出がらしの・・・

まぁ、劇場型政治の一傍観者を自認する自分が言うのもなんだが、
小沢一郎菅直人っていう、使い古されたキャラクターが、
民主党の命運をかけた代表を争うというのは、
何ともアナクロな話だと思う・・・。


しかも、出馬決めてから2日で代表選?
この期に及んで一本化模索?
しかも政治姿勢もキャリアも全く違う二人が、
「当選したら仲良くしましょう」?


10年遡って、自分が学生の頃、
小沢一郎といえば、保守派学生憧れの実力No.1政治家、
菅直人といえば、市民運動の星、若手のホープ*1
当時、小沢派と菅派に分かれて激しく論戦を繰り広げたことを思うと、
今さらされている姿は、何とも嘆かわしい限りである・・・*2


心情的には今でも自分は菅派だが、
たとえバタバタの代表選を経て菅氏が代表になったとしても、
次の選挙で民主党に投票しようなんて気にはとてもならないと思う。


なんか、いっそのこと渡部恒三さんを代表にしちゃったほうが、
良かったんじゃないかい?


(追記)
7日の民主党所属国会議員による投票の結果、小沢一郎氏が菅直人氏に勝利。
ついに長い眠りから醒めて表舞台に出てきた「剛腕政治家」・・・
と言いたいところだが、
かつての小沢氏の“神話”は“竹下派”の威光と表裏一体だった面は否めず、
当の自民党の内部で激変が生じた今、それが通用するかは分からない。
表舞台への登場が“神話の終焉”を意味することも十分ありえるような気がする。

*1:ちなみに菅氏は、弁理士出身でいまだに知財業界のいくつかの団体の会員として名前を連ねたりしているにもかかわらず、市民運動家としての側面ばかり強調されて、“知財族”として名を挙げられることがないのはなぜなのだろう?(笑)、

*2:もっとも、論戦の中身といえば、「どっちをサークルの学園祭の講演会企画に呼ぶか」という話だったのだが(笑)。

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