政治

「ルール」を作る、ということ。

この国で「新サービスによるイノベーション」と「規制」との緊張関係が話題になって久しいが、そんな中、この種の話題が好きな日経紙の法務面に、再び「新興ビジネス」と「ルール」に関する記事が掲載された。 「スタートアップや新しいビジネスに携わる団体…

「占い」は外しても、読み外したくない時代の潮流。

新年、ということで、例年同様、元旦の朝刊の紙面は「今年の予測」を論じる記事であふれていた。 30年前は、ほとんどの人が確信していても口には出せなかった「改元」だが、今回は堂々と口に出せる、ということで「『平成』から新時代へ」というトーンの記事…

驕る経産省久しからず。

ここしばらく新聞紙上を騒がせていた「産業革新投資機構」をめぐる経産省と機構経営陣の対立は、田中正明社長以下、民間出身取締役9名が全員辞任し、新規投資凍結、ファンド活動の事実上の休止、という形で幕を閉じた。役員の「高額報酬」の話から、機構自体…

結果だけ見れば「順当」だが・・・。

「自民党は20日投開票の総裁選で、安倍晋三首相(64)を総裁に選出した。首相は党員・党友による地方票と国会議員票の合計553票をとって石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選を果たした。石破氏は計254票だった。」(日本経済新聞Web/2018/9/20 21:00) 結…

今こそ止める時。止めなければいけない時。

最近、自民党の総裁選をめぐるさや当てが面白くて仕方ない。石破茂・元幹事長陣営が掲げた「正直、公正」というキャッチフレーズ。 権力の頂点に立とうとする人のメッセージとしては、何ら不思議ではない、むしろ、当たり前過ぎるくらいのこの一言に、なぜか…

「携帯電話料金4割下げ余地」発言に思うこと。

現政権で長く今の地位にいる某官房長官が、講演で携帯電話利用料について「今よりも4割程度下げる余地がある」と発言した、というニュースが22日に報道されて、またか・・・という思いに駆られた人も多かったことだろう。元々、この業界、「2年/4年縛り」…

「場外戦」もまた楽し。

開幕まで1週間を切り、連日、選手団の現地入りが報じられるなど、ようやく“雰囲気”が出てきた平昌五輪。 その一方で、急転直下で参加することになった北朝鮮選手団とその関係者のニュースや、「平壌五輪」化しつつある状況への抗議行動のニュースも連日、政…

突如湧いて出た「南北統一」のざわめき。

年が明けてからトントン拍子(?)で決まった感のある平昌五輪への北朝鮮選手団派遣。 「国際オリンピック委員会(IOC)は20日、2月9日に開幕する平昌冬季五輪への北朝鮮の参加をめぐり、韓国とのアイスホッケー女子の南北合同チームの結成や、開会式での「…

「維新」も「革命」も、狙って起こすものじゃない。

新年も明けました!ということで、新聞紙面にも毎年恒例の“お屠蘇記事”があふれている。元旦の紙面に載っている、ということは、当然書いた記者は旧年中に稿を上げているのだろうから、別にほろ酔い加減で気前の良いことを買いている、ということではないの…

そしてまた、盛り上がらなかった国民審査。

公示日直前くらいまでは、「久々に盛り上がるかな」という期待を一瞬抱かせてくれていた衆院選も、結果的には元最大野党だった議員さんたちが大量に「ただの人」になる、という結果を招いただけだった。今回の敗因として、「排除します」発言がやたらクロー…

「風」に振り回された時代の終わり。

公示までの1週間くらいは、「風」が吹き荒れる予感がしていた今回の衆院選だが、今朝の朝刊では「与党、300議席に迫る勢い」と、あらら・・・な感じの見出しが躍っている。大義なき解散に、大義なき新党。特に後者は、「踏み絵」で旗印を明確にしようとした…

今こそ真の「保守」を!(笑)

この3連休は、最近では珍しく、どこに行くでもなく会社に足を運ぶことすらなく、ほぼひきこもり状態で時を過ごした。 家にいる、と言っても、仕事と関係ないことのために使える時間は限られているから、結局は、“やりたいことできないフラストレーション”*1…

「政治献金再開」の掛け声を前に思うこと。

先月、経団連が「政治献金への関与を5年ぶりに再開する方針」を打ち出した、というニュースに接し、何となくもどかしい思いでいたのだが、日経新聞の企業面の「経営の視点」というコーナーに、安西巧編集委員が「企業献金、論争の半世紀/経団連再開、賛同少…

“圧勝”の先にあるもの。

前回の国政選挙からわずか半年余りで行われた参院選。結果は、大方の予想通り、自民党が過去最多の改選65議席を確保して6年ぶりに参議院第1党に復帰する、というものとなった。これまで、選挙のたびにこの国の政治の複雑さを演出してきた気まぐれな民意も、…

これが「三度目の正直」になることを心から願って・・・。

週末を半分以上費やしてアップした15日付けのエントリーを、多くの方にご覧いただけたのは素直に嬉しかったのだが、全て終わった後に訪れた20時以降の“祭り”にはげんなり・・・というのが、この週末の感想である。結局、事前の想定通り、というかそれ以上に…

