2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

サヨナラの向こう側

3月といえば卒業のシーズンだが、 会社の中で生きている人間にとっても、 人が動く季節であることに変わりはなく、 今年も、お別れの挨拶回りに送別会、という 例年どおりの光景が繰り広げられていた。 学生の頃と違うのは、 年がら年中、人が会社の中のどこ…

2006年3月のまとめ

先月に比べると、今月は落ち着いた感じで PVが推移していたように思う。 WBCネタで連休前後に稼いだ分を除けば、 一日平均400PV程度、 月間トータルPV13000弱、ユニークユーザー9000弱。 <検索後(単語)ランキング> 1.↑ Hな話 100 2.圏外 ホワイトデ…

五度目の正直(その3)

http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060328/1143483073 http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060329/1143740852 の続き。 一連の判決における裁判所の判断に対する評価 一連の判決における不競法2条1項7号該当性判断に対し、多くの識者は肯定的な見解を示して…

素朴な疑問

鋼鉄製水門工事をめぐる独禁法違反の疑いで、 公正取引委員会が立入検査に入った、というニュースが大々的に流れている。 そして、その中で、 「談合「自首」減免を初適用」 という情報が半ば確定的な“事実”として語られている*1。 どこが自首したんだろうか…

五度目の正直(その2)

http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060328/1143483073の続き。 さて、ここで取り上げる不競法2条1項7号該当性という争点だが、 第一事件では、これが請求原因の一つとして争われているのに対し、 第二事件では、被告の抗弁、 すなわち、取引基本契約の解約…

五度目の正直(その1)

久しぶりの裁判例紹介だが、これが最後になるかもしれない・・・(涙)。 原価セール第二事件の知財高裁判決。 (知財高判平成18年2月27日・第2部(中野哲弘裁判長)) この事件は、「原価セール」を行った株式会社ダイコクに対して、 大正製薬株式会社が提…

「厳罰化」への疑問符

今日の日経法務面に、 「経済犯罪厳罰化」の流れの中で、その実効性を疑問視する声があることを 指摘するコラムが掲載されている*1。 特許法、商標法の懲役刑引き上げのニュースも含め、 これまで、「厳罰化」の潮流を“前向きに”伝えてきた日経本紙が、 この…

五輪の後に咲いた花

びっくりしたなぁ・・・ 今日のフジテレビの中継を観ていて一番驚いたのは、 コーエン選手の転倒でもなく、 マイズナー選手のアンビリーバブルな演技でもない。 それは、 「ヤイコの曲にあわせてイナバウアーをする荒川静香選手(爆)」 スポンサーがコカコ…

ハーツクライ!

年明けから幸先良く、 ハーツクライがドバイの国際G1を制覇。 余勢をかって夏のキングジョージを目指すとのことで、 天皇賞後に世界を目指すディープインパクトとの頂上対決も 夢ではなくなってきた。 国内の馬券の売り上げを考えると、 有力馬の海外流出は…

企業法務戦士よ、どこへ行く。

意地悪な裁判所のせいで(笑)、 このブログの今後の方向性が見えなくなってきている。 実のところ、 「最近の主な最高裁判決」のページは、ひそかに更新されていたりするのだが(爆)、 (http://courtdomino2.courts.go.jp/judge.nsf/View1?OpenView) 残…

世界フィギュア in カルガリー

五輪直後の世界選手権、 荒川静香選手が欠場していることもあって、 メディアでの扱いは不当に小さくなってしまっているが、 テレビで見ている限り、 現地のお客さんのノリはトリノを上回っているように見える。 それゆえ、「○○選手の演技に対してスタンディ…

卒業。

卒業式。 自分には不釣合いな華やいだ空気の中で、ずっと肩身が狭く、居心地の悪さを感じ続けていた。 おめでとうという言葉がこんなにも心を傷つける言葉だったことを、 今日、初めて自分は知った。 聞くたびに胸が痛んだ。 今年はカレンダーの関係か 卒業…

「裁判所のウェブサイト」に物申す!

実務家にとっては資料収集に欠かせないツールのひとつであった、 「裁判所」ホームページが、 何の前触れもなく、突如としてリニューアルされた。 (http://www.courts.go.jp/) 一言言わせてもらおう・・・。 ダイヤルアップでネットにアクセスしている人間…

「世界一」の軽さ

休日を半日費やしてWBCの決勝戦を見てしまった・・・。 初回に相手投手陣の乱調につけ込んで相手の出鼻をくじき、 中盤でさらに突き放す、という理想的な展開。 途中、川崎選手のエラーからバタバタする場面があったり、 クロスプレーの微妙な判定に救われた…

「最高裁判決法廷意見の分析」(第5回)

最一小判平成17年12月8日(損害賠償請求事件)*1 延び延びになっていた連載企画。 予告してから実に2ヶ月以上経過してしまった・・・。 この事件の要旨は、 「拘置所に勾留中の者が脳こうそくを発症し重大な後遺症が残った場合について,速やかに外部の医療…

