趣味

そして、この秋も、世代間競争は続いていく。

この日は朝から、「フォーエバーヤングが日本調教馬初のブリーダーズカップクラシック制覇を達成」という超ド級のニュースが飛び込んできた。 3歳時から国際的な大レースに挑んできた馬だから、今年もBCクラシックに挑戦する、と聞いてもそんなに違和感はな…

哀しき終戦。

こんな結果になってしまったから言うわけではないが、「晩秋」という季節は甲子園には似合わないな、とつくづく思う。そもそも甲子園といえば「夏」の季語だ。高校生たちが汗と涙を流すシーンのインパクトが強いのはもちろんのことだが、プロ野球に目を移し…

いつか凱旋できる日が来るまでは。

日本馬にとって決して相性の良いレースではない、ということは、もう10年以上前から言われている。 レーティングの観点からも、より実力が発揮しやすい海外のレースがある、ということに、長年競馬にかかわってきた人々は皆気付いている。だから、「挑戦」と…

127回目のファンファーレの末に。

レース数はそれなりにあるとはいえ、有力馬の手綱が一部のトップ騎手に集まる今の中央競馬で、若手・中堅騎手にとっての”GⅠ”のタイトルはなかなか遠い。3度、4度の挑戦で取れたら超エリート級で、技術に定評があってコンスタントに騎乗馬を集めている騎手で…

そしてまた蘇った様々な記憶。

今年は万博で沸く大阪を前に”脇役”感もあった我らが東京だが、この秋、「世界陸上」というビッグイベントが降ってきた。オリンピックとは違って2年に一回の大会だから決してレア感のあるイベントではないし、時は選手が記録を狙うにも会場で観戦するにもはあ…

”暑熱対策”がもたらす優雅な(?)週末

ブログの更新を長らくさぼっている間に、季節はすっかり夏競馬ど真ん中。そして、先週からは、JRAが、昨年新潟競馬場で導入した「競走時間帯の拡大」を、”暑熱対策”という聞き慣れない(だが、この四文字熟語の使い方がいかにもJRAらしい)フレーズとともに…

少し時期はズレたけど。

ここ数年、夏の訪れとともにアップしていたのが、この、自分が日本一美味しいと胸を張って主張する常陸の国のアイスコーヒー、だった。【 アイスコーヒー 無糖 1000ml×6本 】 サザコーヒー コーヒー 自分へのご褒美 飲んで納得の味 珈琲 ギフト 人気商品 プ…

本命馬が順当に勝った、そこまでは良かったが・・・。

今年で第92回となる東京優駿、またの名を日本ダービー。皐月賞ではミュージアムマイルに足元を掬われる形になったものの、三冠シーズンが始まる前から今年の「大本命」と目されていたクロワデュノールが順当に1番人気の支持を集め、ミュージアムマイルに続い…

「30年」という歴史の重み。

オークスには、確固たる掟がある。前走での「負け」が許されるのは桜花賞だけで、それ以外のレースから出走する場合は、たとえトライアル重賞であっても「優勝」以外の結果では、馬券に絡むことすらままならない*1。その意味で非常に分かりやすいレースであ…

「裏番組」の意地

日本時間で2025年4月6日の未明、本当はドバイで新しい歴史の一ページが開かれるはずだった。昨年、サウジ、ドバイとダービー連勝。その後も実績を積み重ね、今年のサウジカップではロマンチックウォリアーとの壮絶な一騎打ちを制して国際GⅠ初制覇。そして、…

「ダービー」を2つ勝っても報われない哀しさ。

既に1週目の開催を終えた中央競馬界で、この時期恒例の、前年度のJRA賞・記者投票の結果が発表された。www.jra.go.jp今回の年度代表馬は、順当にドウデュース。シーズン前半の不振の影響もあって、昨年(イクイノックス)ほど圧倒的な存在ではなかったが、秋…

最後まで主役になれなかった4歳馬。

これがフィクションの世界だったら、ここまで残酷な結末は用意しなかっただろう・・・というくらい、「4歳馬」にとっては過酷な結果となった2024年の中央競馬。最後の有馬記念で、この秋、上の世代の壁、として立ちはだかっていたドウデュースがまさかの出走…

並びの順は去年と同じでも。

華やかな東京開催が終わり、一転して冬を感じる中山最終開催に転じた12月だが、今年はいつもならここで冬将軍とともに登場する阪神競馬場が、今年は改装のため小休止。その代わりに京都競馬場がそのまま年末まで突っ走る、という変則開催となっている。そし…

またしても主役になれなかった「4歳馬」

今年は春からずっとこの話題を引っ張ってきているのだが、古馬芝GⅠ、東京開催のトリを飾るジャパンカップでも、様相が変わることはなかった。天皇賞・秋での苦い敗戦*1から1か月。今回も主役は5歳馬・ドウデュースなれど、3歳になってから一度も「連勝」がな…

番狂わせは忘れた頃にやってくる。

世の中が「世紀の下剋上」に沸き立っている時に変にこねた解説をするのも興ざめだろう、ということで、この日のエントリーでは、 2024年の日本シリーズで、リーグではほぼ優勝争いに絡めず、CS始まった時点でこの舞台に立てるともほとんどの人が思っていなか…