突然の“解散”の余波。

今週、世の中を揺るがせた野田首相の「解散宣言」。 結局、予定通り、16日にめでたく“解散!”と相成ったわけだが、この急な展開が、違憲訴訟の世界にも予期せぬ事態をもたらしつつある。 「12月16日投開票の衆院選の定数配分を巡り、「1票の格差」の是正を求…

風は吹いている。

ここ1,2週間の雰囲気からすると、年内もあるかなぁ・・・とおぼろげながら思わせていた総選挙が、とうとう現実のものとなった11月14日。いつでも政権を批判するのが好きなメディア(苦笑)は、あまり素直にほめないが、解散先延ばしムードが漂う中で、意表…

因果なお仕事。

やっぱり・・・というフレーズしか出てこないようなニュースが夕刊を飾った。 「資金管理団体『陸山会』の土地取引を巡り政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で強制起訴された元民主党代表で『国民の生活が第一』代表の小沢一郎被告(70)の控訴審判決が12日、…

「元官僚」という肩書のうま味と重み。

「現役キャリア官僚」時代から実名ブログを開始して話題を振りまき、退職後も「元官僚」として地味ながらネット上で活躍している宇佐美典也氏、という人物がいるらしい。自分がこの方の存在を知ったのは、“BLOGOS編集部”による↓の記事を読んだゆえ。 http://…

“指揮権発動”発言の不可解さ

東京地裁で小沢一郎元代表に対する「無罪」判決が出て以来、連日のように“戦犯”探しのような報道が展開されている今日この頃。 「虚偽内容を記載した捜査報告書」を作成した、というのが事実だとすれば、重たい話であるのは間違いないが、検察側としては起訴…

指定弁護士が選んだ茨の道。

ある意味、予想されたどおりの「無罪」判決が出てしまい、指定弁護士側の対応が注目されていた「陸山会」政治資金規正法違反事件だが、9日になって「控訴」の方針を固めたようである。 「資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、民主党元代表、小沢一郎被…

「小沢元代表無罪」のその先にあるもの

ようやく、というべきか、とうとう、というべきか、3秘書の有罪判決からは半年、衝撃の起訴議決から1年半もの歳月を経て、小沢一郎元民主党代表の政治資金規正法違反被告事件に対する無罪判決が言い渡された。 「資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政…

時代はめぐる。

未だに謎が多い朝鮮半島の北の方の国の「総書記」(というか最高指導者)が、17日死去していたことが、今日のニュースで一斉に報じられた。心臓の発作で・・・という話を聞いたときに、 「自ら陣頭に立って産業の中心に据えようとまでしていた自国映画の著作…

意外な数字。

状況が二転三転した末に、結局は最初に手を挙げた人に落ち着いた、という感のあった、民主党新代表、新首相選出劇。コメントする機会を逸してしまったなぁ・・・と思っていたら、週末になって興味深い記事が出ていたので、ここでエントリーを立てておくこと…

壮大な学級会

自分から「辞める」と言うことは絶対にないと思っていた菅直人首相が、とうとう吹っ切れてしまったことで、民主党の代表選が、とうとう現実に訪れることになった。報道では、連日のように「有力候補」と目される人々の動向を伝えているのだが、それ以上に良…

「知恵を出さないヤツは助けない」は問題発言か?

週末の間に、東北で派手にパフォーマンスをして物議をかもしたと思ったら、あっという間に辞任表明に追い込まれてしまった松本龍復興担当相。当選7回、結構なベテランの割に、これまで全国的にスポットライトの当たる世界で活躍した、という話はあまり聞かな…

総理の執念。

ここのところもう何か月も“死に体”と言われて久しい菅直人首相が、ここに来て震災・原発対応シフトで内閣を小幅改造。のみならず、敵方の議員を政府スタッフに取り込む、という荒業までやってのけ、70日どころか、本当の意味で復興にめどがつくまでやり遂げ…

「この国を壊すな」っていうけれど。

菅首相の辞める辞めない問題を引きずっている間に鬱積したストレスを、ぶちまけるかのようなコラムが6日付の日経紙に掲載されていた*1。このコラムを書かれたのは芹川洋一論説委員長。 「この国をどうする気ですか」というタイトルも、「民主党政権『失敗の…

不毛なバッシング

S&Pの日本国債格下げのニュースに続けて、昨夜繰り返し流されていたのが、菅直人首相の 「そういうことに疎いので・・・」 発言。一夜明けて国会でも取り上げられるような事態になってしまったらしいが・・・

与謝野大臣の覚悟やいかに?

首相の思い入れほどには大きな効果をもたらしそうもない内閣改造だが、「たちあがれ日本を離党した与謝野馨氏の入閣」という点に関して言えば、それが、ある種のサプライズ的トピックとして政界に衝撃を走らせることになったのは間違いなさそうだ。与謝野氏…