下級条件戦などでは、4コーナーで逸走したカラ馬が最後の直線で追い込んで、場内を失笑の渦に巻き込む、なんてシーンをたまに見かけたりするのだが、これがG1で、しかも勝った馬を差し切ってしまった、なんてことになると、ちょっと大変だ。
ポルトフィーノ・・・(笑)。
50キロ近いハンディキャップをもらっているとはいえ、あのラストの“豪脚”を見て、鞍上に騎手が乗っかってさえいれば・・・と歯軋りした人は決して少なくなかったんじゃないかと思う。
ちなみに、昔、「武(豊)も馬から落ちる」と言えば、「サルも木から落ちる」と同義だったはずなのだが、ここ最近の武豊騎手に対する辛らつな評価と合わせて今日のレースを見ると、もうそんなフレーズも使えないのかな・・・と思ったり*1。
やっぱりウォッカの天皇賞(秋)で、武豊騎手の今年の運は尽きてしまったのだろうか。
残酷な世代交代の足音がひたひたと迫る中、ジャパンCの行方が気になるところである。
*1:あれだけ豪快に躓かれてしまうと、どんな名手でも立て直すのは難しかったとは思うが。