節目を迎えた凱旋門賞。既に観客も戻ったパリ・ロンシャン、馬場はいつものような重馬場なれど、日本からの遠征馬も2年ぶりに復活して*1、注目も再び集まった。もう何年も期待を裏切られ続けていることもあってか、始まる…

理屈では語り切れない話だからこそ。

いよいよ暦が9月から10月に変わり、今年も残り3か月を切った。 そしてそれが意味するのは、新市場区分への選択手続期限(2021年12月30日)まで残り3か月を切った、ということでもある。7月の東証からの「一次判定結果」の通知を引き金に、上場各社から間断な…

Please gear down!

1か月近く、メディアの格好のネタになり続けた自民党総裁選が終わり、第100代首相が間もなく誕生しようとしている。自分は、出揃った立候補者の顔ぶれを見た時に、総理の座にふさわしいのは最初から1人しかいないと思っていたし、世論がどれだけ「太郎」に熱…

2021年9月のまとめ

怒涛の9月が終わった。世の中は世の中でそれなりに動いていたようではあったのだけど、我が身を振り返ればそんなことを悠長に眺めているヒマなどなかった、というのが正直なところ。ただ、始まった頃はまだかすかに残っていた夏の感覚がすっかり姿を消し、気…

またしても繰り返される怪現象。

増えている時は、ちょっとやそっとの対策では手に負えないほど猛烈な勢いで感染者数が伸びる。 だが一度山を超えると、そこまで対策が徹底されていなくても、潮が引くように急激に減少していく。これまで、この国がそんな”怪奇現象”に遭遇したのは一度や二度…

雨に泣く者、笑う者。

「秋の空(模様)」と言えば、移ろいやすいものの喩えとして使われるくらいあてにならないものではあるのだが、こと、長年この9月の中~下旬に行われてきた菊花賞トライアル、神戸新聞杯に限って言えば、”雨の中のレース”になった記憶はほとんどない。実際、…

いよいよベールを脱ぎ始めた民法・不動産登記法大改正

アップされた当日は疲労困憊で資料まで目を通す余裕もなく、ただただ「キツネが可愛い・・・」という素人以前のコメントしか出てこなかった「所有者不明土地の解消に向けた民事基本法制の見直し」に関する解説資料*1。「令和3年民法・不動産登記法改正、相…

いつかターフで会える日まで。

この3連休は、最近すっかり恒例になった感がある「JRAアニバーサリー」の3日連続開催。ダービーも同じ年のジャパンカップも、夜行に乗って駆け付けたWINSのテレビモニターで見届けて喝采を挙げた記憶が昨日のことのように残っている者としては、特別レースに…

笑い話では済まなかった商標の世界の仁義なき戦い。

「ZOOM」というオンライン会議ツールの名前を初めて聞いたのは、「COVID-19」の脅威が囁かれ始めてから間もない頃だっただろうか。自分も早々に使い始めたのだが、リンク用のURLアドレスをクリックするだけで参加できる手軽さに始まり、家庭用のルーターでも…

「ショーケース」は誰のため?

今年の初めにはオーストラリアで話題になっていたし、フランスなどでもかなり激しいバトルが繰り広げられている様子は報じられていたから、てっきり海の向こうだけの話かと思っていたのだが、それはいきなりこの国でも始まった。 「米グーグルは16日、報道機…

嵐の前の熱狂。

ここのところ、どうにもこうにも落ち着かない。理由はいろいろあるが、その一つは間違いなく、日本の株式市場の「根拠なき上げ」だ。そもそも、五輪前後のゴタゴタに新型コロナの感染急拡大も相まって、日経平均が年初来安値*1を付けてからまだ1か月も経って…

広すぎる法改正をカバーするための一冊。

目を通してから記事にするまでにだいぶ時間が経ってしまっているが、先月発売のジュリスト2021年9月号の特集で「所有者不明土地と民法・不動産登記法改正」が取り上げられた。ジュリスト2021年9月号有斐閣Amazon縁あって少しこの法改正にかかわっていたこと…

