回想

「同情」を超えた「共感」

日曜日の夜に飛び込んできた一つのニュース。 ただの芸能ネタ、と片付けることなかれ。 ここには、日本の多くの組織が抱える病巣と、それに直面した時にどうするか、という行動規範が明確に示されているのだから。www.oricon.co.jpこの事件の特異性だとか、…

あの頃の自分にも、今の自分にも。

新年度が始まったばかり、ということで、新社会人向けの記事を目にする機会も多いのだが、今朝の日経朝刊に載っていた、南場智子・ディー・エヌ・エー会長のメッセージには、心に刺さるものがあった。 「新社会人は同期より自分が成長できているかどうかを気…

区切りの第一歩。

暦のめぐりあわせゆえ、「月曜日」から始まった今年の新年度。 異動発令やら何やらで、この日が区切りの日となった人も多かったことだろう。特に自分がうらやましいと思うのは、「入社式」をこの日に迎えた人たち、である。これまで、自分のそういう節目の時…

悪夢の終わり。

年をまたいで、随分と長い間、悪夢のような日々が続いていた。 ここ数週間だけでも山あり谷あり、で、想像を絶するような嵐が吹き荒れた。いずれ落ち着いた頃、一連の経緯を活字にして世に出す日が来ることになるかもしれないが*1、今分かっていることは、新…

決して忘れているわけではない。

8度目の「3・11」。自分が置かれている状況が大きく変わろうとしている今、あの瞬間を振り返る余裕があるわけでは決してないのだけれど、それでも、心のどこかに忘れずに刻まれている。 それが、この日なんだ、と黙祷をしながら思った。

つかの間、ゆっくりと時が流れ・・・。

一年12カ月の中では、一番ゆったりと時が流れている気がする8月。 自分も含めて、皆が代わる代わる休暇に入っている感じで、人が揃わないから仕事のペースも何となくのんびりムードになる。もちろん、ここで仕事が足踏みしたツケを秋以降に払うことになるの…

「平成」の時代とともに葬り去られた事件史。

金曜日、突如として飛び込んできた「麻原彰晃の死刑執行」のニュース*1。 そして、今朝の朝刊を見て、この執行が、元教祖だけでなく当時、新聞、雑誌等で名前を見かけない日がなかった元教団幹部たち6名に対しても同時に行われたことを知った。 「法務省は6…

京大「立て看」闘争に思うこと。

今年に入ってからAIスピーカーが順調に稼働していることもあって、ここ数か月、ラジオは聞いてもテレビは見ない、ラジオもヘッドラインニュースだけ聞いて後は音楽、という生活になってしまった*1。元々、10年以上ブログをやっているにもかかわらず、ネット…

早すぎる時の流れの中で 〜7度目の「3・11」

ここ数年、3月に様々な出来事が集中していて、ブログもろくろく更新できないことが多いのだけれど、そんな中でもこの3月11日だけは必ず何か一言は残すようにしている。ついこの前のことのように思い出されるあの日から、1年、2年、3年・・・と確実に時は過ぎ…

「星野仙一監督」が残したもの。

新年早々追悼エントリーが続いてしまうのだが、やはり、土曜日の朝に一報を聞いて、一言触れずにはいられなくなった。 「プロ野球中日のエースとして活躍し、監督としても中日、阪神、楽天を計4度のリーグ優勝に導いた星野仙一(ほしの・せんいち)さんが1…

こんな時代だからこそ、惜しまれる・・・。

何もなければ、今年も大量に届いた年賀状に対してグチの一つでも書こうかと思っていたのだが、日経紙夕刊のある記事を読んで気が変わった。 「税制改正に関わる政府・与党関係者の誰もが知る人物がいる。2017年11月に急逝した経団連の元常務理事、阿部泰久氏…

突き抜けた壁の向こう側にあるもの。

新春早々の大発会、日経平均は右肩上がりで上昇を続け、昨年どうしても破れなかった「終値23,000円台」の壁をいとも簡単に突破してしまった。 年初来高値を一気に120円以上更新し、1992年以来の高値に・・・。今年は、まだ仕事初めを迎えていない会社も多く…

沈黙の一年を振り返って

毎年、年の終わりには反省ばかりが心をよぎるから、ブログにも景気の悪いエントリーをあげてしんみりと年を越すことが多い。今年もその辺はさほど状況は変わらないのだけど、実のところ仕事の方では山あり谷あり、いろいろありすぎて、バタバタした感覚のま…

“アムラー”がいた時代

平日はいろいろなものに追われていて、ろくろくニュースを見る暇もなかったので、新聞の社会面のベタ記事を見て、「お!」と思ったくらいだったのだが、週末、テレビのワイドショー番組で繰り返し取り上げられていて、懐かしさとともに違和感すら感じたのが…

現実はそんなに美しくないぞ、と。

今月の連休くらいから流れ始めたNTTドコモの25周年CM。 その後、「スペシャルムービー」なんていうのも公開された*1。NTT系の移動通信会社として営業を始めたのが1992年、ということで、同じ年にメジャーデビューしたMr.Childrenとタイアップして製作されたC…

