繰り返されるカレンダー

記憶に刻まれた日付と曜日の重なりにふと気づいたのは、先月の後半のこと。

そして、その記憶のとおり、今年の「新年度」のカレンダーも月曜日から始まった。

この巡りあわせはちょうど5年ぶり。

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改めて説明するまでもなく、個人事業主にとっての年度はあくまで1~12月。そしてこの5年の間に、春・秋から盛夏のさなかまで、様々な会社の春夏秋冬の定時総会に一通りかかわった身としては、学生を除けば「4月が年度始まり」という固定観念が今や過去の遺物になりつつあることも身に染みて分かっているつもり。

だが、それでも、「4月」の訪れに”変化”を感じてしまうのは、何十年も染みついた「4月始まり」の感覚が抜けきっていないからなのか、それとも名実ともに人生のターニングポイントが悉くこの季節に重なるから、なのか・・・。


あの頃、開き直った前向きさの裏にそこはかとない不安を抱えていた自分が駆け抜けた5年間は、自信を確信に変えてくれるには十分な歳月であり、加えて時代が誰しも想像もしていなかった出来事に直面する中、怖いくらい幸運に恵まれ続けた時間でもあった。

もちろん、いいことばかりが続くわけなんてない、って思いが心の底から顔を覗かせることはあるし、大切にしたいものの優先順位を少し入れ替えれば、今の状況だって決してベストではないだろうと思う。

ただ、この先、何がどう変わろうと、自分で切り拓き可能性を自らの手で掴み取った、という記憶と、毎年この季節に美しく咲き続ける桜が自分を支えてくれる。

そう信じて、ちょっと(だいぶ?)遅い今年の満開の訪れを楽しみに待っている。

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