「ありえねーよ、おい」
と一笑に付されそうな展開になりつつある、ハンカチ王子、こと斎藤佑樹投手。
全日本大学選手権で準決勝、決勝と連投して連勝、1年生で大会MVP。
自校に数十年ぶりの栄冠をもたらすオマケ付き。
正直、今の早稲田は、ピッチャーもいいし(須田、松下の2人は、他の大学なら堂々のエースになれる逸材)、打線もいい(安打製造機の上本、松本啓に、一発のある田中、小野塚、下位には恐怖の1年生・原)。
ゆえに、王子がいてもいなくても・・・
という思いは未だ拭い去れないのであるが、そんな中、堂々と主役を演じきるだけの実力が王子様にはあるのも間違いないところ。
とりあえず、今年1年間無敗で乗り切ったら、ひとつの伝説になる。
そのあと1年乗り切る度に、また一つ伝説が増える。
4年間勝ち続けたら、もはやそれは伝説ではなく・・・・
「神話の世界」
の話だ*1。
光り輝いていた偶像が、一瞬にして地に堕ちる、
こんな残酷な時代だからこそ、とりあえず次の秋までは、期待して見ていたいと思う。
*1:逆に言えば、そこまで行っていない今、「不敗神話」などというタイトルを付けるのは、「少なくとも3年半は早い」ということになろう。