主役の座はまだまだ遠い。

競馬の世界では「世代間の比較」というのが、どうしてもついて回る。クラシックシーズンにどれだけ盛り上がっても、夏を越えて秋になり迎えた古馬たちとの対戦で結果を出せなければ激闘の価値さえ割り引かれてしまう、そんなシビアな世界でこの一年割を食い…

残した足跡は決して消えない。

本来なら先週末のうちに取り上げておくべきニュースだったのだろうが、何かを書き残すにはあまりに情報が断片的すぎて、躊躇したまま一週間寝かせてしまった。言うまでもない、いろいろとポジティブではないニュースが続く今年の中央競馬界の中でも個人的に…

鬼門にて、終戦。

毎年のように言われているが、プロ野球のペナントレース、優勝が決まった後の最終盤の日程はどうにもこうにもダレる。そして、始まるまで散々引っ張る割に、クライマックスシリーズのファーストステージの決着は、いつも実にあっけない。シーズン序盤の不振…

遂にフェーズが変わったか?

どんな世界でもカレンダーがめくられていくスピードは速い。自分の中では、「ついこの前カタールでやってた・・・」という気分のサッカーW杯も、気が付けば「アジア最終予選」が始まってしまい何とも・・・という気分ではある。で、この「最終予選」、メディ…

近くになかったからこそ、の極上。

16日間のスケジュールを終えて、パリ夏季五輪が閉幕した。名残惜しい、とか、”喪失感”を抱くほど耽溺していたわけではないが、日中仕事に追われる身としてはちょうど良い具合の時差がある国での開催だったことも相まって、この間、それなりに贅沢な時間を味…

「球技」の難しさ

2週目に突入したパリ五輪だが、週末からこの週明けにかけて、こと「球技」に関しては日本勢にとって全く良いニュースがない展開だった。どの競技も「対戦型」だから、どうしてもグループリーグの組み分けやトーナメントの組み合わせに勝ち上がりが左右される…

確率論を超えたところにあったもの。

パリ五輪開幕後、連日のメダルラッシュで湧いている(らしい)この日本だが*1、続々と生み出される「金」メダルの中でも特にインパクトが大きかったのが、スケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手のそれ、だった。この種目は初めて実施された東京五輪で…

久々に還ってきた異国の五輪の幕開けに。

パリ・オリンピックがいよいよ開会式を迎えた。もう夏だけで10回以上も「五輪」というものを見てきたし、身近なところに大会関係者がいるわけでもないから、待ち焦がれた、という感情には程遠い。ただ、露払いのようなU23、そして女子サッカーの試合がいつの…

あまりにドラマチックな。

今でこそインターネット投票の恩恵を受けて息を吹き返した地方競馬の世界だが、前世紀末から今世紀が始まって10年経つくらいまでの頃は、南関東を除けばどこも苦しく、全国各地から聞こえてくるのは「廃止」の声ばかり。そんな流れの中、安藤勝己騎手に続い…

”変化”が恋しかった1か月

4年に一度のサッカー欧州選手権、いわゆるEURO2024。大陸別の大会の中では間違いなく最高レベル、ワールドカップでも「屈指の好カード」といわれそうな対決がグループリーグから贅沢に繰り広げられるし、どのグループもチーム間の実力が拮抗している(しかも…

4歳馬たちの意地。

総大将のイクイノックスが早々に引退しても、古馬戦線では依然として主役を張り続けているのが5歳牡馬たち、である。今年もやってきた夏のグランプリ、宝塚記念でも、ファン投票で1位になり、レースでも堂々の1番人気となったのはダービー&有馬記念馬のドウ…

そして今年もこの季節

ここ数年の読者の方であれば、来たか~と反応してくれそうなネタを、ということで、今年も夏とともに、【 アイスコーヒー 無糖 1000ml×6本 】 サザコーヒー コーヒー 自分へのご褒美 飲んで納得の味 珈琲 父の日プレゼント 人気商品 父の日ギフトサザコーヒ…

痛快に過ぎた「まさか」の三重奏。

ついこの前始まったような気がしていた2歳戦が一周回って、気が付けばダービーウィーク。 時が過ぎるスピードを恨みつつ、「最後は取れるはず」と勘違いしがちなのも、春のクラシック最終戦ならでは、である。レース前の注目は、もっぱら「史上初のダービー3…

母の名は。

チェルヴィニアの母の名がチェッキーノだ、ということは知っていた。よく見れば鞍上があのルメール騎手だ、ということも。でも、それで桜花賞13着惨敗の馬がオークスを勝つ、というストーリーまで頭に描けたかというと、自分には無理だった。・・・というこ…

キャリア20年、超えてからが華。

レジェンド・武豊騎手が遂に前人未到の4500勝を達成したこの週末。記念すべき「70周年」の節目の年ながら、競走中の大きなアクシデントが続いたこともあり、クラシックシーズンのクライマックスを前にもやもやしたムードが漂っていた中央競馬界に、良い方の…

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