朝、一瞬目が覚めた瞬間、付けっ放しにしていたテレビから聞こえてくるアナウンサーの締めの言葉を聞いて、思わず凍りついた。
「ロシア快勝。オランダは準々決勝で敗退しました。」(正確ではないがニュアンスとしてはこんな感じ)
ここまでグループリーグ首位のチームが枕を並べて討ち死にする、という悪い流れだったのは確かだが、「ドイツ対ポルトガル」は、元々どっちが勝っても不思議ではないカードだったし*1、「トルコ対クロアチア」の試合は“勝負は時の運”というフレーズで一応は説明できた*2。
だが、今朝のロシア対オランダの一戦に関して言えば、予想だにしない衝撃。
確かに、前半オランダの攻撃がことごとく封じられているのを見て嫌な予感はしたのであるが(一応0-0で折り返したのを確認して、筆者は眠りに落ちた・・・orz)、グループリーグでドイツW杯のトップ2を蹴散らしたオレンジ軍団が、ここまでコテンパンにやられてしまうとは。
“死のグループ”の煽りでピーキングを間違えたのでは?とか、3戦目に主力を温存したことでかえってコンディション調整に失敗したのでは?とか*3、スポーツ系サイトでは興味深い分析が展開されているが、ただひとつ言えることは、この大会で完成されつつあった、“ファンバステンのオランダ”を見ることはもうできない、ということ。
この流れで行くと、明日の未明にはイタリアの勝ち上がりが決まって、結局、決勝戦は「ドイツ対イタリア」なんてつまらない(ファンの方には失敬)カードになるような悪寒もするのであるが、果たして無敵艦隊はスペクタクルな最後の砦を守れるのか・・・*4。
期待しないで朝を待とう。