復活と進化と。

徹夜明け寸前のハイテンションで書くのもなんだが、
28日夜に放映されていたフィギュアGPシリーズ、アメリカGPの話題。


男子フリーを見事に滑りきった織田信成選手が
GP2勝目を飾ったのを見た後に*1
女子のショートプログラム


これが何とも圧巻であった。
浅田真央選手が凄いのは去年から良く分かっているのだが、
それ以上に驚かされたのが、荒川静香の流暢なしゃべり
じゃなかった、安藤美姫選手の“復活”。


本ブログでも書いてきたように、
素人目で見ても明らかに“おかしい”滑りで
昨シーズン散々叩かれてきた彼女であるが、
この日の滑りは昨シーズンに比べたらまるで別人のよう。


地元米国勢(マイズナー、エミリー・ヒューズ)が揃って
トリプルコンビネーションを失敗する中で、
同じ3-3を完璧に決める。
去年ふらついてたスパイラルも安定しているし、
ダイナミックなスピンも健在。


そして、ほとんどノーミスで出したSPスコア66.74は、
去年の五輪のコーエンのスコアを上回る高レベル・・・。


吹っ切れたのね、といってしまえば簡単なのだが、
ここまで立て直すには並々ならぬ葛藤もあったのではないか、と
叩いてた自分もちょっとだけ反省。


去年もSP自体はそんなに悪くなかったから、
真価が問われるのはあくまで明日のフリー、
ということになるんだろうけど、
今日の滑りを見る限り、今年はやってくれそうな予感がする。


浅田真央選手は「ノクターン」の静寂の中、
これまた見事な演技。
SPスコア68.84点はまた何とも跳ねた数字だが*2
今日の出来を見る限り決して過大評価ではない。


お姉さん(舞)のジャンプの方は
相変わらずだっただけに、「背が伸びたら・・・大丈夫?」的な
心配の声もあったところだが、
今のところは杞憂に終わりそうな雰囲気である。


ちなみに、3位のキミ・マイズナー選手が、
技術点で4位のサラ・マイヤー選手を下回る*3という
厳しいスタートになっただけに*4
明日のフリーの関心は、日本勢対決ということになるのだろうが、
これで安藤選手が逆転するようなことになると、
世界選手権に向けて面白いことになるなぁ、というのが率直な感想。


何と言っても、キム・ユナ迎撃態勢を整えないことには、
地元のお祭りも盛り上がらないわけで、
一素人ファンとしては、日本勢同士で競り合って層厚くして頂戴(笑)
と願うのみ・・・。


なお、この日はテレ朝系の放送。
GPシリーズをゴールデンタイムに流す度量は買うが、
プログラムどおりに滑れているかどうかを
即座に判断できないような実況アナだけは何とかしてほしい。


刈屋アナレベルの実況センスを求めるつもりはないんだけど、
一応給料もらってるプロでしょうに・・・。


あと、もはや諦めているから良いのだが、
電機メーカーが“松岡修造スキップ機能”付きDVDレコーダーを
売り出したら、真っ先に買うだろうな、自分(笑)。

*1:堂々の成績を収めているのに、日本では相変わらず女子の前座扱いなのが気の毒ではあるが・・・。

*2:世界最高はロシアGPのスルツカヤだったか?浅田選手もNHK杯で今日のレベルで滑れば、届かないことはないような気がするが・・・。

*3:いかに地元とはいえ、コンビネーションのミスはやっぱり響く。

*4:首位の浅田選手には10点以上離された。

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