「20年」の時の重さと軽さ。

ちょうど「9・11」から20年、ということで、あちこちで回顧する特集が組まれ、SNSなどを見ていても「あの時自分はニューヨークの○○にいた」という告白を目にすることが多い。自分は、「あの時」どころか、人生の今に至るまでニューヨークという街には一度も…

「数」が示す残酷な現状をここから超えていくために。

終わったものは一瞬にして忘却の彼方に押しやってしまうのが自分の性格。世の中には自らが合格してもなお、後進に熱いエールを送り続けている方も結構いらっしゃるようなのだが、自分の場合、まだ試験を受け続けていた頃から、論文試験が終わった次の日には…

何をそんなに期待しているのか。

何でこうなってるのか・・・と、先週末からずっと首を傾げっぱなしな自分がいる。東京市場の株価急騰。そろそろだろう…と思った今日も、依然として市場はヒートアップし、日経平均は瞬間的に30,000円台を超えた*1。理屈を聞けば、まぁそんなもんだろうと思う…

夏とともに過ぎていったものと、残されたもの。

9月5日、午後10時過ぎ。新国立競技場の聖火台の火が消え、「3年後パリで会いましょう」という言葉とともに、パラリンピックも閉幕を迎えた。思えば、2013年、朝起きてニュースを見て目を疑った悪夢のような”歓喜”*1からちょうど8年、多くの人々を翻弄し、中…

2021年8月のまとめ

一気に連日雨模様となり、夏の終わりも迎えつつある8月最後の日。 そして、いつもに輪をかけて低調な更新頻度で今月も終わった。下世話な話をするなら、このブログの更新頻度は、概して月の売上と反比例する。先月は、忙しさの中にいても、まだ開幕したばか…

速すぎる時の流れの中で。

ついこの前、が開会式だったはずなのに、続々と競技が進行していくパラリンピック。自分自身は特に決まった休みがある身ではないにしても、本格的な夏の始まり、連日の華やかな報道等もあって、仕事のやり取りをしていても何となく”小休止”モードだった五輪…

全てを超えたメッセージ。

東京での開催が決まってからずっと、「オリンピック&パラリンピック」とか「オリパラ」などと一括りで呼ばれながらも、メディアの注目度でも世論の関心でも圧倒的な存在感を誇る「五輪」の蔭に隠れ続けていたのが、「パラリンピック」というイベントだった…

モヤモヤは解けたけど・・・。

先週末まで、記事が出るたびにずっとモヤモヤしながら眺めていた話題があった。昨年の通常国会で改正法が成立した公益通報者保護法の「指針」に関する話題である。 「政府は企業の不正を通報した人の保護を強化する具体策を記した指針をまとめた。通報した人…

重なり合う白と黒。

依然止むことのない新型コロナの波にも動じることなく続いている夏競馬。そろそろ3歳世代は、未勝利戦がラスト数週、という状況になってきて、レースで敗れてそのまま引退発表、という悲しいお知らせを目にすることも多くなってきた。残念ながら自分も、この…

これが悲劇の歴史の一コマにならないことを願って。

「アフガン」といえば、真っ先にムキムキのアクション俳優を思い出してしまうのが、悲しい哉、我々の世代だ。ランボー3/怒りのアフガン 4Kレストア版 [Blu-ray]シルヴェスター・スタローンAmazon で、子供の頃のそんな記憶が薄らぎかけた新世紀の初め、「9…

試合には勝ったけど・・・。

東京五輪が終わって早一週間。メディアの方は、まだ刹那的なイベントの余韻を持て余している感じで、この一週間はある種の”回顧”的な記事も目立ったのだが、そんな中、目に留まったのが、以下の数字だった。 「野球の決勝戦はテレビ中継の平均世帯視聴率が関…

またしても持ち出された「優越的地位の濫用」に思うこと。

水面下では既に動きがあったのかもしれないが、自分には初耳だったこのニュース。 「公正取引委員会は新規株式公開(IPO)時に企業が適切に資金調達できているかの調査を始めた。事前に証券会社などと決める公開価格と、最初に売買が成立した初値の差が欧米…

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