今年もまた、刻まれた「3・11」の節目。

飛ぶように過ぎていく日々の時間の中で、今年もまた、「大震災から6年」という節目の日が刻まれた。今振り返れば、2011年のあの頃だって、決して時間の流れはゆっくりではなかったと思うのだけれど、今の時間の流れはあの頃の比ではなく、特にここ数年は異常…

「25年」という歴史の重さと軽さ

「広島が直接対決で巨人を退け、25年ぶり7度目のセ・リーグ優勝を決めた。」(日本経済新聞2016年9月11日付朝刊・第33面) 様々な人々の思いを背負って戦い続けてきた広島東洋カープが、2016年9月10日、遂にリーグ優勝を決めた。 本拠地で決められなかったの…

ある書店の最後の日に思うこと。

紀伊國屋書店新宿南店が、今日、20年の歴史に幕を下ろした。新宿という大都会の真ん中にありながら、1階から6階まで広いスペースに書籍がぎっちり詰まった圧倒的な空間を誇り、規模としては池袋のジュンク堂と双璧をなす立派な書店だったのだが、時代の流れ…

まだまだ終わらないストーリー。

今年もめぐってきた「3・11」。カレンダーの曜日の並びも、ぶり返した寒気のせいで肌に刺さるひんやりとした空気もあの日と同じで、朝からいろんなことを思い出して心がざわざわしながら迎えた5回目の黙祷だった。自分のように、公私ともにほとんど環境が変…

あの頃。

最近、音楽を聴くということに縁遠くなっていて、CDも長らく手にしていなかったのだが、たまたまチャンネルを合わせた歌番組で、アーティスト自ら宣伝していたのを目にして、思わずAmazonで購入してしまったのが、↓である。MEMORIES 3-Kahara Back to 1995…

悲しき知らせが蘇らせた記憶。

ネットニュースで、 「中村勝広氏 急死」 という見出しが最初に目に入ってきた時、何とも言えない気持ちになったのは自分だけだろうか。 「プロ野球阪神タイガースのゼネラルマネージャー(GM)で阪神、オリックスの監督を務めた中村勝広(なかむら・かつ…

「100年」の節目に呼び起される記憶

例年なら、週末に何となくテレビのチャンネルを合わせてぼんやり眺めるくらいで、気が付くと優勝校が決まっている、という感じだったのだが、今年は清宮選手の大フィーバーが気になったこともあり、いつになく予選の頃から、「夏の高校野球」を注目して見て…

ブログ開設から10年、の節目に。〜「企業法務戦士」は何と戦ってきたのか? 

2005年8月4日、「最近流行りなるブログなるものを開設してみた。」という一言から始まったこのブログも、とうとう開設から10年の節目の時を迎えた。「10年」というとすごく長く感じるが、当時流行していた曲を聞いても“懐かしい”と思うほどの時代ギャップは…

就職活動開始時期を繰り下げたら、こうなった。

就職活動に関して、“ほらね、やっぱり、言わんこっちゃない”と言いたくなるような話題が、最近報じられることが多くなった。いつもはひっそりと就職活動面や、教育面に掲載されることが多いネタなのだが、この日は、一気に「2面」にまで出てきている。 「就…

“当たり前”のものを失う寂しさ。

年に数回立ち寄るくらいのカフェでも、再開発か何かのきっかけで姿を消してしまえば、何となく寂しさに襲われるものである。それが「出勤前にそこのコーヒーを飲んでからじゃないと仕事にならない」というくらいの思い入れのある店ともなればなおのこと。 さ…

そして、また、巡ってきたこの日。

あの大震災から、今日でとうとう4年、ということになってしまった。自分にとっては、ついこの前のことのように思える記憶で、仕事の上でも未だに切っても切り離せないような出来事なのに、「大学に入って間もない1年生が、社会人になってしまう」くらいの歳…

歴史は繰り返す〜「法学部不人気」の報道に接して

ここ数年、景気の良い話をあまり聞かない「法曹」業界。 特に、供給される「ヒト」をめぐる問題は、現場レベルでも相当深刻なようで、司法試験受験者や法科大学院進学者だけでなく、その主たる供給源であるはずの「法学部を目指す学生」自体が減ってしまって…

第二次ベビーブーマーの複雑な心境

かつての隆盛を知る者としては、何だか切なくなるような記事が週末から新聞紙面をにぎわせている。 「大手予備校『代々木ゼミナール』を運営する学校法人高宮学園(東京・渋谷)は全国27カ所の校舎を7カ所に減らす方針を固めた。20カ所では2015年度以降の生…

「グッド・ウィル・ハンティング」をもう一度。

最近、日本でも海の向こうでも、自分が一昔前に映画に熱狂していた時代の名優たちの訃報を、しばしば見かけるようになってきている(それだけ、自分も歳を取ったということなのだろう)のだが、今朝のニュースは、特にショックが大きかった。 「米映画『グッ…

終わらないストーリー、そして、始まっているストーリー。

いつしか時は流れ、2011年3月11日の、あの瞬間から3年が経った。この前の週末のテレビなどは、震災からしばらくは封印されていた感もあった“検証番組”がこれまで以上に目立ち、その中には、当時、生きるか死ぬかの瀬戸際で運命の悪戯に翻弄されていた人々の…