トリノ五輪実況(その1)

凛として・・・。

女子モーグル決勝終了。


上村愛子選手は5位入賞。
第2エアの大技は完璧に決まっていた。


欲を言えば、第1エアが低かったのと、
その前後のターンのあたりでの乱れがなければ・・・
というのはあるが、
上位の選手に比べると、スピードでかなりの差をつけられていたから、
すべて完璧に滑り通したとしても、
メダルには届かなかった可能性が高い*1


だが、3大会連続入賞、
しかも7位→6位→5位と順位を上げてきた、
ということが、いかに素晴しいことか。


滑り終わった後に、残りの滑走を見つめていた
上村選手の凛とした姿、
そして、最後から2人目の選手が高得点を出し、
辛うじて保っていた「3位の席」を譲り渡す瞬間まで、
笑顔を絶やさなかった彼女の姿を見ていたら・・・以下略)。


ホント、お疲れさまでした。


あと、結果だけ見た人は、
里谷多英選手の順位だけ見て「やっぱりね」とか言うのかもしれないが、
第2エアの着地でバランスを崩したことを除けば、
決して悪い滑りではなかったと思う。
少なくとも、金メダリストの名に恥じるような滑りではなかった。


大会の初っ端から、いいもの見せてもらいました。



日テレへの苦情

決勝レースの中継が始まったのだが、
どう考えてもCM入れすぎだろ、日テレ・・・。
早い滑走順とはいえ、実力のある選手は出ているのだから、
肝心の得点が見られないというのはお話にならん。


う。ついに滑走中にCM入れてきたか・・・。
これだから民放は・・・以下略)。

女子モーグル予選

女子モーグル予選終了。
上村5位、里谷9位で予選通過、
18歳の高校生・伊藤みき選手も15位で通過。
畑中みゆき選手は残念ながら予選落ち・・・。


期待高まるところではあるが、
上村、里谷のターン点が伸びていないのが気になる。
解説者曰く“予選の滑り”でタイムを抑えているのは分かるが、
同じくらいのタイムの選手と比べても、
ターン点で2点近く差をつけられているのはどうしたことか。


日本人の眼で見ると、ホントに綺麗な滑りをしてるように見えるのだが、
採点競技の“採点傾向”だけは如何ともしがたい*2


こうなったら、里谷選手にフロントフリップ一発、
決めてもらうしかないか・・・。

*1:今の彼女のコンディションのせいもあるのだろう・・・。

*2:里谷選手の銅メダルの前に忘れられてしまったが、前回の五輪も採点に泣かされたのが上村愛子選手だった・・・。

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