「刑事責任追及」の是非

2001年の日航機ニアミス事件をめぐり、 業務上過失傷害罪に問われた管制官2人に対し、 東京地裁(安井久治裁判長)が無罪判決を出したというニュース*1。 「安井久治裁判長は、「誤った支持が不適切だったのは明らかだが、事故の予見可能性はなく、指示ミス…

「未来予想図」

このエントリーの日付になる頃には、 もう終わっているだろうと思うが、 毎年3月の恒例行事、 「かつての戦友たちと想い出のキャンパスの近くの居酒屋で駄話を繰り広げる会」(笑) を今年もやることになった。 この企画、最初にやり始めてから、はや7年。 …

WBC熱いなぁ・・・

家に帰って、録画したWBCの準決勝を見る。 一昨日、皮肉交じりのエントリーを書いては見たが やはり筆者も日本人、試合は気になるもので・・・。 うーん。素晴しい。 上原投手のピッチングは見事というほかなかったし、 多村選手の守備でのビッグプレーも飛…

法務部いろいろ、人生いろいろ(企業法務戦士のBlog編)

先日もご紹介した、ろじゃあ氏のブログ。 新たなシリーズ(?)である 「帰ってきた法務部いろいろ」の記事が面白い。↓ (http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9074387) (http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9087003) ここでは会社の営業部…

アメリカン・ベースボール・ショーの終焉

結局、これは“世界一決定戦”などではなく、 単なる“アメリカン・ベースボール・ショー”だったのではないか、と、 思わせてくれるような光景の数々。 ネット上では既に語りつくされていると思うが、 笑わせてくれるね、ボブ・デービッドソン(爆)。 ・・・っ…

わが道を行け!

It's your rainy day, but I'll just go anyway 本当はもう決まっているんだろう 止まらないで 諦めないで 霧がたちこめていても 〜「Go my way」作詞・矢井田瞳 本ブログでもキャンペーン中の ヤイコの新曲であるが、Go my wayアーティスト: 矢井田瞳出版社…

御礼

gold_dragon88-a様より、 「興味深いBlog」ということでご紹介いただきました。(http://blog.goo.ne.jp/gold_dragon88-a/e/684b055ca719695b56b82b73919ab731) 過分なるご評価、あつく御礼申し上げます。 開運向上への精進には程遠い日々を送っている筆者…

一死刑囚の孤独

昨日のエントリーはひとつの前フリである。 取り上げたかったのは、 知財高裁平成18年2月28日(第1部・篠原勝美裁判長)*1。 被控訴人(被告)らが製作したテレビ番組、およびそれに関する書籍において、 控訴人(原告)の著作した小冊子や手紙、顔写真等が…

「死刑判決」の重さ

光市の母子殺害事件上告審で、 弁護人の欠席により弁論期日が延期された、というニュース。 『元検弁護士のつぶやき』で、 被告人・弁護人サイドに対する手厳しい批判がなされている。 (http://lawtool.kir.jp/mt2/mt-tb.cgi/1087) (http://lawtool.kir.j…

『Go my way』発売!

本日は新生ヤイコの第一弾シングル発売日*1。 ゆえに予告どおりヤイコ一色! のはずだったのだが・・・。 Go my wayアーティスト: 矢井田瞳出版社/メーカー: 青空レコード発売日: 2006/03/15メディア: CD クリック: 9回この商品を含むブログ (58件) を見る …

著作権法における「公序」とは?

このブログは一応法律系ブログ(のつもり)。 なので、久々に予告していた裁判例のコメントに戻る。 知財高判平成18年2月27日(第2部・中野哲弘裁判長)*1。 「ジョン万次郎像」等をめぐる著作者人格権確認等請求事件である。 既に、大塚先生のブログや (ht…

ホワイトデー狂騒曲

2日続けて同じネタで引っ張るのも何だが、 昨日会社に行って、いきなりかかってきた電話が、 「取引先からもらった義理チョコのお返しどうする?」 ・・・(苦笑)。 周りを見回しても、 男性社員一人当たりの集金額を300円にするか500円にするかとか、 役員…

ホワイトデー〜義理返しの巻

本ブログでも既報のとおり、 わが国における3月14日が、 「2月14日のバレンタインデーにチョコレートなどをもらった男性がそのお返しとして贈り物をする日」 として、公権力に認定されたのは記憶に新しいところである*1。 (http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994…

『evergreen』

90年代の邦楽シーンがいかに充実していたか、 今になって思う。 学生世代の方々にとっては、まだ物心付く前の話なのかもしれないが、 80年代後半から90年代の入り口に差し掛かる時代は、 とにかく邦楽が売れてなくて、 「歌番組」というジャンルの番組も絶滅…

3年目の『法学教室』

すでに、4月号以降の予告編の話題で盛り上がっている中で、 (http://www.yuhikaku.co.jp/yuhikaku/ab20060308/#) 3月号の話題をするのも何だかなぁ、という感じなのだが、 遅まきながら取り上げてみる。 (なんとアマゾンで在庫切れ!)法学教室 2006年 03…

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